◇尾瀬ヶ原と草津温泉 その1 2007. 6. 4 (月)♪♪ 夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 遠い空・・・。 ♪♪ 若かりし頃から一度は行ってみたいと思っていた尾瀬・・・。 しかし関西からはあまりにも遠く、東京経由となるためにとても行き辛いところであった。 それが今では上越新幹線でも、高速道路を利用すれば車でも簡単に行ける。 この40〜50年余りの世の中の変わりようは驚愕に値する。 その果たされなかった永年の夢が、山歩きの経験も全くない我が家のおばはんの一言で実現するのだから、なんとも皮肉で情けない話ではあるが・・・。 これも世の中が変わってきた証拠? 昨年の今頃のこと。 例年のごとく尾瀬ヶ原の水芭蕉の映像がテレビから流れていた。 何を思ったのか急に 「来年は水芭蕉を見に尾瀬へ行く。」 とおばはんが言い出したのだ。 こちらを参照 さて今年もいよいよ水芭蕉の季節。 どうしても行く気? 大丈夫? 「行くと言ったら行くわよ〜。」 ならば仕方がありません。 私に異存などある訳ないしね〜。 そこでいろいろ下調べ。 時期的には6月の第一週だろうか? しかし今年は雪が少なかったせいか水芭蕉の開花が早く、すでにピークは過ぎている? 見頃だったらしい先週は天気も悪かったしね〜。 その上2〜3日前から奥方様の体調が優れず、食欲も無い。 どうやらお風邪をおめしになった? 鬼の霍乱? と心の中では思っていても、決して口には出せませんが・・・。 ならば無理をしない方が賢明だろう。 来年もあることだし・・・とすでにその気がなくなっていた。 ところが3日の午後、仕事から帰ってきたおばはんが、「調子も戻ったし、食欲も出てきたから行くわよ〜。」 なに? それは少し無謀では? 最低でも7〜8Kmは歩く必要があるのだから、無理はしない方が・・・。 また来年のことにしようよ。 「来年のことなどわからないよ。 行ける時に行っておかないと・・・。」 う〜ん、たしかにこの歳ですからね〜。 結局押し切られてしまいました。 まあ、この結果は最初から読めていた? それを言われると少し辛いものがありますが・・・。 ![]() 朝の8時30分、戸倉の第一駐車場に到着。 マイカー規制のため、ここから先へは行けない。 雲も多いが、青い空から差し込む朝日がまぶしく、爽やかな風が頬をなで、とてもすがすがしい気分だ。 日付が変わる少し前に出発した。 7時過ぎから3時間半ほど熟睡してから出発したからすこぶる好調。 奥方様も元気そうで一安心。 切符を買って待つことしばし、8時50分発の定期バスに乗車。 ところが少し遅れた上に、本来のバス停からの乗客でほぼ満員だよ。 その上、バスに乗れなかった人たちが乗った乗り合いタクシーに何台も追い越され、結局鳩待峠に到着したのが一番最後じゃん。 トホホ・・・。 駐車料金一日1000円、運賃900円。
9時50分、鳩待峠を出発。 途端に急な下り、それも石がゴロゴロの悪路。 しかしそれは少しだけで、階段状に良く整備された道となり、やがて木道が現れる。 見上げれば残雪で化粧した至仏山が木の間隠れに顔を覗かせた。 美しい。 そして大きな山だ。 新緑と鴬の鳴き声に励まされ、ひたすら下る。 人はとても多い。 早足の人たちに道を譲りながらマイペースでゆっくりゆっくり。 ![]() ヘリコプターの轟音に驚かされる。 途中、木道の付け替え工事中で材料の木材を運んでいるのだが、生い茂る木々の少しの隙間から降ろさなければならない。 ちょっとの判断ミスが大事故になりかねず、なんと恐ろしいことよ。 ![]() 11時10分、ようやく山の鼻に到着。 ビジターセンターに立ち寄り、尾瀬トレッキングガイドのパンフレットをゲット。 なに? 協力金10円? なんとお安いこと・・・。 トイレも100円。 それもお安い? いや、ありがたいことです。 まわりには人が溢れている。 平日でこれ? 昨日の日曜日などはどうだったのだろう。 奥方様、早くもソフトクリームだって。 オイオイ・・・。 なに? これから本番への栄養補給? なるほど・・・。 ん? ![]() さていよいよ尾瀬ヶ原ハイキングのスタート。 ここまでの下り道でも水芭蕉は少し見られたが、いずれもすでにとうが立ち、なんだかみすぼらしい感じ? やはり少し遅いらしい。
