◇伊吹山 2002. 7. 27 (土)


 8時半過ぎの草津水生公園みずの森は太陽が強い光を放ち、とてもまぶしい。 道路際の温度表示は早くも32度。 すでにカメラを構えたたくさんの人で大賑わい。

 大きくてあでやかな花を咲かせた蓮の大群生が琵琶湖の湖面を広く覆い、さわやかながらなんとなく妖艶な、何か独特の雰囲気をかもし出している。 花の時期に訪れたのは二度目だが相変わらず美しい。 見ごろには少し早いのか? まだつぼみも多く、前回よりは花の数が少ないかな〜。

 昨夜は三男夫婦が甲子園球場の阪神VS中日戦に連れて行ってくれ、三夜連続のサヨナラゲームに大いに盛り上がり、六甲おろしの大合唱を楽しみ、帰りついたのは11時を回っていた。

 今日は二人をドライブに誘っていたのだが疲れたらしく、ゆっくり眠りたいとキャンセルされたが、ここは老人?パワーを見せ付けるべく、我々だけで出かけることになった次第。

 甲子園観戦は二年ぶりになる。 次男夫婦と見たときは阪神の完敗であった。 最近はテレビ以外で生の野球を見る機会もあまりないが、やはり球場に来て見るのは楽しい。

 野球は面白いスポーツだ。 それはミスが許されるスポーツだから? それがどこか各人の人生とつながり、また置き換えることが出来るからなのかも知れない。

 野球には三振、四死球、失策、ボーンヘッドなどはつきものだ。 それらは全てミスに含まれる。 力の差が歴然としているとか、ヒットを打たれて点を取られるのは納得出来ても、ミスで得点されるほど悔しいことはない。 ただし、よほどのことがない限り、例えば外野フェンスがないグランドで外野手がトンネルをしてホームインでもされなければ、一つのミスで得点をされることはまずない。

 野球は点取りゲームであり、点さえ取られなければいくらランナーを出してもかまわない。 チームでは一回ごとの守備で最高三度まで、打者は一回の打席で二度まで、投手は一人の打者に三度までのミスは許される。

 先頭打者に四球を与え、内野ゴロをはじき、イージーフライを落球。 最悪の無死満塁のピンチではあるが、三者三振で無得点ということもよくあることであり、ダブルプレーもあればトリプルプレーなどという珍しいことも起こりうる。 打者は二球、大きな空振りをしても三球目にヒットを打てば良く、投手はスリーボールから打者を打ち取るのはそんなに難しいことではない。

 エラーで得点を与えた選手が汚名返上の逆転ホームラン・・・などと言うのは涙が出るほどうれしいものだ。

 人生も初めての過ちには人々は思いのほか寛大であり、やり直しも出来る。 大成功した社長がその昔会社をつぶしたことがある・・・などと言うことは良く聞く話である。 しかし、二度、三度となるとそうはいかない。

 もともと野球はおおらかなスポーツであったはずである。 投手は打たせるために投げ、打者はいかに遠くまで飛ばすか・・・。 だが、世の中の進歩とともに用具が改善され、技術革新も進み、スピードも必要になってくる。 勝負にこだわるあまりチームプレーが重要視され、緻密なプレーも要求される。

 世の中も同じように昔のおおらかさは姿を消し、何かギスギスして住み難く、難しい時代になってきた。 我々の世代、いや私にはこの技術革新のスピードに、もはやついて行くことが出来ない。




 守山のなぎさ公園では比良の山並みをバックにひまわりの花が咲きそろい、太陽の光を謳歌している。 ボランティアで栽培されているらしいが、春先の菜の花といい有難く楽しませていただいている。

 水泳場が続く湖岸道路には早くも若者の姿。 さわやかな水面を眺めながら一路北へ。 見え隠れしだした遠くの伊吹山はモヤがかかり、ぼんやりとしか見えない。

 コンビニで弁当を調達。 伊吹山ドライブウェイの目に鮮やかな緑と周りの山々の景色を楽しみながら、17Kmの急な坂道を登って行く。 ほぼ満車の駐車場に到着。 ちょうどお昼時。

 所要時間20分と表示された登山道で頂上を目指すが、これが急勾配でなんともきつい。 半分ほど登ったところで気分が悪くなり、吐き気も覚える。 奥方様は運転疲れと寝不足のせいだと慰めてくれるが、もちろんそれもあるだろうが、やはり体力が落ちているのは本人が一番良くわかっている。 お茶を飲み、休憩を取りながらどうにかたどり着けた。 絶え間なく聞こえるウグイスなどの鳥の鳴き声と可憐な花たちが力を与えてくれる。

 大勢の人で溢れている頂上は思ったより涼しくはないが、時折吹く風はさすがにさわやかだ。 見通しはあまり良くない。 残念ながら琵琶湖も全く望めない。 茶店は大賑わい。 弁当の後に食べたかき氷がなんとも口当たりが良く、さっぱりとしておいしい。

 下りはより慎重に、いろいろな種類の花を愛でながらゆっくり、ゆっくり。 手が届きそうな木にウグイスを発見。 こんなに近くで野生のウグイスを見たのは初めてだ。 ほかにもたくさんの鳥たち・・・。 やはり山はいいなあ〜。

 もう一度北アルプスの山にチャレンジしたいが、この体力では? 立山の雄山なら? もう少し運動量を増やし、体力増強に努めようか? しかし、日頃少しは心がけている運動のおかげか、ひざなど体はどこも痛くないのはちょっと自信がついたかな?

 駐車場は観光バスも多く大混雑。 登りのドライブウェイは大渋滞。 我々はちょうどギリギリの良い時間に来たらしい。

 緑に包まれた伊吹山の山裾を快適にドライブ。 助手席の奥方様はさすがに疲れたらしくシートを倒して熟睡中。 木之本町から奥琵琶湖パークウェイへ。 だが展望台からは、やはりぼんやりとした琵琶湖しか見えない。

 さすがにこのあたりまで来ると水は美しく澄んでいる。 しかし水泳には不向きなのか、泳いでいる人より釣りを楽しんでいる人のほうが多い。 桜が満開の海津大崎も見事であったが、緑溢れる湖岸沿いの道もまた良いものである。

 今日はたくさん汗をかいた。 その汗を流すべく温泉にでも行こう。 マキノ町、今津町、新旭町、安曇川町、そしてようやく朽木村。 時間は5時を30分も過ぎている。 さすがに琵琶湖は大きく、滋賀県も広い。 しかし、くつき温泉てんくうは水泳帰りの家族連れなどで大変な混雑。 そうか、今日は土曜日であった。 平日にまた出直そう。

 おいしいうどんが食べたい。 ガイドブックを頼りに苦労して見つけたのに店が変わっている。 ガッカリ。

 どうも今日は厄日らしい。 せっかく帰ってきてくれた若夫婦をないがしろにして出かけた報いかな? ここに来て少し反省。 トホホ・・・。



草津水生公園みずの森、守山のなぎさ公園へは2005年7月25日に再訪。 その模様はデジカメ散歩のスライドショーでご覧ください。

(草津水生公園みずの森) (守山のなぎさ公園)