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◇北海道 六日目  知床へ 2004.7.9(金)


 やはり予報通り雨である。 仕方がない。 釧路湿原は諦めよう。 8時過ぎチェックアウト。 まず和商市場へ。 しまった。 ここで勝手丼を食べる予定であった。 それを忘れてホテルの朝食を頼んでしまったのだ。

 まだ早いのにかなりの盛況である。 そのほとんどは観光客? 何も買う物も無くなり、冷やかし気分でブラブラ。 奥方様、勝手丼のシステムもわかったようで・・・。 まあ味の方は想像できることでもあり・・・。

 さてNTTドコモの店へ。 エ〜?、営業時間は朝10時から夜7時? ならば昨日間に合ったじゃん。 仕方なく釧路の町をウロウロ。 幣舞橋も渡り、9時30分から営業の釧路フィッシャーマンズワーフMOOへも。 こちらは閑散としている。 奥方様、ここで見つけたクリーム童話の出店で・・・。 エ〜? こんなに早くから?

 ところで携帯電話だが・・・。 店員さんが手に取った途端、元通りになっているじゃん! 何のことは無い。 おばはんが電話を切る際少し長い目にボタンを押してしまい、電源が切れていたらしい。 今まで電源など切ったことが無く、全くわからなかった。

 我々年寄りがこんな便利なものを扱うとこういうことも起こり得る? 恥ずかしいことこの上ない。 どんな顔をして出て行ったのやら・・・。 店員さんの反応は? そんなもの見る余裕も無かったよ〜。 トホホ・・・。

 気を取り直し、先を急ごう。 国道272号線も通行量は少なく、快適に走れる。 どこまでも森や牧場、そして農場などの緑の風景が続き、とても目に優しい。 ここまでかなりの距離を走ってきたが、北海道の道はいくら走っても疲れを感じないのがうれしい。 最も市内とか幹線道路は別だが・・・。

 やがて別海町から中標津町に差し掛かった。 どうやら雨は霧雨になったようだ。 直線道路がどこまでも続いている。 こんな天気だが、とりあえず開陽台か?

 曇り空で見通しも良くは無いが、その広さは十分に見て取れる。 ライダーのメッカらしく、たくさんのミツバチ族も見られる。 テントを張って野営をしている人もいるようだ。 「この寒さでようやる!」 とおばはん、ポツリ。 


 裏摩周展望台へは少しばかり回り道になってしまう。 昨日美しい摩周湖も見ることが出来たことだし、何も見えない霧の摩周湖に行っても仕方がなかろう。 と言うことでミルクロードへ。


 しかしこれだけ直線道路を走ってくると、少々の道では驚かない。 どこまでも同じような牧場が続いている。 我々の感覚も少し麻痺してきたようだ。



 標津町から知床へ。 海岸線を走るのは久し振りだ。 曇り空で荒れ模様ではあるが、なんだかうれしく感じる。


 やがて遠くに島影が見えてきた。 国後島らしい。 飛行機に乗らない奥方様は、この後一生外国を見ることは無いだろう。 ならば異国を見るのは最初で最後? 「よく見て心に残しておいてよ!」


 道端にドライブインが見えてきた。 国後島を眺めながらラーメンの昼食。 これがとんでもなく量が多い。 これも北海道サイズ?


 遠くに雪を被った山並みも見えてきた。 知床連山? 曇り空にもかかわらずクッキリと見え、とても美しい。




 やがて道の駅羅臼。 休憩とお土産の物色。 今日の泊まりは羅臼でも良いが、まだ時間は3時を回ったところである。 ウトロ温泉まで足を伸ばそう。 だが今日は金曜日。 空いているかどうかわからないが、無ければ斜里の市街地まで走れば良いし〜。 何とかなるさぁ〜・・・。

 知床峠に差し掛かる。 カーブが続く峠道はグングン高度を上げてゆく。 天気は少し良いほうに向かっている? 見通しが良くなってきた。 大きな羅臼岳が見え隠れしながらその大きさを増してゆく。

 見下ろせば海に浮かぶ国後島。 周りの山は緑一色。 道端の手の届くところに残雪も見られ、可憐な花がさりげなく咲き、この上ない景観と雰囲気を醸し出している。


 知床峠からの眺めにうっとり。 美しい緑の森に包まれて、羅臼岳の岩山が目の前にそびえ立ち、ところどころで白い斑点のような残雪が素敵なアクセントとなっている。


 聞けば霧の多いところらしい。 この天気でも、これだけの景観を見られたのだから良しとしなければ・・・。 贅沢は言えない。 ラジオの天気予報では明日も雨らしい。  

 知床自然センターに到着。 時間は4時を少し回った。 情報を得ようと館内へ。 知床五湖までの道路は6時まで通れるらしい。 だが先日から熊が出没し、五湖の散策はできず、展望台からの見学に限られていると言う。 ならばそんなに時間はかからない。 明日も雨なら今日行ったほうが良さそうである。

 五湖への道も美しい緑の中、快適に走れる。 少し遠くに海が見えてきた。 遊覧船が穏やかな海だと教えてくれている。 その海をさえぎるように断崖の丘。 それからは美しい緑の山並みへと続いている。


 草原で鹿が草を食んでいる。 それも二〜三頭のグループがいくつも。 家族単位だろうか? 合計で10数頭。



 ほどなく知床五湖の駐車場。 かなりの車と観光バスが停まっている。

 木道の遊歩道を歩くこと数分。 展望台から正面にはかすかにそれとわかる程度の海。 右を見ればクマザサなどの草むらの向こうに五湖のうちの一湖が細長く横たわり、振り返れば大きな知床の山並み。 知床の魅力はこんなものではないだろうが、熊には勝てない? 当然ここは彼らの領域である訳だし・・・。 

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 さて宿探し。 ウトロ温泉に差し掛かった途端、“空室有”の看板が掛かった宿。 これで一安心。 だが中心街の他のホテルはどこも満室。 結局そのホテルまで戻ることに・・・。 ホテル季風クラブ知床。 一泊二食一人 12750円。 海辺に建つこぢんまりとした家族経営の感じの良いホテルである。

 雲がほんのり赤く染まりだした。 夕日が美しいところらしいが・・・。 テレビの天気予報によると、まだここしばらくはうっとうしい日が続くらしい。 北海道に来てからまともに晴れた日が一日も無い。 夕日も見てみたいし、もうボチボチ何とかしてよ〜。 トホホ・・・。