旅 日 記
倶利伽羅峠 2002年4月18日(木)
山代温泉浴殿のサラッとしたお湯で夜のドライブの汗を流す。時間は7時を少し過ぎたところ。晴れているが雲も多い。朝食はファミリーレストランでの朝定食と山代温泉浴殿で買ってきた温泉卵。これなかなかいけるじゃん。
ガイドブックに載っていた倶利伽羅県定公園の6000本と言う八重桜の記事が気にかかり、昨日問い合わせたところ早くも6〜7分咲きとの返事に急きょ出かけることにしたのである。
石川県と富山県の県境にある倶利伽羅トンネルを抜け、山道へと左折するとほどなく眺望が開け、さわやかな風とともに山々が目に飛び込んできた。
やがて八重桜のトンネルが現れる。ローズピンクの花の色が薄くもなく濃くもなく、なんとも心地良い色で、優雅な雰囲気である。
倶利伽羅不動尊の境内では優しい緑色をしたみずみずしいもみじの葉が陽の光を浴び、まぶしく輝いていた。
倶利伽羅古戦場跡公園の周りでは驚くほどの桜の木が取り囲み、それらの木全てが満開で誇らしげに咲き競っている。さすがは八重桜、ボリュウム満点である。その上一本一本の木が今にも爆発しそうな花びらで、それらの木が並んでいる様には圧倒される。大半を占めるローズピンクの花に混じり、白い花が咲いていた。なんとも言えず妙に可愛い。
12時過ぎの厚生食堂は超満員。先日テレビで金沢港にあるこの店の海鮮丼を紹介していた。我々もそれを見た一人だが、これほどとは・・・。常連さんには迷惑なことであろう。何とか席を見つけ注文。
私が頼んだ刺身定食は15分ほど待って出てきた。これはうまい。新鮮さと言い脂ののり具合と言い申し分なく、さらにトロまで付いて1200。これは安い。
しかしカミさんが頼んだ1000円の海鮮丼が出てこない。まだまだどんどんお客が入って来る。ついには断ってしまう始末。隣の、やはりテレビを見て大阪から来たと言う夫婦とおしゃべりをしながら待つこと45分。
あとから注文した人と同時に出てきた海鮮丼は量も程よく味もよく、カミさん大満足。これだけ待たされても誰も文句を言う人はいない。これはテレビの影響か? それとも味と値段の実力か? 何度か足を運ぶうちに答えは出ることだろう。
手取川沿いの国道を快走。昨年の今頃峠付近に1m以上あった雪が今年はほとんど見られない。青い水が満タンの手取湖がキラキラと輝いていた。
白峰村を少し探索しようと橋を渡ったところ、大嵐山水芭蕉園の看板を発見。咲いているかと役場へ電話。ところが土砂崩れのため車が通れず、今年は無理らしい。ならばと白峰温泉総湯で一汗流すことにした。温泉はお肌スベスベ、またよく温まり、の〜んびり・・・。
夕食は武生市内でおろしソバ。何年前だったか、敦賀で食べたおろしソバがおいしかったもので・・・。だが・・・? もっとも私はうどん党でソバはあまり好まない。
さて、国道を走っても10時までには帰り着けるかな?
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