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◇京都 高雄 嵯峨野 2004. 11. 24 (水)
「今年はまともな紅葉を見ていない。」 と奥方様がつぶやいている。 それも聞こえよがしに・・・。 そうとなればこちらにも案内人としてのプライドがある。 意地でも何とか見返してやりたい。 だがすでに11月も終盤。 ラストチャンスが迫っている。
飛び石四連休も好天に恵まれ、各地は大賑わいであったことだろう。 幸い連休明けも好天が続きそうで、24日は奥方様の休日でもある。 これを逃す手は無かろう。 今年最後の紅葉狩りへ出かけようではないか。
さてどこにする? 永源寺? 談山神社? そんなところは何度か行っているし・・・。 ウ〜ン・・・、もう一つ決め手が無い? ならば京都か?
私は京都があまり好きではない。 23〜4歳の頃から20年余り、月に2〜3度、多いときには週に1〜2度仕事で京都を訪れていた。 おかげで京都の地理にもわりと詳しく、京都のお方との付き合い方もわかっているつもりである。
長期にわたり都が置かれていた京都と言う町はやはり風情もあり、万人が好む観光都市で、ここに来てまた人気も急上昇。 だがそのために少しお高くとまっておられる節がある。
また京都のお方は、まず本音を言わない。 「そうどすな〜。 これもよろしおすな〜。 お値段もそこそこやし〜・・・。」 そう言われればもう決まったも同然・・・と誰もが思うが、そうはいかない。 次回訪れ、さあ契約だ・・・と勢い込んで行くと・・・。
「ア〜、あれは他の業者さんにお頼みしました。 えらいすまんことどしたな〜・・・。」 それでおしまいである。 そこそことか、まあまあなどはダメだと言う事のようだ。
これも有名な話ではあるが・・・。
「よろしおしたら、ぶぶづけでもあがっていっておくれやす〜。」 ぶぶづけとはお茶漬けのことである。 ここで、 「えらいすんまへん。 ほんならご馳走になります。」 などと言おうものなら、その後の付き合いはまずできない。 相手はほんのお愛想で言ったまでであり、客の出方をうかがっているのだ。 「おおきに。 今日は急ぎまっさかい、また今度頂戴します。」 この謙虚さを試されている。
また何をするにしても高くつく。 何か物を買うにせよ、食事代にせよ、お茶をするにせよ・・・。 そのくせ仕入れにはきびしく、その上細かい。 また接待もそこらのレストランとかおすし屋さんでは満足してくれない。 けちな接待ならしないほうがマシだ。
まあこれらは一昔も二昔も前の思い出であり、今はもう時代も変り、そんなこともだんだんと少なくなっているのだろうが・・・。
それと既述の通り、私は神社仏閣にはあまり興味は無く、また奥方様などは全く無い。 ゆえにこの年になっても、京都のお寺などを拝観したのは両手の指の数にも及ばず、まして奥方様と一緒に行ったところなど、片手でも余る? だが今回はそうも言っていられない? 高雄から嵯峨野へでも行く?
高尾が近くなり、道路沿いには色付いたもみじの木々が美しい。 まずは高山寺。 8時を過ぎたばかりだというのに、駐車場には観光バスをはじめかなりの車。 向かいの山は見事に色付き、さすが高雄! そして栂尾! 残念ながらまだ朝も早く、周りの高い山にさえぎられ、太陽の照明が届かず、その魅力の全てを出してくれてはいないが・・・。
すぐ手前の神護寺には二度ばかり来た思い出はあるが、せっかくだから・・・とここまで足を伸ばした。

”京都〜、栂尾高山寺〜・・・。” デュークエイセスの歌で有名なことでもあり・・・。
えェ〜? 駐車料金800円? それと拝観料一人500円。 仕方がないと・・・。 だが境内にはもみじなどほとんど無いじゃん! ただ静かな森の中の散歩だけ? この寺は、やはり恋に疲れた女が一人で来るところらしい。
ほんの30分ほどで駐車場へ戻ってしまった。 これなら道路際からの眺めだけで十分じゃん! これで800円? これだから京都は好きになれない! これなら最初に神護寺に向かっていれば、参道下の小さな駐車場に停められた? 今からではもう遅く、狭い道へ入り込めば大変なことになりそうだし・・・。
神護寺まで歩いて20分ほどらしいが、聞けば嵐山高雄パークウェーの大きな駐車場からでも15分ほどとのこと。 どうせそちらへ向かう予定でもあり、もったいないが・・・。 時間当たりの駐車料金、1600円? いくらなんでもねぇ〜。 今日はこれからどうなることやら、先が思いやられる。

