旅 日 記
みちのく桜前線追っかけ旅
三春滝桜と船岡城跡の桜 2009年4月13日(月)
曇り空の隙間から降り注ぐお日様の弱い光に照らされて、三春滝桜は堂々とした姿で迎えてくれた。 淡いピンクの花はほぼ満開に見えるが、これでも5分咲きだそうだ。
聞けばこれくらいがちょうど美しいらしい。 満開になると花が白っぽくなるそうで、いわば元気一杯の滝桜と言うところだろうか。 早朝にもかかわらずかなりの人が訪れ、たくさんの大きなカメラがその雄姿を狙っていた。
今朝は5時30分に飛び出した。 白石インターチェンジから船引三春インターチェンジまで高速道路を利用。 さすが桃の産地である。 あたり一面に広がっている満開の花を眺めながら高速道路を快適にドライブ。 まるで少し濃い目のピンクの絨毯のようじゃん。 またそこかしこに桜の花が咲き、山の斜面の梅林には白い梅の花も満開。 みちのくとは梅、桃、そして桜と、正に三つの春が一度に到来するところらしい。
7時前に到着した身障者用の駐車場は料金が無料だそうな。 何もそこまでしてくれなくても・・・と申し出たが、結構ですから・・・とやんわり断られた。 これは申し訳ないことだが、甘んじてその好意を受けることにした。
その三春滝桜の大木を取り囲むように満開の菜の花が見えている。 桜の花と菜の花、これも素敵ではないか。 椅子に腰掛け、じっと眺めているばあさんを待たせて桜の周りを一周する。 少し高台に登らねばならず、階段のことでもあり、仕方がない。
続いて少し山道を南へ下り、中田町の紅枝垂れ地蔵桜へまわってみたが、まだ5〜6分咲きだろうか。
忠七桜の標識を見てまたも寄り道。 民家の裏山にひっそりと咲いていた。
不動桜はお不動様を覆って守っているように見える。 ここでも菜の花と共に満開にはもう少しと言うところかな?
三春の町中の桜にも少しだけ寄り道し、再び高速道路に乗り白石インターチェンジから白石川を目指すが、近づくに従い渋滞が激しくなり、ついに動かなくなった。 これでは仕方がない。 ならば船岡城址公園へ行ってみるか・・・とUターン。 それで駄目なら明日出直せばいいじゃん。 こちらも渋滞はしているが、ノロノロと動いている。 これなら何とかなるかな?
頂上に観音像が見えているのがそうかな? 一山ぜ〜んぶ桜で埋め尽くされているように見えている。 広い河川敷の公園でもボリューム満点の桜・・・これは半端な桜ではなさそうだ。
結局30〜40分でなんとか駐車場に到着。 時間はちょうど12時。 なに? 花見弁当は売ってないの? 仕方なく焼きそばとお団子を買ってスロープカーの長い行列に並ぶこと30分。
船岡城址公園へは見事な桜のトンネルをくぐっておもちゃのようなスロープカーでの〜んびり・・・。 頂上に到着後少しだけ歩いて登らねばならず、ゆっくりゆっくりと歩を運ぶ。
はるか下界には白石川の堤防に連なる桜並木が見えている。 これはすごい。 ちょうど列車が通過していった。 そんな桜を眺めながら買って来た焼きそばとお団子の昼食。 かなり質素な食事だが、気分は豪華なランチである。
山頂に下から見えていた大きな観音様・・・そこで一応登ってはみたが、小さな窓からの視界はほとんどなく、これはただ疲れただけの無駄骨だったようだ。
それにしても大変な人出である。 それだけの価値は大いにあり、それももっともなこと。 ちなみに下の方の駐車場は無料のようだが、少し歩いて登る必要がある。 観光バスも多く、この時期渋滞覚悟は仕方がないところかな?
今日は洗濯物持参である。 昨夜の帰り道、コインランドリーを見つけておいた。 宿にも古い洗濯機がおいてあるが乾燥機はなく干し場もない。 部屋干しでは乾くかどうか? そこでコインランドリー初体験。 ばあさん、しわもよらない仕上がりに満足げなご様子。 時間は1時間ほど、料金が800円。 ふ〜ん、結構高いんだ〜。
さて、今日の夕食は松島まで行っておいしいお魚にしよう。 岩沼インターチェンジから松島海岸インターチェンジまで高速道路を利用。
まずは西行戻しの松公園へ。 時間は5時になろうとしている。 桜の花の彼方に散らばる松島の島々が柔らかな夕日に照らされていた。
夕食は ”こちら丸特漁業部” でお刺身の盛り合わせとあら汁、そしてお寿司の豪華版。 ばあさん、新鮮でおいしい魚に大満足だそうな。 ならばここまで遠出した甲斐があったかな? 食事代二人で5453円。
帰りも高速道路を利用。 と言うことは結構高い夕食だった? でも少しだけ松島の雰囲気にも触れることができたじゃん。 それと魚はやはり海のそばで食べなくっちゃ〜。 まあ、滅多にないことですから・・・。
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