◇別府温泉、湯布院温泉、黒川温泉を巡り、くじゅう、阿蘇へ
一日目 別府温泉〜湯布院温泉 2007. 5. 14 (月)

午前10時30分、別府温泉海浜砂湯到着。 天気は晴れ。 穏やかな海から吹いているそよ風が、優しくほほをなぜてゆく。
日付が変わってから出発した。 山陽道を利用し、小倉東インターチェンジからは国道10号線を南下。 宇佐インターチェンジから宇佐別府道路を利用し、別府インターチェンジを出て約10分のところ。 ゆっくり休憩を取りながらおよそ10時間、おおむね予定通りである。
この旅日記を書き始めてから九州へは2度訪れ、今回が3度目となる。 主なところで訪れていない、いや、行きたいところは、耶馬溪、別府、湯布院、くじゅう、阿蘇、高千穂峡、霧島あたりだろうか。 再訪したいところはいろいろあるが・・・。
これらを一度にまわろうと思えばかなりの日数を要する。 奥方様はまだ仕事をやめる気配はなく、旅行費用にも限界がある。 ならばあと2度か?
そこで以前から、暇に任せていろいろ調べもし、思案をしていた。 霧島から高千穂峡、阿蘇を巡る3泊4日の旅。 そして耶馬渓、別府、湯布院、くじゅうを巡る3泊4日の旅。 奥方様はまずは霧島〜阿蘇を選択していたのだが・・・。
そこは我が家のわがまま女王様のこと。 ゴールデンウィークが始まる4月の末頃、「連休明けに九州へ行こう。」 と言いだしたのだ。 しかしこちらにも予定と言うものがある。 いや、暇な身分ゆえ日程の問題ではない。 同じ行くなら花の時期にあわせたいではないか。
となると第2週の7日からでは少し早いのだ。 しかしその4日間の天気めぐりの良かったこと・・・。 「だから言ったでしょ。」 う〜ん、絶好の旅日和だったよね〜。
見たい花、いや見せたい花・・・。 それはミヤマキリシマ。 霧島の高千穂河原の見ごろは20日を過ぎてから。 阿蘇の仙酔峡は12日ごろ。 くじゅう高原の久住山は6月に入ってからだそうだ。 もっとも高千穂河原と久住山は、少し山を登らなければならないが・・・。
その上突然に前言を覆し、「別府、湯布院と阿蘇へ行きたい。」 と仰せになったのだ。 え〜? 前に説明してありますでしょうに・・・。 まわる段取りが悪いから、無い知恵をいろいろ絞っていたのですがね〜。 しかし女王様のお言いつけには逆らえないのです。 ハイ・・・。
そこで急きょ練り直し。 後のこななどかまっていられない。 こうなれば全てをまわることなど諦めざるをえないようだ。
後はお天気とにらめっこ。 当初、14日からは悪天候だったのが、12日くらいの天気予報から良いほうへ変わってきた。 14日、15日は何とか晴れそうだし、16日は曇りで済みそうだが・・・。 次週、21日からの天気が良い保証などなく、これは出かけるべきか? ホンに悩ましいこと、この上無い。
その上人気の高い湯布院、黒川で泊ろうなどと無謀なことを考えるならば、当日の飛込みではあまりにも心もとない。 ならば予約する? それも2万〜3万などと言うご立派な旅館などに泊るつもりなどサラサラない、いや、泊まれる訳はないが、できれば口コミで評判が良く、できるだけ安いところが良いと言う、とても贅沢な希望・・・いや、これは万人が望むところ?
そこで前日13日の夕刻、とうとう湯布院と黒川の旅館に予約の電話をしてしまった。 これはもう行くしかない? それは当然じゃん? その気で予約したんだろ? いや、実はまだ出発しようか、やめようか・・・と迷っていたのも事実なのだ。 え〜? 行くならあと数時間後の出発だよ?
さて、この旅最初の温泉。 砂風呂の経験は2度目だが、なんだか砂が違う? 指宿温泉は海砂で、別府温泉は川砂を使用しているそうな。 また指宿は地熱を利用し、別府では温泉で温めているらしい。
ゆっくりと温まる。 目の前の海から吹くそよ風が心地良い。 目をつむっていると、眠らなくても長距離運転の疲れが取れた・・・かな?
2箇所しかないシャワーを浴び、小さな温泉に入浴。 そのどちらの設備もお粗末ながら、それを気にしなければまずまずと言うところ? 砂湯で温まった体を海風が爽やかに吹き抜けて行く。 入浴料、1000円。
時刻は11時をまわったところ。 温泉に浸かると途端に空腹感を覚える。 ましてや砂風呂。 その効果はてきめん? そこで少し早いが昼食にしよう。 5分ほど南へ向かった国道10号線沿いにあるファミリーすし金太郎。 回転寿司ではないが、ネタも大きくて新鮮、また値段が安い。 支払ったのは二人で3000円ちょっと。 もっとも2貫99円と1貫99円がほとんどだが・・・。 我々はお薦めのマグロづくしと近海地魚のにぎり、そしてミニちらし寿司とあとは少々追加して、大満腹で大満足。
別府と言えば地獄巡り。 しかし8箇所全ての地獄を巡るつもりなどなく、またその時間もない。 奥方様も修学旅行の記憶が少しはあるようだし・・・。
そこでまずは血の池地獄へ。 自然の力と言うのはやはりすごいね〜。 赤? いや朱色をしたお湯になんだか不気味な気さえする。 また中央の色の変わったところは深さが200m? 温度は78度? これでも8地獄の中では一番低いの? これは驚いた。 奥方様、お土産にお決まりの血の池軟膏を買っている。 なに? 1300円? なんと良いお値段ですこと・・・。
おとなりの竜巻地獄は次の噴煙まで40分? と言うことは今あがったところ? しまった、先に行くべきだったようだ。 35分から45分毎に20mほどお湯が吹き上がるのだが、言わば噴水と同じだろ? 当然その時間まで待つつもりなどない。

