◇山口 PART-1 錦帯橋 秋芳洞 2001 .  4 .  3 (火)


 あちらこちらで桜の花が満開である。 以前から奥方様は 「秋芳洞に行ってみたい。」 と言っていたことでもあり、今回は花見をかねて山口へのドライブとなった。

 またまた深夜出発。 国道2号線のバイパスの終点、竜野西インターから山陽自動車道を利用。 広島を過ぎたあたりで夜が白み始めた。 宮島サービスエリアには見晴らしの良い公園が設けられていて、たくさんの桜が満開。 眠気も吹っ飛び、なんだか元気が出てきた。

 岩国で高速道路を離れ、雨に濡れた国道で錦帯橋へ向かう。 変わりやすい天気らしく、ところどころで雨が降っていた。 だが今はやんでいる。 これから良くなるとの予報に一安心。

 早朝の静かな吉香公園をゆっくりと散歩。 ご苦労なことだが、早くから箒を持っている人以外は人影がない。 雨上がりのせいか、しっとりと落ち着いた空気がとても良い気持ち。 たくさんの桜はすべて満開。 この上ない花を愛でながらの散歩に気分も上々。

 錦川の河原も桜が溢れている。 だが、往復した錦帯橋から見上げた岩国城は、先日の地震の影響で見学は出来ないらしい。 そう言えば、随所にまだ青いビニールシートがかけられた屋根が見られる。

 再び高速道路を美祢まで利用。 私の母は美祢で生まれた。 だから私も若いころから山口にはそれなりの興味は持っており、20歳ごろ、母のおじさんを訪ねた折に秋芳洞にも来た事がある。 おじさんは数年前、100歳の命を全うされたが・・・。

 薄暗く、そして大きくて広い秋芳洞の洞窟を、説明のアナウンスを聞きながら奥へ進む。 澄んだ水が流れる淵、百枚皿、傘づくし、黄金柱、巌窟王などなど。 不思議な自然の造形には感心させられる。 昔よりは探索出来る範囲が広くなっているようだ。

 その時はエレベーターで秋吉台に出たのだが、今回は乗らずに来た道を再び楽しみながら引き返し、ゴロゴロと石灰石の岩が突き出ている秋吉台の草原へは、その端まで車を走らせた。

 三たび高速道路に乗り、下関へ。 火の山公園山頂のレストランでふぐのミニコースの昼食。 やはり名前通りミニはミニ、値段も値段。 何か中途半端?

 関門海峡を行き交う船や、関門橋が真下に見える。 そしてその先は・・・。 もちろん九州だが、あまりにも近くに見え、なぜか実感がない。

 響灘を左に見て長門ブルーラインを北上。 4時少し前に本日の宿、ホテル西長門リゾートへ到着。

 このホテルが出来たときは、私がまだ若かりしころだったとの記憶がある。

 先述の通り、山口にはそれなりの興味があり、特牛 (こっとい と読む) と言う珍しい地名とともに、話題になったこのホテルにも来てみたかったのだが、車社会の現在ならともかく、何せ辺鄙なところでもあり、その思いを成就させるのに結果的にはとうとう今日までかかってしまった。

 それに加え去年の11月、角島大橋が完成。 もちろんまだ新しく、白くて美しい橋に魅せられさっそく往復。 角島はこれから開発が進みそうで、工事中の箇所が多い。

 部屋からも青い海のすぐ先に角島が見え、思っていたとおりの素晴らしいところである。 我々としては珍しく、海に来ていながら女王様の 「たまには変わったことも良いでしょう。」 との一言により、今日はレストランでフランス料理の夕食。

 オレンジ色に輝きながら、ちょうど角島と穏やかな響灘の間にお日様が沈んでゆく。 おいしい料理と美しい夕日。 それと冷めたいビール。 今までに経験のない、とても幸せなひと時に酔いしれる。