嵐山高雄パークウェーの駐車場から急な階段を下ること10分あまり、神護寺の参道に到着。 山の頂から顔を出したお日様が、雲一つ無い青空から惜しげもなく燦燦と光を投げかけてくれている。
だが大変な人出である。 まだ朝早い9時前だと言うのに・・・。 狭い道に人とタクシーなどがひしめき合っている。 この前訪れたのはいつのことであろう。 20年前? いやそれ以上か? 静かなお寺であったが、この変わりようは・・・。
さあこれからが本番! 400段はゆうにあろうか? 急な階段を登って行く。 ゆっくりゆっくり、マイペースで・・・。 所要時間10分とあるが、その倍はかかっただろうか? 一汗も二汗もかき、ようやく山門に到着。
ここは期待を裏切ることなく、見事なもみじが迎えてくれる。 それがわかっているから頑張れるというものだ。 ピークを過ぎた木も見られるが、見頃にはまだまだ十分で、色鮮やかなたくさんのもみじには驚くばかり。 また落葉したもみじの葉も良いものだし、今が一番良い時かも知れない。 かわらけ投げにも挑戦。 やはりこれを真っ直ぐに投げるのは難しいねぇ〜。

嵐山高雄パークウェーは何度か走っているが、紅葉の時期は始めてかな? いつもは通り過ぎるだけで、なんと高い通行料金(1150円)だと思っていたが、今日は何度も車を止め、十分に楽しんだ。 愛宕山が見える頂上付近でおにぎりの昼食。
眼下には京都の町並みが広がっているが、もやがかかり、ぼんやりとしか見えない。 比叡山がひときわ大きく、京都の町を見下ろしている。
保津峡展望台から見える保津川下りの船が、キラキラと輝く水面を滑るように通り過ぎてゆく。 あれ〜? あれはつつじ? ここは日当たりが良く、ミヤマキリシマがこの時期にも咲くと言う。 年に二度も咲くとは珍しい。
嵐山高雄パークウェーの終点からすぐに化野念仏寺がある。 これから向かう二尊院と常寂光寺には駐車場があるらしいが、とても小さな上に道路も狭く、車で行くのはかなり大変らしい。 ならばこの辺りで駐車をし、歩いて散策するほうが無難? と言うことで駐車料金500円を奮発。
嵯峨野の雰囲気を十分に楽しみながら・・・。 奥方様は右や左のお土産物屋さんも見なければならず、キョロキョロ、キョロキョロ。 ついには抹茶のソフトクリームを舐めながら・・・。 やっぱり・・・。
それにも増して二尊院と常寂光寺の素晴らしい紅葉! だがこの人の波はなんとしたことであろう。 下手な神社の初詣の上をいっている? 連休明けとは言え今日は平日、昨日の祝日などは・・・、考えるだけでも恐ろしい。
あとはトロッコ嵐山駅を通り、大河内山荘を右に見て、これぞ嵯峨野と言う竹林のトンネルを抜け野々宮神社までのんびりとお散歩。
これだけ美しいもみじを目の当たりにすれば、今年はもう十分ではないでしょうか? 女王さま〜・・・。 4時が近くなり、雲が多くなってきたことも加え、早くも夕暮れの趣が漂いだした。
二尊院のスライドショー
常寂光寺のスライドショー
竹林トンネルのスライドショー
通りに出たところで運良く空車のタクシーを拾い、駐車場まで戻ることに。

なに? 行きに見つけていたまゆ村でお買い物? まゆでできた可愛い置物もゲット。 駐車場に戻ってみると・・・。
え〜? 追加料金500円? よく見てみると先に貰っていた領収書には、小さな字で2時間以内と書いてある。 それならそうとはじめに言っておいてよ〜。 だから京都と言う町は・・・。
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