次は海地獄へ。 ここも鮮やかなブルーの色。 なんだか爽やか? でも97度? もうもうと湯煙が吹き上がり、卵がゆでられている。 その晴れやかな色とこの荒々しさは・・・。 蓮の花も美しく咲いており、温室では大オニハスも見ることが出来る。
まあ、この二つが代表的だろうから、これで十分かな? どちらも入場料400円。 8地獄全てをまわれる共通観覧券は2000円。 駐車場が各地獄にあり、無料と言うのがうれしいね〜。

さあ、湯布院へ向かうとしよう。 県道11号線、通称やまなみハイウェーを登って行く。 やがて優雅な由布岳がその姿を現し、狭霧台からは湯布院の町並みがぼんやりと見えている。 春霞なのか? 少し見通しが悪いようだ。
湯布院の街中で駐車場に車を入れ、湯の坪街道を散策。 奥方様、いきなり金賞受賞の看板がかかったお店でコロッケとソフトクリームを購入。 ブラブラとお土産屋さんなどを冷やかしながら、金鱗湖までお散歩。 なるほど、これが女性を中心に人気がある秘密・・・かな? 人はかなり多い。 まあ、それなりの風情だが・・・。
それより少し疲れを感じる。 時刻は4時をまわった。 早く一風呂浴びてゆっくりしたい。 そこで散策を切り上げて、大まかな地図を頼りに今日の宿に向かうことにした。 ところが複雑で狭い道に大苦戦。 何とか到着したのが奇蹟? 町外れの田んぼの中の離れだけ5部屋の ”しずか” と言う小さなお宿。 露天風呂付き離れのお部屋なんて初体験だ。 しかしお値段は二食付きで13000円。 連休にあわせて建て増ししたらしく、まだ木の香りがする新しいお部屋に落ち着き、まずは由布岳を眺めながら湯浴みをして、少しばかり横になる。
食事は母屋の食事どころでいただく。 寡黙なご主人と明るい女将さんの名コンビ?がいいよね〜。 高校3年生のご子息も手伝う全くの家族経営。 部屋へは飲み物の持ち込み自由で、チェックインした後は何も干渉しないで、布団も各自で敷くという徹底振り。 これはこれで我が家にいるようで、なかなかいい感じ。
夜遅く、満天の星空を眺めながらの露天風呂。 その星も心なしか大きく見える? これがささやかな永年の夢だったのだが、ようやくその夢が叶い、大満足。 真上に邪魔な電線が通っていなければより素敵だった?
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