旅 日 記

思いもかけないプレゼント

2013年10月

 今年の紅葉・・・どこか行けたらいいな〜、それくらいの気持ちでいた。何分この歳である。もうそんなに遠出も出来ないだろうか。最近の長距離運転では疲労を感じていたのも事実。近場でもまだ行っていないところもあるだろうし・・・。それともう強いて行きたいところも無くなった?

 ばあさんも同じように考えていたようだ。もっとも彼女は別の理由かな? それはお金の問題。まあ、これだけあちこち行っていれば資金も底をついてくる? この先の暮らしも大切なこと。それももっともなことである。ならばもういいかな?

 ところが9月中ごろ、三男が

 「旅行に行くときのたしにして。」

とお小遣いをくれた。それも10万円。ありがたいことであり、なんと幸せなことか。さてどうする? 孫のために使うか? 二人して大いに悩んだ。だが彼の気持ちは? それが一番大切なこと。ここはありがたくご好意に甘えさせていただくのが礼儀かな? しんどい・・・なんて言っていたら罰が当る? ならば出かけるしか無いじゃん・・・と決断した時にはすでに10月も半ばになっていた。

 そうと決まれば旅行が好きで紅葉大好きなばあさんのこと。

 「信州くらいやったら大丈夫やろ?」

 「まあ、そやな〜。」

 「ほなもう一回小布施へ行きたいねん。その近くでどっか無いか? 1泊やったらしんどいし、2泊くらいがちょうどええんとちゃう?」

 いやはや、なんとも現金なものである。それからいろいろ検索が始まった。

上高地
秋山郷
小布施

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