旅 日 記
阿蘇ロングステイ
菊池高原 菊池渓谷 2011年5月2日(月)
連休の谷間である。 天気もまずまず。 ならばどこかへ出かるか?
大津町に来て始めて知ったところがある。 テレビコマーシャルで芝桜の映像が流れていた。 くじゅう花公園の芝桜がだめだったから、余計気にかかったのかな?
それはフラワーヒル菊池高原。 どんなところかわからないが、行ってみるか? しかし谷間とは言えゴールデンウィーク真っ只中。 だが朝一番なら大丈夫かな?
9時の開門に間に合うように到着。 ところが入場券売り場で聞いたところ、借りて園内を回る予定だったカートが事故多発のため今は貸し出しを中止しているそうな。 何分歩けないばあさんのこと。 それが魅力で来たのだけれど・・・。
無料の車椅子があるが坂道が多いそうな。 なに? 有料だが電動車椅子がある? せっかくここまで来たのだし・・・仕方がない。 そうするか?
広い園内をゆっくりと巡る。 ところどころ悪路もあり坂道も多いがそこは電動の威力、楽に登れる。
芝桜は少し遅いのかな? それともここでも根付きが悪い? まだ八重桜が咲いていた。 チューリップは見ごろを過ぎていたが、金魚草、ポピー、西洋石楠花などがちょうど見ごろで結構楽しめたから、来て正解だったようだ。
(注意 フラワーヒル菊池高原は2012年4月から休園しています。)
次に菊池渓谷へ向かった。 渓谷の入り口の近くに障害者用の駐車場があり、そこから車椅子なら登れるようだが貸し出しは無いそうな。 仕方がない、諦めよう。
だが優しいばあさんのこと。
「待ってるさかい歩いてきぃ。」
あちこちで車椅子を押してもらって、ちょっとは気がひけている?
とは言うもののあまり待たすのも可哀そう。 そこで新緑の渓谷を駆け足で回ることにした。
四十三万滝を見て引き返し、橋を渡ると整備された広い道に出た。 これなら車椅子があれば来れたかな? 急いだつもりだったが、それでも40分ほど待たせたようだ。
渓谷は奈良のみたらい渓谷に似ているかな? やはりここはお弁当を持ってのんびりとハイキングをするところだろう。 そんなお方も見られたが、歩いている人はそんなに多くない。
菊池市内へ戻って昼食。 そこで偶然入ったのが ”むらもと” と言うお店。 ところが私が頼んだ刺身定食1050円に驚いた。 体裁良く竹の器に盛られたお刺身。 茶碗蒸しまでついていて、まるで京料理? でも京都なら2000円と言われても不思議ではない?
ばあさんが頼んだのは寿司定食1350円。 茶碗蒸し、小さめのうどん、その上お刺身までついている。 お刺身、寿司も新鮮でとてもおいしい。 これで1350円? 3000円と言われても納得する? 道理でお客さんが多い訳である。
山鹿灯籠民芸館へも寄り道。 毎年8月のお盆に開催される優雅な山鹿灯籠祭りに一度来てみたいと思ってはいたが、なかなか来れるものでもない。 そこでその雰囲気だけでもとまずはビデオ鑑賞。
ヨヘホ、ヨヘホ・・・。 優雅な踊りで、なかなか良い雰囲気ではないか。
ばあさんは何の予備知識も無かったようだが、いっぺんにお気に入りである。 頭にのせる灯籠が紙で出来ているのを知って、またまたびっくり。
「灯りは? ローソクでは危ないよね〜。」
「ペンライトが入ってます。」
と聞いて二人とも納得。 たくさんの灯籠が飾られ、製作過程も展示してあるが、その製作実演は土日に限られているそうな。
ところですぐ近くの山鹿市役所を見て驚いた。 これはあまりにも古くない? 木造で今にも倒れそう・・・いや、それは少し大げさかもしれないが、あちこちで立派な、いや立派すぎる県庁、市役所などの建物を見てきたが、経費節減、質素倹約、住民目線などでここまで使われているとしたらこれはこれでご立派! でもこの建物も間もなく建て替えられるのかな? それはそれで大いに納得ではあるが・・・なに? もう少し頑張ってほしい? いやそれより働いている職員さん、これではあまりにもかわいそう・・・。
さて、温泉、温泉! そこで向かったのが平山温泉。 4年前はホタルの長屋の家族風呂で2000円だった。 ところが今回は日帰り温泉施設、平山温泉元湯で一人200円。 温泉は同じ? ぬるっとしていて肌にまとわり付き、お肌すべすべ。 また良く温まり、なかなか汗がひかない。
あとはのんびり帰途につく。 連休の谷間だったが特に混みあうこともなく、出かけたのが大正解であった。
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