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◇北海道 二日目 積丹半島からニセコへ 2004.7.5(月)
あ〜寒ぶ! 慌てて長袖の上着を羽織る。 素足であったのだが、こちらもたまらず靴下を履いた。
朝6時過ぎの積丹半島、島武意海岸の駐車場。 信じられない。 この時期関西ではむし暑く、最低気温が20度を下回ることは無い。 だがここまでの道中、道路際の温度表示は14度を示していた。
定刻4時10分に到着したフェリーを下船、小樽市内を少しドライブ。 古い洋館の建物が多く、歴史を感じることができる。 小樽駅から小樽運河へ。
当然ながら車も少なく、人影も見当たらない。 適当なところに車を止め、少しばかりお散歩。 雰囲気だけを味わう。 小樽観光はこれだけで十分であろう。 いや帰りにもう一度寄らねばならぬ。 その時、寿司でもつまもうか? 
積丹半島も美国を過ぎると美しい緑の山並みが広がり、目に優しい風景がとても心地良い。 海から忽然と山が盛り上がり、断崖を形成している。 これは人間が生活する場所では無さそうだ。
島武意海岸の駐車場から遊歩道になっている狭いトンネルをくぐった途端、大海原と遥か下に美しい積丹ブルーの海、目の前には大小様々な岩が目に飛び込んできた。 黒い小さな岩では覆い尽くさんばかりの白いもの。 それらが動いているようだ。 ゴメの大群らしい。 格好の繁殖地なのだろうか?
曇り空ながら雲は高く、水平線もどうにか確認できる。 大きな海である。 風は弱く、波も静かそうだ。 行き交う船が全く見られず、何だか拍子抜け?
遊歩道で海岸まで下りることができ、先客が遥か下の水辺で遊んでいる。 だが、あまりにも急斜面で降りるのは簡単そうだが、当然ながら帰りは登らねばならない。 ここは遠慮した方が無難であろう。 
今朝からまだ何も口にしていない。 奥方様は北海道、それも積丹に来たからには、どうしても食べたいものがあるらしい。 と言うことで日司の丸三食堂へ。 時間は7時を少し回ったところである。
え〜、こんなに朝早くからウニ丼? それも最高級のバフンウニ? 4000円のところ早朝割引で3500円になるらしい。 私はウニをあまり好まない。 と言っても軍艦巻きのお寿司しか食べたことが無いが・・・。 そこでホッケの焼き魚定食を頼んだ。 800円。
しばらくすると、魚を焼くおいしい臭いが漂いだし、たまらずおなかがグゥ〜・・・。 これはおいしい。 お皿に残ったものは骨ばかり。 奥方様は、これでは猫もゴメも突付きに来ないとあきれている。
その奥方様も満足そうなご様子。 おいしい、おいしいと・・・。 そこで少しだけお相伴。 これは私が想像していたウニではない。 とても甘く口の中でとろける。 ならば今まで食べていたのは何だったのだろう。
神威岬は先端まで歩くことにした。 所要時間約20分。 ところがアップダウンも激しく、周りの景色や可憐に咲く花などを愛でながらゆっくり、ゆっくり。 往復1時間20分ほどかかってしまった。
何人もの人々が追い越してゆく。 中には我々より年上のお方も・・・。 だがこれは写真を撮りながら美しい花たちを観賞し、緑の山並みに感激し、澄み切った積丹ブルーの海の色に驚きながら歩いた結果である。 我々二人の名誉のために・・・。 そんなことはどうでも良い? そうだよね〜。
思っていたより数段素晴らしいところである。 やはりここは北海道! 着いた途端に先制パンチを食らったようだ。 何人もの都会人が北海道にあこがれ、ペンションなどを営み、それをホームページで紹介されている。 早くもその気持ちが理解できたようだ。 我々ももう少し若ければ? 
岩内からニセコパノラマラインへ。 なんと緑が美しいことよ! それに加え雄大である。 それにも増して電柱、電線が全く見られない。 今まで走った道ではほとんどのところでそれらを見かける。 どんなに素晴らしい景色でも、興ざめに思うのは私だけだろうか?
畑ではジャガイモの花が咲き、道端には可愛い黄色の草花が迎えてくれている。 曇り空から時々雨粒が落ちてきた。 風も強くなり、確実に天気は悪い方へ向かっているらしい。
やがて神仙沼の駐車場。 ここまであまり車には出会わなかったが、結構停まっているではないか。 ここの遊歩道は立派な木道が設置され、とても歩き易い。 緑に包まれ、身も心も染まりそうだ。
やがて森を抜け、広々とした沼地が現れた。 所々に池塘が見られる。 「今年は水が少ない。」 と何度も訪れているらしい人がつぶやいている。 その先に静かにたたずむ神仙沼。 周りを緑一色の山に囲まれ、この場所だけが別世界の雰囲気をかもし出している。

突然動くものを発見して驚いた。 よく見るとカモらしい。 なんとその後から可愛い子供達。 池塘から木道を超え、小さな池に飛び込む。 後を追う小さなカモ。 ガンバレ! 無事着水。
母鳥の後を一列に並び、必死でついて泳いでいる。 数えてみると8羽もいるではないか。 なんと子沢山なこと・・・。 

ニセコが近くなり、今度は道路を堂々と歩く動物を発見。 ナニ〜! キタキツネ?