やがて地塘が現れ、水芭蕉の大群。 少しピークが過ぎている感じもするが、遠くからの眺めは見事の一言。 雲が多いながらも正面には大きな燧ケ岳がそびえ立ち、振り返ればまだら模様に雪化粧した至仏山。 鴬の鳴き声と共に今度はカッコウの鳴き声が響き渡り、これ以上ない雰囲気、そして良い気分での木道歩きに、早くも尾瀬の雰囲気に飲まれてしまったような奥方様。 「思い切って来て良かった〜。」 ![]() その地塘だが、なんだか黒っぽい。 良く見てみると水に油が浮いている? もしかしてこれは石油? と言うことは堆積物が早くも化石化しているの? この不思議な現象の実態は? やがて牛首の分岐点。 ベンチが設けられてあるが、たくさんの人が休憩していて座る場所もない。 しかしちょうど団体さんの出発らしく、一気に立ち上がってくれた。 ラッキー。 ちょうどお昼時。 ならば我々もお昼にしますか・・・と持参のおにぎりをほおばる。 ![]() 見渡せばまだ冬模様の広い平原、山裾には美しい新緑とグレーの木が混ざり合い、白樺の木の白さがひときわ輝き、それらを見守る高い山。 その中で食べるおにぎりのおいしいこと・・・。 この上ない幸せを感じる。
そのまま真っ直ぐに竜宮へ向かうと今度はリュウキンカが多くなってきた。 ついには大群生。 これは素晴らしい、そして美しい。 その黄色に負けまいと水芭蕉の群生。 ここはまさしく竜宮か? その水芭蕉だが、ちょうど見頃の小さくて可愛い姿も多くなってきた。 奥へ進むに従い、開花時期も遅くなるのだろう。 地塘ではやかましいくらいの蛙の鳴き声。 しかしいくら探せどもその姿が見えない。 ついには立ち止まってジッと観察。 しかし見つけたのはいもりとたくさんの岩魚?だけで蛙の姿はない。 「これでは気になって、今夜は眠れないよ〜。」
やがて竜宮小屋が見えてきた。 この大勢のハイカーたちのほとんどは日帰りらしい。 上着には観光バスのものだろうか、それぞれのツァーのバッジ。 しかし竜宮が近くなるに従い、その人たちの姿も少なくなってくる。 そろそろ帰りの時間かな? 我々は今日、山小屋でお泊りする。 この竜宮小屋は相部屋だが、その先の見晴には個室で泊まらせてくれるところもあり、鳩待峠で電話して予約を入れた。 この尾瀬の山小屋では全て予約が必要らしい。 しかしこのたくさんの人出の割には泊まる人は少ないらしいが・・・。 竜宮小屋から少しだけの林を抜けるとまた広い平原に出る。 ここまで来ると極端に人が少なくなり、ようやく静かな尾瀬を堪能。 やがて今日の宿泊地、見晴の山小屋が見えてきた。 この見晴には6軒の山小屋があるが、どこでも同じだろうと一番大きな弥四郎小屋にした。 1泊2食8400円。 ![]() 2時50分到着。 お疲れ様・・・。 鳩待峠からは距離にして9.3Km、想定時間3時間とあるが、我々は5時間もかかっってしまった。 まあこれは食事休憩や写真も撮っていたしね〜。 いや、やはり歩くのが遅い? さて、奥方様の山小屋初体験。 え〜? テレビもないの? 新聞は? 廊下はきしむし、スリッパの音はうるさいし、周りの部屋の話し声が丸聞こえだよ。 窓も隙間だらけで寒そうだし・・・。 お風呂は4時から6時までしかはいれないの? 石鹸やシャンプー、歯磨き粉もダメ? 消灯が9時と言うのは早くない? じゃ〜6時からの食事の後は何をするの? 明日の朝食も6時から? ・・・、・・・。 でもね〜。 山小屋と言ってもここでは個室に泊まらせてもらえるし、トイレは綺麗だし、風呂にも入れるしね〜。 と言うことはこんなの山小屋とは言わないよ。 ちょっとした民宿じゃん。 これで驚いているようでは本当の山小屋に泊まらせれば卒倒する? やはりお嬢様育ち?で、お上品?な奥方様にはご無理なようです。 写真で巡る旅日記でもご覧ください。 ![]() このマークをクリックするとスライドショーをご覧いただけます。写真をクリックすると大きな画面でご覧いただけます。 |
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