◇大江山 鳥取砂丘 2001. 10. 3 (水)
夕方の天気予報で予報士が 「明日の朝は冷え込み、雲海が見られるでしょう。」 と言うのを聞いて 「行こう。」 と言い出した。 このようにいつも単純な発想しか出来ないおばはんには、ただただあきれるばかり。 それを反論もせず 「OK」 と、言う私も同類?
雲海ならテレビの定番、大江山? これしか浮かばない我々も情けない。 出発は深夜の2時。
丹波を過ぎると霧がかかりだし、それもだんだん濃くなってくる。 この霧が雲海として見えるのか? 大江山の登りに差し掛かり霧も晴れてきた。 鬼嶽稲荷神社に到着。 時間はちょうど5時。 先着の車は一台だけ。 若者が一人で夜明けを待っていた。
間も無く空が白み始める。 雲が意外に多い。 上空の青い空に浮かぶ雲が輝きだし、空が茜色に染まりだした。 やがて山にかかる黒い雲の隙間から顔を出した太陽が見え隠れしている。
下界の方は、山と山の間がふわふわと綿のように柔らかそうな雲で繋がっている。 何度か見たことがある北アルプスからの雲海を想像していた私には、なんだか拍子抜け。 だが、綿飴のようなソフトな雲。 これはこれで情緒が感じられ、良いものである。 カメラを構えた若者は 「今日は雲の量が少ない。」 と、つぶやいていた。
宮津港で海を眺めながらおにぎりで空腹を満たし、岩滝町から大内峠を目指すが登り口がわからない。 人に聞き、何とか到着した大内峠にある一字観公園には、新しくきれいなキャンプ施設が整えられ、そこから見下ろした眺めはその名の通り、習字で一の字を書いたごとく、真横に一本の線のように松並木が続いている。 天橋立は見る場所によりいろいろな姿に変身。 さすが日本三景?
国道沿いに店舗が並ぶ思いの外賑やかな大宮町を抜け、のんびりした峰山町へ。 やっと丹後の田舎らしくなり、何だかほっとした気分。 我々も前を走る久美浜の旅館の送迎バスの後ろをのんびりと付いて行く。 結構遠くから通っている感心な自転車通学のたくさんの高校生。 おい、君はもう遅刻するぞ〜。 急げ、急げ・・・。
送迎バスは久美浜の町を過ぎ、ゴルフ場へ。 何だかおかしい。 これは行き過ぎている。 照れ笑いをしながらUターン。 人のことを言っているからこうなるじゃん。 おばはんの馬鹿にしたような冷たい目。 トホホ・・・。
空は晴れているのに日本海は波が荒い。 竹野海岸では防波堤に当たった波がドミノ倒しのごとく、左から順番に波しぶきが上がっっている。 防波堤の角度のせいらしい。 ポカポカと暖かい日差しを浴びながらのんびりと椅子に腰を掛け、一日中眺めていたい気分。
すし若鳥取店に到着。 まだお昼には20分ほど早い。 だがとても混んでいる。 2日〜3日まで半額サービスらしい。 これはラッキー。 トロとか蟹、ボタンえび。 この際とばかり高いネタをたらふく食べて二人で2000円。 店を出るころには長い行列。 我々はちょうど良い時間に入ったようだ。
天気も良いことだし、腹ごなしに鳥取砂丘を歩いてみよう。 結婚した年の5月に来た記憶があるが、はや三十数年。 二人ともあまり覚えていない。 おばはんは砂が入るのを嫌い、駐車場の車の中で毛布をかけ、白昼堂々ズボンを脱ぎ、パンストを脱いでしまった。 女もこの年になると・・・。 その鮮やかさに感心するやら驚くやら・・・。
素足にやや冷たくさらさらした砂の感触を味わいながら、すぐそこに広がっているはずの海を意地悪く隠している砂の山の頂を目指す。 だが、これが結構きつい。 おばはんに手を引かれ、ようやく到着。
大きな青い日本海。 海からの風がとても強い。 真下に見えている砂浜では白波が立ち、下りて遊んでいる人もいるが、我々にはもうその元気は残っていない。 帰りはなだらかなところを選んで歩く。 足跡が付いていない柔らかな砂に描かれた風紋が、とても美しい。
キラキラと輝く浦富海岸から浜坂へ。 ユートピア浜坂の日帰り温泉でゆっくり汗を流し、のんびりと帰途につく。 お昼に食べ過ぎたせいか、夕食は私はうどん、おばはんはハンバーガーが一個だけ。 今日の出費はガソリン代も含めて全部で5000円だそうな。 ケチのおばはん、大喜び。
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