車を止めると近づいてくる。 精悍な顔つき。 目が鋭い。 しばらくニラメッコが続いた。
やがて羊蹄山がその優雅な姿を現してくれた。 裾野が大きく、蝦夷富士の名の通り富士山に似ている。 私は若かりし頃、一度だけニセコへスキーに来たことがある。 そのときにも見ているはずだがあまり記憶に残っていない。 やはりその頃は、周りの景色よりスキーに夢中であったのだろう。
その思い出の一つをたどり、ニセコアンヌプリへ回ってみる。 ホテル日航アンヌプリの付近は可憐な花に囲まれ、とても好い雰囲気。 ペンションが立ち並びポテト共和国と言うそうだが、全く昔の面影は無い。 ゴンドラが運行されているが、この天気である。 早々に退散。
曇り空ではあるが湿度は低いのだろう。 私は運転するとき必ず手袋をする。 それは手ににじむ汗が気にかかるから。 それが今日は手袋をしなくてもなんら支障がない。 これほどに違うものであろうか?
さて今日の昼食だが・・・。 朝から豪華版で予算オーバー? ならばおにぎりで済ます? とりあえず奥方様のこの旅行の大きな目的の一つであるソフトクリームを求めてミルク工房へ。 だが、やはり腹が減っては何とか・・・。 ミルク工房隣接のお土産屋さんの若いお兄さんが教えてくれた、HOURGLASSでカレーの昼食。 久し振りに食べたビーフカレーにカツカレー。 これはかなりおいしい。
レストランの前には菜の花畑。 このあたりではキガラシと言うらしい。 その向こうに大きな羊蹄山。 たまらずカメラを取り出しパチリ。
改めてミルク工房へ。 北海道本場のソフトクリーム初体験。 私はそんなに好物ではなく、めったに食べない。 ところが奥方様はジェラートを注文している。 いつもの通り少しだけ舐めさせてもらったが、かなり濃厚。 奥方様は満足そう。
さて、ボチボチ今日の宿を決めなくては・・・。 どこにする? 旭川までぶっ飛ばす? 札幌? だが、最初から無理をすることは無い。 出かける少し前から奥方様は腰が痛いと言っていたことでもあり温泉にする? そこで小樽まで戻っての朝里川温泉に決定。 いろいろ電話してマリンヒルホテル小樽に予約を入れる。 船員保険の保養施設らしい。 一泊二食一人10500円。
のんびり余市方面へ。 道路際に牛を発見。 珍しくも無いことだろうが、こんな国道沿いに?
その反対側にルピナスが咲いている。 今度はルピナスと羊蹄山をカメラに収める。 いろいろな花や大きな草原と羊蹄山。 なんとラッキーなことよ。 
仁木町に入るとさくらんぼ狩りの看板と売店だらけ。 だが奥方様の目的はフルーツファクトリーのケーキである。 女王様のご要望はなんと贅沢なことよ。
ところで我々はドライブ中にかなりのお茶を飲む。 それも“お〜い、お茶” この旅行に出るにあたり、奥方様はワンカートン買って行くつもりであったらしい。
だがいくら北海道だと言っても夏である。 ぬるいお茶など飲めたものではない。 ならば現地調達で冷えたお茶を買おう。 150円掛かろうが仕方がないではないか。 ところがこの涼しさ。 冷たいお茶など必要ない。 常温で充分である。 「だから言ったでしょ!」 と奥方様。 そこでスーパーに行き、“おーい、お茶”をとりあえず10本ゲット。 一本98円。 ヤレヤレ。
5時過ぎホテルにチェックイン。 北海道最初の夜を迎える。
ところで明日の予定だが・・・。 天気予報によると道南では明日は曇り、道北では雨が降るらしい。 ならば雨を避けて、洞爺湖まで足を伸ばす?
この旅行の一番の目的は奥方様のご要望もあり、富良野のラベンダーと礼文島の花めぐりである。 だがラベンダーの見ごろにはまだ早いだろう。 週間天気予報によると曇り空が続くが、木曜日には晴れるらしい。 ならばその日に礼文島へ渡ろう。 と言うことで雨を覚悟して北を目指すことにした。
とりあえず、層雲峡か?
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