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◇北海道 一日目  いざ! 北海道へ・・・。 2004.7.4(日)


 我々夫婦のこの行き当たりばっ旅の最大の目的地であった北海道ケチケチドライブが実現しようとしている。 ただ今7月4日、午後5時。 新日本海フェリー、ゆうかりの一等船室。 隣のベッドでは奥方様が高いびきをかいて就寝中。 


 新潟フェリーターミナルを出航した11時30分には晴れていた空だが、少しばかり薄雲が広がってきたようだ。 あと少しすると美しい夕日が見られるかもしれない。


 テレビの画面は、現在秋田県沖の男鹿半島付近を通過していると映し出している。 揺れも無く快適である。 小樽到着は明日の朝4時10分の予定。

 何年も前からガイドブックを買い込み、北海道への夢を育んできた。 ご存知の通り他の夫婦とは異なり、ひとっ飛びとは行かない。 ならば列車かフェリーと言うことになるが、今更列車旅行などをされる我が家の女王様でもあるまい。 だが困ったことに彼女は船にも弱い。

 しかし、この前の九州旅行の帰りに乗った瀬戸内海航路で少しは自信が持てたのだろうか? この歳である。 あとに伸ばせば伸ばすほど体力的な問題も出てくる? ならばできるだけ早いほうが賢明と判断した? それで? 5月の半ば頃、突然のように言い出した。

 「今年の夏は北海道へ行こう!」

 それからガイドブックとインターネットを駆使して計画を練った。 最初で最後の北海道旅行になるかも知れない。 できれば一周してみたい。 そうとなると三週間ほどの日程になる。 だが奥方様の休暇と私自身の体力、それに加えて予算にも限度があろう。 ここは二週間が適当なところ? そこで奥方様と相談の上、道南を省くことにした。

 だがいつもの通り宿泊地は勿論のこと、行程もお天気次第であり、全く予約はしていない。 このフェリーも予約をする気は無かったのだが・・・。

 はるか南の沖合にあった二つの台風もそれ、北海道はしばらく晴天が続くとの予報。 舞鶴〜小樽便は7月から新造船が就航。 ダイヤも変わり小樽到着が20時30分になった。 着いて何もせず一泊? これはもったいないではないか? 新しい船にも乗ってみたいが、料金も割高である。 こちらは帰りに利用することにして、行きは新潟〜小樽便にした。

 だがインターネットの情報では、ここに来て新潟〜小樽便の予約状況に黄信号が点灯。 慌てて6月30日の木曜日にチケットを購入。 帰りの便は16日の金曜日、小樽23時30分発舞鶴行きにした。 出発時に予約すれば回遊割引があり、帰りの便は一割引となる。

 その途端、中国大陸に向かっていた台風7号が進路を北に向けたではないか。

 「オーイ、なにすんねん! 我が家の女王様に心配さすな〜!」 

 幸い大事には至らなかったが、我々の後を追って北上してくるらしい。 おかげで晴天続きであった予報は、明日は曇り、明後日は雨。 どうしてくれるのよ〜。 トホホ・・・。 

 さてどんな珍道中になることやら・・・。 不安の多いスタートではあるが、楽しみでもある。