◇乗鞍スカイライン 2001. 7. 10 (火)


 次男の情報に寄れば、ここ数年、早ければ1〜2年で乗鞍スカイラインのマイカー規制が始まるらしい。 となれば、その前に一度走っておきたい。

 運がよければご来光も拝めるかも・・・と、深夜11時に出発したのに、いつものコ-スとは違い名古屋市内を抜けようとしたのが大誤算。 暴走族に邪魔をされたことも重なり、高山到着が5時過ぎになってしまった。 大失敗。 その上、スタンドはたくさんあるのにどこも開いていなくてガソリン補給ができない。 山道だし持つかなあ〜? 少し不安。

 乗鞍スカイラインは真っ青な空に向かってグングン高度を上げて行く。 山の緑が朝日を浴びてまぶしい。 森林限界を過ぎたのだろう。 木がだんだん小さくなり、やがてはえ松が美しく一面に広がっている高原に出た。 外に出てみるとほほがピリッと引き締まり、あわてて上着を一枚重ねる。

 道路際にイワカガミの可憐な花。 少し広い草原にはミヤマキンバイのお花畑。 どうやら、ここが桔梗ヶ原らしい。

 程なく畳平の駐車場に到着。 剣ヶ峰をはじめ、乗鞍の山々に手が届きそうだ。 だが、意地悪な雲が湧き上がり、北アルプスの仲間たちを隠している。

 目の前には鶴ヶ池。 美しい水面の舞台で、お日様がばらまいたキラキラと輝く星たちが華麗に踊っている。

 チングルマ、ミヤマキンバイが群れを成して咲いているとても広いお花畑を、気分良くお散歩。 空気がとてもおいしい。 心が晴れやかになって行く。 つつましく咲くクロユリに顔を近づける女王様。 口元が自然にほころんでいる。

 乗鞍山荘のうどんで温まり、静かで穏やかな畳平をあとにする。 位ヶ原大雪渓では4〜5人の若者が、夏スキーの準備中。 雪解け水に冷やされているビールとジュースを横目に、急カーブが続くエコーラインで乗鞍高原へ。 

 宿を出てちょうど良い時間なのだろう。 高いエンジン音を響かせて、十数台も連なった観光バスが登ってくる。 乗用車を規制するより、大型バスの排気ガスを規制するほうが重要じゃん。 これ、本音。

 乗鞍高原で高いガソリンを補給。 これで一安心。 前川渡から野麦峠を目指す。

 峠からは雄大な乗鞍岳。 青い空。 なんだか他の山と微妙に色が違う。 とても大きな存在感。 つい魅せられ、しばらく見入ってしまう。

 そのおかげで・・・。 下り始めてしばらく行くと工事の時間帯通行止め。 わずかな差で引っ掛かってしまった。 空腹を我慢しての一時間。 トホホ・・・。

 1時を回り、清見村のせせらぎでやっと昼食にありついた。 飛騨牛がなお一層おいしく感じる。

 レストランのすぐ前にはラベンダー公園。 満開のラベンダーの花と香りで心を癒され、次に立ち寄った飛騨古川の桃源郷温泉、ぬく森の湯すぱーふるのお風呂でゆったり、ほっこり、全身をリフレッシュ。 さっぱりと気分も軽やかに富山へ向かう。

 いき魚亭富山店でお寿司の夕食。 「やはり、魚の本場はネタも多いし、味も違う。」 と、満足顔の女王様を横目に、今日は大きな顔をして高速道路の通行券を取った。


乗鞍岳へは2007年7月27日に再訪。 その模様は旅日記とスライドショーでご覧ください。