旅 日 記


阿蘇ロングステイ


小国 わいた温泉郷 2011年5月6日(金)


 ゴールデンウィークもようやく終盤を迎え、ちょうど谷間の金曜日。 そこで小国からわいた温泉郷へ向かうことにした。 ミルクロードを走るのも4回目。 いよいよ新緑も美しくなってきたようだ。 だが風が強く、とても寒い。 道の駅小国ではばあさん、またもお買い物。 好きですね〜。

 わいた温泉郷が近くなり、その道沿いにまだ八重桜が咲いていた。 それもちょうど満開じゃん。 ここはどこ? 北海道? そう考えると九州も広い。

 わいた温泉郷の岳の湯では民家が湯煙に包まれている。 道路の割れ目からも湯煙が上がり、まるで山火事? これはすごいところへ来たもんだ。

 今日の温泉は岳の湯地獄谷温泉の天狗松裕花。 一人500円の温泉もあるが、ここは一室1500円の離れになっている家族風呂で入浴することにした。

 500円硬貨を3枚入れると勢い良くお湯が出てきて、ゆったりした湯船が3分ほどでいっぱいになる。

 さら湯の温泉、これ最高じゃん。 気持ちいい〜・・・。 これは初体験かな? いや4年前の平山温泉、ホタルの長屋でもそうだったかな? しかし、入室した時にはすでに湯がはってあったっけ。 ばあさんとの混浴もその時以来かな?

 50分間、ゆっくりと浸かり汗たらたらである。 風呂からあがって美しい新緑を眺めながら冷たい飲み物と温泉卵で体を冷ます。 爽やかな風が心地良い。 あ〜さっぱりした〜。 極楽、極楽。

 昼食は少し走ったところで天ざる蕎麦をいただいた。 しかし私は蕎麦音痴。 その上山菜の天ぷらも蕎麦自体も量が多すぎて・・・。 ここ九州でも一般的に量が多いようだ。 それは北海道でも感じていた。 一人前を二人で分け分けしてはダメ?


 さて、帰るとするか。 しかしばあさん、杖立温泉が気になっている様子。 実は今日、杖立温泉で湯浴みをするものと勘違いしていたそうな。 杖立温泉と言えばこの時期、鯉のぼりだろう。 まだ12時を少し回ったところ。 そこで足を伸ばすことにした。

 杖立温泉の鯉のぼり。 知ってはいたがこれほどまでとは思わなかった。 日本一の鯉のぼり? まあ、自称他称、日本一も各地でいろいろあるけれど、この鯉のぼり日本一は事実かも知れない。

 まだ1時を少し過ぎたところ。 ならば日田まで行っちゃえ〜。 ところがなんの予備知識も無い。 そこで駅前の観光案内所へ飛び込み、地図をもらい、豆田地区を車で走ってみた。

 だが、歴史ある古い町並みとその情緒を確かめ、お土産やさんへ寄っただけでお終い? ならばお茶にでもしますか。 川沿いの喫茶店で休憩後、今度は迷い無く帰途につくことにした。

 帰り道、阿蘇五岳は厚い雲に覆われていたが、強い風と光の影響だろうか、水が張られた田んぼが光っているようだ。 この風景は何度か見たが、これほどくっきりと見えるのは珍しいのかもしれない。 ここ阿蘇と言う町はいろいろな顔を見せてくれるところのようである。

 4時半、帰着。


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