旅 日 記
弘前城の桜 最後のみちのく?
会津若松 2012年4月23日(月)
朝、カーテンを開けると雲は多いものの青空が広がり、前には大きな日本海と雪を被った山が輝いている。 朝風呂のあと、海岸へ散歩にでも行くか?
ところが出かけたところ、小雨が降り出した。 今日は変りやすい天気のようである。 傘をさしてわずかな時間散歩する。 そよ吹く海風はまだ少し冷たい。
あれは? 雉がひょこひょこ歩いている。 カメラを構えると素早い逃げ足。 こんなところで見られるんだ・・・。
今日の予定は郡山へ夕方までに到着すれば良い。 ならばと会津若松の鶴ヶ城へ行ってみたい・・・と言うばあさんのご要望にお答えすることいしたが桜はまだ開花していないそうな。 まあ、いいっか。
高速道路でも雨は降ったりやんだりしていたが鶴ヶ城ではその雨もあがり、なんとか散歩が出来そうだ。 三の丸駐車場へ車を入れ車椅子を押して城内へ。 一本の満開の梅の花、桜もほころび始めている。 これが咲き揃えば見事だろう。
当然のこと、車椅子で天守閣には登れないが、お城の周りをのんびりと一周する。 さすがに花見客もまだそんなに多くなく、静かな佇まいで、これはこれで良い雰囲気である。
三の丸駐車場の前に県立博物館があり、すぐ前の三の丸堀跡の桜が見ごろを迎えていると聞き、寄ってみると・・・わ〜満開じゃん。 だが花が少し小さめかな? 品種が違うようだ。 聞けば長野県高遠から移植したコヒガンサクラだそうな。 高遠なんて行ったのはいつのこと? なんだか懐かしく感じる。
さて、もう一箇所行くとしよう。 それは御薬園と言うお庭。 昔、薬草園だったそうな。 とうとう雨が降りだした。
池を周る散策路があるらしいが車椅子では無理らしい。 そこで池のほとりの椅子に腰を掛け、雨に煙り、しっとりとした雰囲気の庭園をしばし眺める。 人懐っこい一羽の鴨が近寄ってきた。
昼食は渋川問屋と言うお店。 歴史ある海産物問屋だったそうで、今は旅館となっており、食事も出来る。 祭り御膳、2100円を注文。 会津ならではの料理なのだろう。 大正浪漫? なるほど・・・。 この雰囲気を味わい、話のネタにはまあ、いいかな?
さて、ばあさんのことである。 このままでは終わらない。 渋川問屋もあるここ七日町通りは古い街道で、往時は賑わっていたそうな。 その名残は随所に感じられ、また今はそれを売り物にしているようだ。
その中の一軒、会津ブランド館、栞と言うお店でコーヒータイム。 キャンペーン期間中に付き、ワンコインでケーキ付き。 ばあさん、併設のお土産売り場でお買い物も。 かえって高くついた? 着物姿での接客と言い、雰囲気もなかなかのものじゃん。
さあ、郡山を目指そう。 そんなに距離も無いことだし・・・と国道49号線を走る。
猪苗代湖ではたくさんの鴨に混じって白鳥の姿も結構見られる。 だが、この曇り空では・・・。
5時ちょっと前、ホテルルートイン郡山へチェックイン。 これから4日間の滞在である。
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