旅 日 記


岐阜の桜巡り 2006年4月19日(水)


 この旅日記を書き始める前のことだからもう7〜8年にもなるだろうか? 岐阜の桜を巡ったことがある。霞間ヶ渓の桜、揖斐の二度桜、谷汲山華厳寺、横蔵寺、根尾の薄墨桜、寺尾ヶ原の千本桜・・・。

 華厳寺は満開、薄墨桜は満開近し、寺尾ヶ原は咲き始めたばかりであった。その中でもう一度訪れてみたいのは、やはり薄墨桜と寺尾ヶ原、華厳寺だろう。

 ばあさんが休日の19日は当初の予報がずれ、何とか天気は持ちそうな気配。ならば出かけるか? と話がまとまったのが前日の夕食時。急な話はいつものこと、今年最後の花見かな?


 朝の8時、東海北陸道、美濃インターチェンジ、寺尾ヶ原の千本桜には8時30分に到着した。

 およそ2Kmにわたり桜並木が続いている。満開になれば素晴らしかろうと・・・前回思っていた通りであった。見事な桜のトンネルじゃん。まだ訪れる人も少なく通行量も多くない。ほとんどが山桜なのだろうか? 花が小さく色も白く感じる。だが清楚で爽やかな趣がより素敵ではないか。また小川沿いに続く桜並木ではレンギョウが花を添えていた。

 10時前、根尾到着。こちらはさすがに人も車も多い。しかし平日の早朝、駐車場にはまだ余裕があった。それもそのはず前回より道路も格段に整備され、駐車場も数段広くなっている。当時国道157号線は道幅が狭く、観光バスも多いこの時期は難所であった。

 根尾の薄墨桜も満開。日本三大桜の一つだそうな。後の二つは? 山梨の山高神代桜と福島の三春瀧桜。そう言えば今年山高神代桜を見に行こうと計画していたのだが、天気やら休日の関係で行きそこなっていたっけ。

 「来年は絶対行くで〜・・・。」

 とばあさん。

 このどっしりとした存在感。他の木を寄せ付けない風格と威圧感はさすがである。奥にある公園のソメイヨシノと比べるとなんだか色が違う? これが薄墨桜と言われる所以? いや気のせいかな? もう少しするとだんだん色が褪せ、趣も変わってくるのだろうか。

 帰り道、華厳寺へも寄ってみたが、参道は花吹雪が舞い、うら寂し気である。散り残った桜に哀れを感じるのは世の常だろうか。

 ここが満開なら寺尾は咲き始め。と言うことは寺尾が満開だったからこちらの花吹雪は当然のこと。しかし、その花吹雪もなかなか風情があって良いものではあるが、あまりにも遅すぎる? 参道を覆う桜並木から風に舞う花びらが参道を埋め尽くす桜の絨毯・・・なら良かったけど・・・少し中途半端? これでは境内まで行っても仕方がないかな?


 この先に花桃が咲く美しい公園があったはずだが・・・。

 ありました。竹中さんと言う花咲か爺さんがお作りになったそうで、竹中公園と言うそうな。より華やかに咲く花桃と、その花にふりそそぐ桜の花吹雪。これもまた素敵なもので・・・。

 「ほらほら、今、今・・・あの花吹雪。写真、写真!」

 でもね〜。私の腕では・・・そんな雰囲気をカメラで捉えることなどできません。そんなご無体なことを・・・女王様・・・。トホホ・・・。


 今日の予定はここまで。帰り道は今年始めての愛東マーガレットステーションへ。

 そうそう、ついでだからもう一度、信楽の畑の枝垂桜へも寄ってみるか? 数年前に見たときは咲き始めだったし・・・。

 信楽の山深い畑と言うところにある枝垂桜。昔、このあたりは深堂と言ったそうな。だから深堂の郷 都しだれ。今は通称、畑の枝垂桜と言う。ほぼ満開で優雅な趣の桜である。

 6時前に帰宅。走行距離 453Km。


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