◇新緑を求めて  2006. 5. 8 (月)

(大歳神社の千年藤〜神庭の滝〜大山〜蒜山高原)


 ゴールデンウィークも終わり、そろそろ新緑のシーズン。 どこかいいところない? と奥方様。 先日掲示板にいただいた箕面の滝の書き込みを見て、何度も行きそびれているところを思い出した。 ただし、それは紅葉のシーズンのこと。 だが、紅葉が美しいところは新緑も素晴らしいはず。 連休明けの天気予報は良い方に変わってくれたことでもあり、出かけますか?

 それは神庭の滝。 岡山県真庭郡勝山町、いや今は真庭市に変わったそうな。 この平成の市町村合併が良いことであり、必要であると言うことはわかるのだが、市町村名が変わると言うのは慣れないこともあるのだろうけど、どうもね〜。 なんだか情緒もなくなったような気がしてね〜・・・。

 最近は高速道路の利用が多くなってきた。 昨年の入院騒ぎから奥方様もあまり文句を言わない。 いや、積極的に勧めてくれるようにもなり、それはそれでありがたいことなのだが、根からの貧乏性? 何とか節約したいとの思いは強い。 これも永年にわたり飼いならされた習性?

 神庭の滝へは中国道、米子道を利用、久世ICまで。 ETCの深夜早朝割引と通勤割引を利用するとなれば、一度山崎ICくらいでおりる必要がある。 山崎ICと言えばちょうど見頃のものがあるじゃ〜ないですか。 と言う訳で、明るい太陽が光を投げかけ始めた7時前に到着。

 大歳神社の千年藤。 [おおとし神社] とばかり思っていたのが、今日始めて [ださい神社] と言うことが判明。 それはそれは、永年にわたり失礼をいたしました。 と言うのも5〜6年も前?に一度訪れたことがある。 その時は見頃が過ぎており、残念な思いをしたものだ。 そのリベンジをようやく果たせたと言う次第。

 狭い境内を所狭しと見事な藤棚が覆い尽くしている。 一歩足を踏み入れると、独特な甘い香りが鼻をくすぐる。 でもね〜。 最初は良かったんだけど、長くいると少し鼻につきだした。 最後には奥方様、“頭が痛いからもう帰ろう・・・” だって。



 そのとき大きなカメラを構え、我々より先に来られていたおばさんが、“いい香りですね〜。” 言われた奥方様、“そうですね〜・・・” いやはや。 個人差もあるのでしょうがね〜。 まあ、良い香りは良い香りですが・・・。

 昨日の雨がその香りを増殖したのだろうか? その雨にうたれた花びらが地面に敷き詰められ、それもなかなかの風情。 見事な藤の花とあいまって静かな雰囲気を十分に味わうことができましたよ〜。

 さあ、神庭の滝へ。 駐車場から300m。 静かに流れる渓流沿いをゆっくりとお散歩。 萌え出したばかりの優しい新緑が二人だけの世界を包んでくれている。 土手には可愛い花が咲き、大きな岩に張り付いた苔からすだれのように水がこぼれ落ち、素敵な清流の雰囲気を醸し出している。 そのせいでもあるまいが、やはり涼しく、いや少し寒く感じる。

 やがてその新緑に守られるように、大きな滝が目に飛び込んできた。 かなりの高さのようだ。 なに? 110m? う〜ん、納得。 もみじの木も多い。 “これは秋にも来ないとね〜。” と奥方様。 言うと思ってた・・・。





 時間はまだ9時30分を回ったところ。 さてどうします? 温泉にでも浸かりましょうか? 湯原温泉が近くにある。 湯原ふれあい交流センターのさらりとしたお湯で一汗流す。 入浴料600円。

 奥方様には行きたいところがあるそうな。 事あるごとに言われていた。 何度か行っているのだがここ何年かはご無沙汰の境港にある食事どころ峰。 え〜? わざわざ行くの? かなり遠いよ〜。 なに? 高速道路を使え? いやはや、おっしゃることが今までと随分違いますこと・・・。

 湯原ICから米子ICまで利用。 一路境港へ。 ちょうど12時に到着した峰は改装されたらしく、とてもきれいになっている。 随分お稼ぎになったようで・・・。 相変わらずの満席状態でしばらく待たされた。 メニューもすっかり変わっている。 奥方様、毎日20食限定の1200円のお弁当にご満足のご様子。 でもね〜。 私が食べたかったお刺身定食がメニューから消えてるじゃん。

 なに? お刺身の盛り合わせが2650円? それにご飯とお吸い物をつければ3000円をはるかに越えるよ? そこで1800円の定食を注文。 しかしそれは奥方様が以前食べていた1500円の月御前と同じ? と言うことはやはり値上がり? まあ、お店も美しく改装されたことですしね〜。 仕方のないところ? 少しだけついていたお刺身はさすがにおいしかったけど・・・。 だが、これならどこにでもある定食と大して変わりはない?

