◇香住 2002. 5. 30 (木)


 何故だか無性においしいイカのお造りが食べたい。 ならば出かけようではないか。 休暇村竹野海岸のパンフレットで活イカ料理のコースを見たことがある。 早速問い合わせ。 昼食でもOKだが、あいにく30日は都合が悪いらしい。 だが、二人とも行く気である。 香住か浜坂へ行けば何とかなるだろう。

 やはり7時に出発すると車は多い。 亀山を通過するまでに時間がかかり、香住到着がちょうどお昼。 これは計算どおり? ではなかったのだが・・・。

 魚屋をほんの冷やかしのつもりで覗いて見る。 この時期、魚の種類は案外少ない。 その店の主人?は、とても口達者。 我々よりは一枚も二枚も上じゃん。 いろいろ聞いているうちに、いつの間にかするめイカとアゴ(トビウオ)を一盛りずつ買わされているではないか。 私としたことがこの不覚。

 悔しいが仕方がない。 この店の二階にあるかに八代という食事どころでお刺身にしてくれると言う。 トントンと話が進み、後押しされながらおニ階へ。 調理代金一人500円。 イカとアゴを2匹ずつ活造りにしてもらい、残りを氷詰めにしてお持ち帰り。 トホホ・・・。

 ところがこれが大正解。 別料金のご飯と味噌汁を頼んで食べた刺身は最高。 イカの糸造りはとても甘く、いくらでも食べられそう。 またアゴがこんなにおいしい魚とは・・・。 もっとも今までは、塩焼きしか食べたことはないが・・・。 もう少し多く頼むべきであった。 少し後悔。 もう一ヶ月もすれば白イカ(剣先イカ)もあがるそうで、これも楽しみである。

 もはや走り慣れた道となった竹野海岸道路を走り、今日は城崎の街中へ。 狭い温泉街の道路沿いには旅館や土産物店が並んでいる。 さすがは我が家のおばはん。 その中でもより小さい看板を目ざとく発見したではないか。 なに? 桜のソフトクリーム? こんな狭いところで、どのようにして止めるのよ〜。 そんなことはお構いなし。 おいしそうになめている顔は大いに満足そう。 エエ加減にせェ〜・・・。

 随分前になるがバスツアーで来た事がある。 その時は確か外湯の柳の湯に入った記憶があるが、今度は美人の湯の御所の湯に浸かって見たいなあ〜。 だが今日の予定は違っている。

 出石町を過ぎ、今日は但東町のシルク温泉へ。 だが、結構混んでいる。 肌がすべすべする気持ちのいい温泉からあがり、汗を拭き拭き休憩しながら、受付の女性に何気なくちょっと聞いたのがまずかった。 源氏ホタルが今年は特に多く見られるらしい。 それを聞いたおばはんが黙っているわけがない。 しかし、時間はまだ4時。 どうするのよ〜。

 仕方なく休憩室の畳の上で少しお昼寝。 出石町まで戻り、名物の皿ソバの夕食。 だが、やはりおいしいとは思えない。 外はまだ十分に明るい。 町の中をウロウロ。 何とか時間をつぶし、教えてもらった川に8時少し前に到着。

 ワア〜、これはすごい。 いるはいるは・・・。 割と広い川の両岸に所狭しと・・・。 やや大きめのホタルが優雅な光を点滅させながら飛び交っている。 私にとっては、昔そこかしこで見たホタルなど珍しくもない。 しかし・・・。 これはビックリした〜。

 女王様はジュースを飲んだ紙コップに空気穴を開け、上はティッシュを輪ゴムで止めた簡易の虫かごを作り、ホタルを取れとのご命令。 おじいさんに連れられた小さな男の子が持っている虫かごには、たくさんのホタルが誇らしげに光っている。 あと見に来ていたのは自転車に乗ったお母さんと女の子だけ。 はしゃいでいる還暦夫婦はさぞかしこっけいな姿? 

 そう言えば、始めて見た篠山でも同じような光景があったっけ・・・。 公民館からの何かの練習帰りの10人ほどの小学生は、ホタルにはしゃいでいる我々に不思議そうなまなざし。 やはり、田舎はいいなあ〜。

 車の中で10匹ほどのホタルが入った紙コップを大事そうに持ち、けなげに光っている姿をいとおしそうにジッと見つめる女王様・・・。