旅 日 記


みちのく桜前線追っかけ旅


白石川一目千本桜 2009年4月14日(火)


 さて白石川一目千本桜だが、昨日の混雑振りに不安を覚え、7時30分に飛び出した。到着したのが8時過ぎ。だが、広い河川敷の駐車場に車などなく、なんと一番乗りじゃん。屋台の関係者など数人が忙しく立ち回っているだけで、これはあまりにも早すぎた?

 曇り空から時折覗く薄日が桜を優しく照らし、その桜並木が川面に映り、これはたまらない。しかし何分歩けないばあさんのこと。ここはじっと待つしかなさそうだ。

 延々と続いている桜並木だが、満開から数日が経ち、ピークは少し過ぎている? だがその分、ボリュームたっぷりで見ごたえ十分である。

 9時を過ぎ、係員も配置につき、車の量も徐々に増えだした。そこで駐車料金を払いにゆくと、

 「9時からの徴収になりますので、それまでに入られた方は無料になります。」

 やがてお花見屋形船チケットの販売が開始され、10時発の一番船のものを購入。なんとすぐに満席となったようだ。その上乗船するころには次の10時40分発も満席となっていた。

 白石川の堤防沿いにどこまでも続く桜並木を眺めながらの、のんびりとした舟下りである。昨日見た船岡城祉公園の観音様を拝めるところで折り返す往復のコースで所要時間は30分。

 船が苦手なばあさんだが、この花見舟は十分に楽しんでくれたようだ。この桜だもの・・・。だが曇が多く、桜の花の彼方に浮かぶ蔵王連峰の姿が見えない。少し残念。

 船から下りると人混みはなお激しくなり、駐車場に入れない車の渋滞も始まっている。桜のトンネルになっている堤防を走る人力車に乗る予定だったが、土手の上まで少し階段を上がらなくてはならない。

 「これで十分やん。もうええで〜。」

 とばあさん。

 間も無くお弁当の販売も開始され、花ちらし弁当と春いろどり弁当を購入。どちらも1000円でこの二つは人気らしく、すぐに売り切れたようだ。花びらがちらちら舞う桜の下でおいしいお花見弁当をいただく。これもまた結構なもので、これ以上の贅沢は無いだろう。

 ゆっくりとお花見を楽しみ、12時過ぎに駐車場をあとにしたが、渋滞はなお激しくなっている。この一目千本桜もすごいが、この花見客も半端ではない。川沿いに8Kmの桜並木と言うから、それも当然のことか?


 夕食と明日の朝食のお買い物をして宿に戻り、お片づけ。明朝チェックアウトして、水沢温泉へ移動することにした。


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