 しまった、やはりお刺身の盛り合わせを注文するんだった・・・。 でもね〜。 お昼ごはんに3000円はね〜。 それくらいだすつもりなら、どこでもおいしいものが食べられそうじゃん? 今までのように1800円だからお値打ち感があったと言うものだろ? 少しガッカリ。 これならわざわざここまで来ることもなかった? 奥方様、“そう言えばそうやね〜・・・。” ならば奥方様のページのお気に入りからおはずしになったら? “う〜ん・・・?”

 なんだかモヤモヤした空気を読み取ったように、空も厚い雲がかかっている。 さてどうする? 大山の新緑も見たいところだが、雲に隠され全くその姿はない。 米子の水鳥公園? 渡り鳥なんて冬のものだよ? とっとり花回廊? それもね〜。 仕方がない。 大山は見えなくても、美しい新緑なら見れるだろうし行ってみるか? 相変わらず我々は、どうも大山とは相性が悪いようだ。

 大山道路の道路際の木々もやさしい緑の葉っぱに模様替え。 周りの山々は間もなくその模様替えも完成するようだ。 相変わらず厚い雲が空を覆ってはいるが、視界は良好。 それも登るに従い、徐々に明るくなりだした。

 それは突然のことであった。 木々の間から少しばかりの青い空が見えたようだ。 ほらほら、山が・・・、と奥方様の大きな声。 エ〜? ウッソ〜・・・。 大山が顔を出してくれているよ〜。 空には青い部分が広がり、澄んだ空気にその姿がより一層くっきりと浮かび上がっている。



 この道を走ったのは何度目だろうか? こんなに素晴らしいところだったんだ〜。 通る車もほとんどないことを良いことに、道路際に車を止める。 何をしているの? 今のうちに早く行かなくっちゃ〜・・・、と奥方様。 そうでした。 この晴れ間がいつまでも続く保障などありませんから・・・。

 大山寺下からはさえぎる物が何もなく、より大きな大山を眺めることができた。
こんなに美しい山だったんだね〜。 感動・・・。 こうなれば鍵掛峠だ。 よ〜し、行くぞ〜。




 しかし・・・。 枡水高原へ向かって、少し走るとガスがかかりだし、間もなく視界がなくなった。 なんじゃ〜そりゃ〜・・・。 こうなれば大山まきばみるくの里か?

 ほとんど前が見えない。 ゆっくりゆっくりと車を走らせる。 大山まきばみるくの里も何度か来ているが、営業が10時からゆえ、朝早かったりで中へは入ったことがない。 コスモスが美しかったよね〜。

 牧場は霧の中。 建物がようやく確認できる。 中はレストランとバーベキューハウスと売店があり、体験施設のみるく工房もあるそうな。 奥方様、濃い牛乳とお決まりのソフトクリームに大満足のご様子。




 さて、どうする? この霧じゃ〜ね〜。 だが待てよ? 先ほどの大山寺下では晴れていた。 鍵掛峠も晴れるかも知れない。 ここは再度の奇跡を期待して・・・。

 大山環状道路のカーブの多い道をゆっくりと進む。 やがて一の沢。 そして二の沢、三の沢と進むに従い、だんだんとその霧が薄くなってゆく。 これは期待大だぞ〜。 よ〜し、雲よ晴れろ〜・・・。

 到着した鍵掛峠では雲も晴れ、大きな大山と大きく広がる裾野が美しく広がっていた。 その裾野の緑の絨毯と険しい岩山とのコントラストがまた良い雰囲気・・・。 頂上にかかったわずかな雲がなかなか動かない。 待つこと15分、いや30分? ようやくその全貌を現してくれた。 もう少し青い空がほしい? それは贅沢と言うものだろ?

 蒜山高原に向かう道はブナの木のトンネルが続き、その新緑がことのほか美しい。 だが下るに従い、また雲が多くなってきた。  鬼女台からも冴えない眺め。 蒜山三山も雲に隠れたまま。 牛の姿も見られない。




 しかしまだ八重桜も最後の花を咲かせ、緑の芝生が目に優しく、立ち寄ったひるぜんジャージーランドでは菜の花が咲き、遠くには牛の姿もあり・・・。 相変わらずの風景だが、高原牧場の雰囲気はやはり良いものだよね〜。



 夕暮れが近くなってきた。 天気もだんだん悪くなってきたようだ。 ついに霧雨が・・・。 倉吉から鳥取を目指す。 そうです、今日の最後を締めくくる回転寿司。 これも久し振りのすし若鳥取店でお寿司の夕食後、一路帰路につく。 10時30分、無事帰宅。 走行距離766Km。 あまりにも盛りだくさんな行程ゆえ、今日は少し疲れた見たい・・・。



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