◇四国一周 PART-2 宿毛まで 2001. 1. 30 (火)
奥方様は先に目を覚ましていた。 夜中、何度か起きて見たが熟睡をしていた。 そのせいか、顔色が良くなっている。 体温計は平熱。 ほっとして一人朝風呂に入る。 朝食は 「おいしい。」 と言って、ほとんどたいらげた。 「大丈夫。」 と言うので旅を続けることにする。
咲き始めた椿の林をくぐり、足摺岬の展望台に立つ。 天気は晴れ。 波は穏やか。 水平線と空の境目が春霞のせいかはっきりわからない。 切り立った断崖に白い灯台が良く似合い、なんだか誇らしげだ。
海岸線に沿って続く狭い山道は森の中を走ることが多く、木々の間からもあまり大きな海を望むことは出来ない。 やがて4〜5台の駐車スペースと小さな店。 どうやらここが臼碆展望台の登り口らしい。 登ること約10分。 見事な眺めが目の前に広がっていた。
真下にはいろいろな形の少し茶色がかかった岩に白く波が砕け散り、見回せば右の端から左の端まで海から突き出した岩と、その上に緑の帽子をかぶった陸地が続いている。 あれが足摺岬か〜・・・。 潮風が登りで少し汗ばんだ体を心地良く吹き抜けてゆく。
足摺サニーロードを快適にドライブ。 青い海を眺め、海風を受けながら走るのは誠に気持ちが良い。 さて、今日は何月何日だったっけ? さすがは南国。 とても暖かく、今が冬の真っ盛りとはとても思えない。
程なく竜串海岸に到着。 恐竜の背骨のような赤褐色の岩がどこまでも続いている。 なんとも不思議な光景だ。 どのようにしてこんな岩が出来たのだろう? 我々と同年代の男女十数人のグループが三脚を立て、ファインダーを覗いていた。
すぐ近くの乗り場から見残し海岸への観光船、グラスボートが出ている。 船長さんは案内所と連絡を取っている。 10分ほど待ったが、結局は二人だけの貸切船。
風景はもとより、海風がとてもさわやか。 その上、ガラス越しに見える海底にはシコロ珊瑚の大群落。 奥方様は 「わーきれい。」 とはしゃいでいる。 どうやら体調は戻ってきたようだ。
よく見れば、縁取りが黄緑色のネオンサインのように輝き、緑色の葉っぱがフリルのような〜・・・。 なんだか巨大なキャベツ? いや、まんじゅう? とにかく何とも言えないほど美しい世界が一面に広がっている。 これはすごい。 親切な船長さんは予定時間をオーバーして、たっぷりと見せてくれた。
お昼時も少しオーバー。 少々おなかもすいてきた。 宿毛サニーサイドパークにある活魚料理勝丸で昼食。 ここの1500円の刺身定食は抜群にうまい。 奥方様は鯛のお造りに感激。 残さず食べた。 これでもう大丈夫だろう。 あまりの美しさに、お造りに出たヒオウギ貝の貝殻を貰って帰る。
いけすの中にかごがぶら下げてある。 なんの気なしに引き上げてみると、中の貝に水を思いっきり吹きかけられた。 かなり服が濡れる。 おばはんは馬鹿にしたような顔をして、鼻先で笑っている。 びっくりしたァ〜。
次は西海町の宇和海海中公園の海中展望船。 しかし、波が荒く欠航。 そう言えば少し雲が多くなり、風も吹いている。 明日は大丈夫らしい。 仕方なく周辺をドライブ。
外泊は石垣がまるで棚田のように階段状に上のほうまで積み上げられ、そこに家が建っている。 なんと恐ろしい。 またまた狭い山道を海沿いに走り、高茂岬まで。 道中、見晴らしはあまり良くないが見事な桜並木。 だが、ここまで花見には来れないよォ〜・・・。
高茂岬は広い駐車場もあり、今も作業をしている人も見られるが・・・。 ここまで足摺岬をはじめ、たくさんの美しい海を見てきたからなァ〜。 少し雲が厚くなり、風がかなり強い。
宿毛まで戻り、早めに宿に入る。 期待していた今日のダルマ夕日は、残念ながら雲に隠されたまま。 まあ、しょうがないか〜・・・。
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