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◇北陸 PART-2 鶴仙渓 那谷寺 荒俣峡 2003. 11. 21(金)


 相変わらず暑い雲が空を覆っている。 雨は降ったりやんだり。 海の色も冴えない。 だが仕方がない。 予定通り北上することにするか〜。

 色付いた山を従えた北潟湖沿いの道から、しっとりとした雰囲気の山中温泉に到着。 幸いにも雨はあがっている。 ローズ色をしたむき出しの鉄骨が何か妖艶な感じがするあやとり橋の下を流れる大聖寺川沿いには、美しく真っ赤に染まったもみじの並木が続いている。 このあたりが鶴仙渓なのだろう。

 散策路には一面もみじの落ち葉。 石段を水際まで下りその落ち葉を踏みしめ、少しばかり渓谷美を楽しむ。 その先には小さな滝。 雨水を集め、その存在感を鼓舞するように激しく流れ落ちている。



 もみじの落ち葉やどんぐりの収集に夢中の奥方様。 鶏足寺では虫食いの葉や汚れた葉ばかりだったが、ここではほとんどが美しい葉。 どこが違うの? 不思議・・・。



 石段を登った対岸は桜公園と示してある通り、たくさんの桜の木。 花の時期にはさぞ見事なことであろう。 アレ〜、桜の花? 四季桜が可憐に咲いているが、何かさびしげ・・・。 雨が落ちてきた。 それもだんだん本降り。 急ぎ車へ。

 土産物店や飲食店などが並ぶメーン通りを抜けるとこおろぎ橋の標識。 だが雨が激しく、これでは車から降りることは出来ない。 「ここまでなら日帰りでも十分だし来年また来よう。」 なに? 日帰り? よく簡単に言ってくれますね〜。 この鬼ババア・・・。 

 那谷寺では強い雨にしばし車で待機。 だが止む気配は無い。 ここまで来たのだから・・・と思い切って境内へ。 雨はますます激しく、ついには土砂降り。 仕方なく休憩所で雨宿り。 少し小降りになるのを待って散策開始。

 だがこの天候を吹き飛ばすような素晴らしい雰囲気と紅葉。 白い岩山と周りの森の間の空間に、美しく手入れされた庭園のような境内、それと小さな池。 それらを包み込むような赤や黄色のもみじ。 丸く刈り込まれ、丁寧に手入れされた大きなドウダンつつじの赤もステキだよ〜。

降り続く雨も忘れ、心地良い雰囲気に酔いしれる。 

 時間は11時。 このまままっすぐ金沢へ行けば丁度お昼だが、例のごとくバイキングの朝食はどうしても食べすぎてしまう。 もう少しお腹をすかせた方が良さそうだ。 ならば得意の山越えか?

 地図を頼りに向かったのだが・・・。 これは困った。 狭い山道。 三叉路や四つ角に何度も出くわし、どちらへ行けば良いの? 挙句には 「ここはどこ?」

 聞こうにも人も車も通らず、勿論人家も無い。 いつものように、「ここは日本だろう?」 などとのんきなことを言っている場合ではなさそうだ。 勘だけを頼りに・・・。 トホホ・・・。

 ようやく人家が見えてきた。 だが人影は無い。 弁財天と那谷寺奥の院の案内板。 そのすぐ先に待望の道路標識が現れた。 左小松、右大杉町。

 なに〜? ちょっと待てよ〜。 我々は大杉町へ出て県道161号線を小松へ向かうつもりだったが?

 どうやらこれが県道らしい。 近回りをしたと言うのか? 左へ行くと間もなく荒股峡の看板。 フ〜、ヤレヤレ・・・。

 清流流れる大杉谷川に沿った荒俣峡は紅葉も進み、これはこれでよい雰囲気だが、何せこの天気である。 魅力が半減するのは致し方なく、たまに通る車以外は人影も無い。 

 気を取り直し、小松バイパスへ出て一路金沢へ。

 今日のお昼は近江町市場の市場寿司へ。 ここも回転寿司だが、小さな店内には1時を20分ほど過ぎたと言うのにまだ行列が出来ている。 ここの寿司もやはりおいしい。 値段もまずまず。 奥方様お気に入りの店がまた増え、今後はどこで食べるか迷うことになりそうである。

 板屋の弧かぶりとラ・パレットでケーキもゲット。 満足そうな奥方様の笑顔に後押しされ、さあ頑張って走るとしますか〜。