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◇富山の桜巡り 2005. 4. 14 (木)


 ここしばらく、いや随分長い間遠出をしていない。 最も寒い冬の間、出不精になるのは毎年のことではあるが・・・。 その上2月には初孫の誕生とか入院騒ぎなどもあり、もっともと言えばもっともなこと。 その病気だが、おかげさまで先日の血液検査の結果、肝臓の数値も平常値に戻り、医者から無罪放免のお許しも出てホッとしたところ。

 そうなると我が家の奥方様が黙っている訳が無い。 桜も各地で満開。 「14〜5日に連休が取れたよ。 どうするのよ〜。 どこへ行く?」

 随分前からの候補地でもあり、昨年もそのチャンスを逃していた富山の松川の桜見物に行きたいのだが、今年の桜はどこも皆、この寒さの影響を受けて開花が遅れてしまった。 だが、そう思っていると急に暖かくなり、ぱっと満開。 これほど気がもめる年も珍しい。 いや、咲く時期はこれで平年なのだろうが・・・。

 昨日も大宇陀町の又兵衛桜を見に行ったのだが、一昨日の雨がたたり、早くもピークを過ぎ、がっかりとさせられた。 松川の桜も三日ほど前に満開を迎えており、一昨日の雨がどのように影響しているか? 気がかりではあるが・・・。 他に行くあても無く・・・。 これは行くしかない?

 まあ、奥方様の目的は桜だけでは無さそうでもあるしね〜。 富山でおいしいお寿司? 金沢で板屋の菰かぶり?

 少し前なら高速道路など文句たらたらでなかなか乗せてもらえず、この旅日記の副題にもケチケチドライブと名付けたのだが、最近では無理をさせないように気遣ってくれているらしく、「ハイウェイカードは幾ら分買っとけば良いの?」 だって・・・。

 そうなるとなんだか気味悪くさえ感じるのは私も貧乏性の証? こうなればもはやこの副題も変える必要がある?



 高速道路を利用すればさすがに早く4時間ほどで福岡町の岸渡川に到着。 まだ7時を少し回ったところ。 空は晴れ上がり、雲一つ見られない。 遠くに見える山には雪が残り、空気がおいしい。

 岸渡川は思っていたより川幅が狭く小さな川。 しかしその両岸には見事な桜並木。 なんだか奈良の佐保川の桜並木の小型版のようだが、こちらはまだまだ木が若くて流れる水も美しく、とても新鮮に感じられる。


 次は高岡古城公園へ。 こちらはとても広く、見事に満開の桜が迎えてくれた。 お堀に桜や赤い橋を映し出し、鳥達も元気に泳ぎ回っている。 「ちょっとちょっと、あれ、黒鳥ちゃう?」 と言う声に後戻り。 なるほどこれは珍しい。

 そのほとんどはソメイヨシノなのだが、桜にもいろいろ種類があるらしく、名札がかかった木も多い。 古木も多く歴史を感じさせてくれる。 椿の花も結構多く、その赤い色がまた良いアクセントとなっている。

 さて今日の目的地、富山へ急ごう。 このバイパスは何度走ったことだろう。 この天気である。 富山が近付くに従い立山連峰がその雄姿をだんだんと大きく見せてくれだした。 少し春霞かかかっているのか、少しばかりぼんやりとはしているが、こんなにはっきりと眺められたのは始めてである。

 昨年の雪の大谷が思い出され、何だか懐かしく、胸に迫るものを感じさせてくれる。 これが山の魅力であろうか・・・。

 富山市内の中心部を流れる松川の周辺には、たくさんの桜が満開である。 私が考えていた雨の影響も杞憂であったらしい。

 船頭さんの見事な棹さばきに身をゆだね、のんびり、ゆったり・・・、身も心もほっこりと・・・。 小さな笹舟からの桜見物、何と優雅な時間であろう。 何かタイムスリップをしたような・・・、風流とはこういうことを言うのだろうか。


 近代的なビルが立ち並び、川岸にはどこまでも続くコンクリートの岸辺。 それに相反するように、この古き良き時代であった昔を思い出させてくれる・・・、尚その上に両岸を覆いつくす見事な桜を眺めながらの舟遊び。 このミスマッチがなんとも言えぬ魅力的で不思議な気分。 あと少ししたら訪れるであろう、桜吹雪の中を行くのも良いだろうね〜。

 さて、ちょうどお昼時。 やはりこの時間になると花より団子? そう言えば岸辺の桜の下ではお弁当をひろげている人が多かったよな〜。 我々の行き先は当然のように回転寿司、いき魚亭である。 奥方様もおいしいお寿司に大満足。 次は高速道路を利用して金沢へ。

 なに? 夕食に海鮮丼を食べたい? え〜、そんなことしたら帰りつくのがまた夜中になるじゃん。 それに今お寿司を食べたところなのに、良くそんなことを思いつくよね〜。 ならば〜、さて・・・。 どうする?

 夕食となればまあ6時か? それまでの時間つぶし。 それならまたなぎさドライブウェーを走ろうか? てな訳でやってきました三度目のなぎさドライブウェー。 美しい海が広がり、カモメが遊ぶ砂浜をゆっくりと車を走らせる至福の時間。 キラキラと輝く海と青い空。 何度来ても飽きませんね〜。


 ことのついでにやわらぎの郷の桜も見に行くか? まあ、ことのついでですから・・・。 こんなもんでしょう。



 金沢市内へ戻ったのが3時半ごろ。 まだ時間はあるが・・・。 とりあえず兼六園の駐車場へ停めようと向かったが、やはり込み合っており、駐車できたのは4時を回ってしまった。 兼六園も満開らしいが、もう今日の桜は十分らしい。 


 それならお土産屋さん巡りでもする? お嫌いですか?  「いえいえお好きです。」 

 そのあと桜が満開の卯辰山にも車を走らせ、板屋の菰かぶりを買い、金沢港にある厚生食堂到着。 時間はちょうど6時前。 なんと時間調節の上手なこと・・・。

 おいしくて安い海鮮丼に満足顔の奥方様・・・。 なんせ、1000円だよ〜。 さああとひとっ走り、頑張ることにしましょうか・・・。

 11時過ぎ、無事帰着。 走行距離、839Km。