旅 日 記


釧路ロングステイ


摩周湖 2011年7月26日(火)


 釧路に来て5日が過ぎた。 さすがに涼しく、空気もからっとしている。 気温は20度前後。 ところが日中、太陽の下ではやはり暑い。 その上、昨日あたりから急に暑くなってきた。 体もこの涼しさに慣れかけたところだけに、なんだかとても堪える。 台風6号が気候の変化をもたらしたのだろうか。


 今回お世話になっているレオパレスは2009年秋に10日ほど過ごした幣舞橋に近いウィークリーマンション、みなと21から4Kmほど南へ向かった高台にあり、春採湖に近く、とても静かなところ。

 また、ばあさんのためにスチール製の折りたたみベッドをレンタル店で借りた。 今まではフローリングの床に布団を敷いていたのだが、ベッドの方が寝起きが随分楽だし寝心地も良く、より快適だと喜んでいる。

 そのせいもあるのだろうか、来た当初はまだ元気が無く、顔色も優れず、疲れも取れないようで少し心配だったが、ここに来てどうやら体調も戻りつつあるようだ。

 となると黙っているようなお方ではない。

 「どっか温泉にでも行きたいな〜。」

 その言葉が出てくれば、もう大丈夫だろう。


 我々夫婦の旅行では今や決まりごとになっていることがある。 それは孫たちへの贈り物。 最近はアイスクリームを送ることが多くなっている。

 ならば早速送ってあげようではないか。 2004年にも喜ばれたクリーム童話のアイスクリーム。 その時は釧路のMOOにも出店があったが、一昨年来たときにはなくなっていた。

 そこで好天にも誘われてお出かけすることにした。 今回釧路に来て最初のドライブである。

 まずは細岡展望台へ寄ってみる。 雲が雌阿寒岳、雄阿寒岳を隠していたが、緑一色の釧路湿原もまた良いもんだ。


 下ったところのボート乗り場、ちょうど帰ってきたところだろうか。 優雅だね〜、一度乗ってみたいが、さて・・・。


 シラルトロ湖では水草だろうか、水面が緑で覆われ、また周りの緑が映り込んでいる。 これではどこから湖なのか、境界がよくわからない。 だがその水はあくまでも澄み渡り、朝日に輝いていた。


 三度目の摩周湖に到着。 第一展望台では車椅子でも登れる。 霧の摩周湖と言うが、これまでの訪問でも霧に巡り会ったことは無い。 今回はそれにもまして視界が良く、くっきりと見事な姿で迎えてくれた。

 次に向かったのは川湯温泉駅構内にあるオーチャードグラス。 2004年には満席で断られ、前回、2009年の時は定休日であった。 そして今回が三度目の訪問となる。

 今日も定休日の火曜日だが、夏季期間は無休で営業されているそうだ。 ようやくありつけたビーフシチュー。 結構なお味だったようで、ばあさんも納得のご様子。

 さて本日のドライブ、第一の目的、クリーム童話へ向かおう。 孫たちにアイスクリームを発送したあと、やっぱり食べるの? そらそうだよね〜。

 あとは硫黄山へ。 これは摩周湖の駐車場と共通で停められるため、一応寄ってみただけのこと。 車椅子では近くまでは行けない。 だが、駐車場からでもその迫力は十分に感じ取れる。 まあ、2004年には近くまで行って見てるし・・・。

 そうそう、今回はハンドマイクの大きな声が聞こえなかった。 た〜まご〜、た〜まご〜・・・。 おじさん、どうしたのかな?

(帰ってからネットで調べたところ、長年無許可営業の上暴力団がらみの問題もあり、数年前に営業停止になったそうだ。)

 2004年には美幌峠へ行ったから今回は別の峠にしようと向かった野上峠。 しかし何も見えずにUターン。 そこで向かった藻琴峠からは屈斜路湖が望め、少し雲は多かったが、そのスケールの大きさは・・・、さすが北海道!

 さて、一風呂浴びるとしよう。 2時過ぎだとは言え川湯温泉は人影も少なく、なんだかひっそりとしている。 その中で料金が手頃なKKRかわゆで入浴。

 全くの貸切である。 酸性湯らしく、目に入ると少し痛い。 のんびりほっこり。 ところが風呂上りの暑いこと暑いこと。 扇風機も、勿論クーラーも無い。 冷たいジュースがよりおいしく感じる。

 その後は屈斜路湖畔の砂湯で一休み。 木陰のベンチに横たわり、少しばかりのお昼寝タイム。 通り過ぎる風がまことに心地良い。 屈斜路湖からは水遊びをしている子供たちの歓声が聞こえていた。 短い夏を謳歌しているのだろう。

 のんびりと帰途につく。 釧路までは2時間足らず。 来たのは国道391号線で標茶を通ったから、帰りは道道53号線で鶴居へ回ってみた。 三度目、いや四度目ともなると余裕たっぷりじゃん。


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