旅 日 記


みちのく桜前線追っかけ旅


水芭蕉 どうだんの森 2009年4月12日(日)


 白石川の一目千本桜と船岡城跡の桜は満開だが、今日は日曜日。 昨日強行軍であったので休息も兼ねて朝寝をすることにした。 ここしばらく好天続きで明日も晴れそうだし、何も慌てることはない。

 昼食に白石う〜めんでも食べに出かけますか。 その前に水芭蕉でも見に行く? と出かけたのが10時半。

 水芭蕉群生地どうだんの森との道案内の看板だけを頼りに、まだまだ冬枯れののんびりとした高原地帯を走ること20分。 だが駐車場から少し歩く必要があるようだ。 聞くと300m位らしい。

 仕方がない、あきらめよう・・・。 ところがばあさん、

 「水芭蕉、見たいねん。 ゆっくり歩くさかい、大丈夫や。」

 と言うことを聞かない。

 少し歩き出すとゆるい下り坂が現れた。 と言うことは帰りは上り坂じゃん。

 「大丈夫か? 無理したらあかんで〜。」

 杖を頼りにゆっくりゆっくり、一歩一歩。 こんな山奥なのに思いのほか人は多いが、混雑と言うほどではない。 道端に咲くカタクリの花に一息入れてまた歩き出す。

 ようやく木道が現れ、あちらこちらに水芭蕉の群生。 咲き具合といい、大きさと言い、ちょうど良い按配の水芭蕉でとても可愛い。 ちょうど今が見ごろなのだろう。

 駐車場の案内板には一周1時間ほどと書いてあったから、木道は結構長いのだろう。 歩くのはあきらめて少し広い所で持参の椅子に腰をかけ、静かに眺めるばあさんの目はとても穏やであった。

 白石の駅前に戻ったのが1時ころ。 ところがお目当ての ”う〜めんなかじま” では長〜い行列。

 「どっか他の店にしょうや。」

 ところが行列に並ぶことが苦にならない、いやかえってそれを好むばあさんのこと、

 「行列ができるんはおいしい証拠やろ。」

 結局1時間ほど待たされた。 もう2時じゃん。 そこまでしていただいた白石う〜めんのお味は・・・? そうめんでもなし、ひやむぎでもなし・・・。 その中間? まずまずのおいしさだったが、並んで食べるほどでもない? う〜ん、ビミョウ・・・。 食事代二人で2100円。


 ばあさん、ここまでの道中で目ざとく萩の月のお店を見つけていた。 さすが甘いものに対する嗅覚は鋭い? その ”菓匠三全白石本町店” で今晩のおやつのお買い物。 今回のみちのくの旅、最初の甘味食料をゲットして満足気なご様子。

 白石城へも寄り道して少しばかりの桜見物。

 その後、スーパーで明日の朝食のお買い物。 さて、今日の夕食は牛タンにしましょうか。 混み合う国道4号線を名取市まで。 仙台の牛タン専門店、”利休名取店” で食べた1550円の牛タン定食のお味は・・・? 硬いお肉に四苦八苦。 その上だんだんひつこく感じるし・・・。 ばあさん、

 「もうええわ。」


 寝床に着いた10時前の天気予報では明日の月曜日は晴れ、明後日は曇り、そして水曜日には・・・なに? 雨? ちょうどそのころ三春滝桜へ行く予定である。 今回、最大の目的でもあるし、できれば好天の下で見てみたい。 ならば現在の咲き具合は?

 ところがこの時間だし電話で聞くこともできない。 持参のパソコンと携帯電話をケーブルで繋ごうとしたがなぜか繋がらない。 そこで仕方なく長男へ電話。

 「三春滝桜の様子を教えて。」

 すぐ近くにいるのに、わざわざ遠くの兵庫県明石市経由で情報をゲット。 これも時代かな?

 「今日現在5分咲きやけど、掲載されてる写真を見たら見頃のようやで〜。」

 との答えに急きょ予定変更。 明日は6時に出発だ〜。


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