旅 日 記
弘前ロングステイ
暗門の滝 2007年10月19日(金)
このマンションの契約は25日まで。 いよいよあと一週間となってしまった。 主なところもほぼ訪れたし、さあ、ラストスパートだ。 思い残すことのないようにしなくっちゃ〜。
天気は今日まで何とか持ちそうかな? 明日の土曜日は雨らしい。 ならば今日も出かけよう・・・と9時を過ぎてから出発。 行き先は暗門の滝。 白神山地の弘前側の入り口にあたる。
弘前から約30Km。 10時前に到着。 曇り空だが、雨の心配はなさそうだ。 大きな駐車場には観光バスがずらりと並び、たくさんの人でにぎわっている。 道中狭い山道もあったのに、こんな大型バスが通るの? これでは帰りが思いやられる。
早速ハイキングに出発した。 少し歩いたところの渓流の入り口で入山協力金の募金箱が設置してあった。
「いくらでもいいですか?」 「はい、ありがとうございます。」
と言うので一人100円、計200円を入れようとすると、
「300円で記念カードがありますが。」
おいおい、もう一度小銭を出すのかよ〜・・・とゴソゴソしていると・・・ばあさん、
「結構です。」
だって。 このケチ!
紅葉も始まったところかな? いや、こんなものかも知れないが・・・結構見ごたえもあるけれど・・・とキョロキョロ辺りを見回しながら渓流に沿ってさかのぼって行くこと、およそ40分。
なに? こんなにしょぼい滝? これが第3の滝か?
いや、そうではなかったようだ。 ここまではほぼ平坦な道だったが、ここからはその小さな滝の上へ、いよいよ登りに差しかかる。
ほどなく第3の滝が現れた。 落差26mだそうな。 その割には迫力がある。 え〜? 滝口の横を人が歩いてるじゃん。 あんなところへ登るの?
滝をよじ登るように階段状の道がついている。 わずかな距離だが結構きつい。 またその先も道幅が狭く、行き交うのが大変である。 特に我々は歩くのが遅いから待つほうが多いし・・・。
周りには美しく色付いた木々も多くなり、ゆっくり歩くこと20分。 現れた第2の滝は落差37m。 第3の滝に比べると落ちる角度が垂直に見えるが、滝壺までは比較的距離があり、優雅に流れ落ちている感じすらする。
美しく紅葉した滝口の近くに見えている人はどこへ向かっているの? 道はあるの? どこにも見えないが・・・。
それもそのはず、滝に沿う急斜面を登ったその先はトンネルだったのである。 なに? 頭上注意? それにしても少し低すぎない?
トンネルを抜けるとまた崖を削ったような山道が続き、気が抜けない山歩きを強いられる。
ようやく仮設のように設置された橋の先に第1の滝が見えてきた。 トンネルから20分以上かかったかな?
第1の滝は落差42m。 末広がりのように滝の幅がだんだん広くなって滝壺に落ちている。 滝壺までが近く、水しぶきが降りかかる。 マイナスイオン? そんなことより少し寒い。
ハイキングコースはここが終着点。 1時間のコースとあるが、我々は1時間30分ほどかかっていた。 しばらく眺めて折り返す。
第2の滝まで下り、大きな岩に腰をかけ、流れる滝を眺めながらおにぎりをほうばる。 これに勝る贅沢はないだろう。
さて、帰るとしますか。 足元に気をつけながらのんびりと下ってゆくと、ブナ林散策道の標識が現れた。 これは最初に急な階段があったところへ出るのだろう。 どんなところか、行ってみるか?
ところがブナ林と言っても何の変哲もない、普通のブナ林である。 その上とても急な登りと当然下りもありの、ただけわしい山道を歩いただけになってしまった。 紅葉が美しいのならまだしも、緑も新緑のように美しくはなく、なんだか中途半端。
そんなの当たり前? よく考えればわかること? それもそうだ。 これは大失敗。 渓流に沿って歩いているほうが余程楽だし、また眺めも良かったようだ。
結局、駐車場到着が1時半になってしまった。 あとはお決まりのソフトクリームのばあさんと、私はコーヒーでの一休み。
旅のアルバム 暗門の滝
ここからダートの道だが西海岸へ通り抜けられ、白神ラインと言う道があるそうな。 途中、津軽峠まで行けば見晴らしもよく、またマザーツリーと言う大きなブナの木があると言う。 そこまで20分ほどらしい。 ならば行ってみよう。
ところが少し走っただけで深い砂利道に恐れをなし、すぐにUターン。 無理をすれば走れなくもない? だがここはやはり4WDのほうが無難かな?
帰り道、案の定大型観光バスの後ろをのろのろとついて走らされる。 やっぱり・・・。
買い物をして4時前、帰着。
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