◇尾瀬ヶ原と草津温泉 その2 2007. 6. 5〜6 (火〜水)


 昨夜は7時30分に眠りにつき、朝の3時まで熟睡。 奥方様も3時半には目覚めたようだ。 昨夜は感じなかったのだが、少しだけ膝が痛い。 4時を過ぎ、各部屋もお目覚めの様子。 廊下を行き交う足音が賑やかになってきた。

 明るくなりだした外はガスに煙っている。 持参の湿布を張る。 奥方様は昨夜張っておいたらしく、お風呂のおかげもあり、なんともないと元気一杯のご様子。


 朝食を済ませ、6時50分出発。 霧も晴れ、燧ケ岳、至仏山にかかっている雲もその内に晴れそうだ。





 この先、尾瀬沼や三条の滝を目指す人も多いが、当然のことながら我々は来た道を引き返す。 行って見たい気持ちがない訳ではないが、このコースだけでも十分に満足。 いや、この場所に立っていられるだけで幸せを実感する。

 爽やかな朝の空気を胸いっぱいに吸い込む。 ウグイスはまだお休みかな? その分カッコウの鳴き声が大きく響き渡っている。 人は数えるほど。 静かな朝のお散歩である。


 竜宮の少し手前の沼尻川にかかった橋で、’これより先群馬県’の標識に驚いた。 そうか、我々が昨夜泊まっていたのは福島県だったのか。 そう考えれば尾瀬も広いよね〜。




 となると私のこの旅日記で尾瀬はどの県に載せればいいの? 群馬県? 福島県? その両方? そんなこと、どうでもいいっかぁ〜。

 まだ早朝なのに竜宮へ向かって歩いてくる人が結構多い。 戸倉発の一番バスは4時40分だそうな。 と言うことはそれに乗ればこの時間に竜宮まで歩ける? 同じ道を帰るのも・・・、と今日は竜宮の十字路を右折してヨッピ吊り橋を目指すことにした。 少し遠回りだが、その分人も少ない。

 吊り橋のたもとで休憩中、ベテランのお方からいろいろ教えていただいた。 大清水に車を置いて尾瀬沼へ下り、尾瀬ヶ原へ。 鳩待峠からはバスの便があり、大清水まで戻れるそうな。 「今度は9月25日頃においでください。 そりゃ〜、見事な草紅葉ですよ〜。」 だって。 奥方様、興味津々で聞いている。 ん? なんだかその気?



 たくさん現れる地塘には燧ケ岳、至仏山が写り、えもいわれぬ美しさにうっとり。 またなかなか前へ進めない。 そのおかげでとうとう大きな鳴き声の主を発見。 真っ黒な蛙じゃん。 これでスッキリした〜・・・。




 牛首まで戻ると途端に人が多くなる。 最後の水芭蕉を目に焼きつけ、山の鼻到着。 時間は9時45分。 山小屋の喫茶ルームでゆっくりとコーヒータイム。 鋭気を養っていざ出発だ〜。

 これから最後の大仕事、鳩待峠までの登りが待っている。 たくさんの人とすれ違う。 元気な中学生の団体が挨拶をしてくれ、こちらも元気がもらえたようだ。 ゆっくりとマイペースで2度ばかり休憩を取り、11時30分、ようやく到着。 フゥ〜。

 少し休憩をして乗り合いタクシーに乗り込む。 9人揃うと随時発車してくれ、料金は同じ900円。 12時20分、戸倉の駐車場に到着した。

 快い疲れが体を包み込んでいる。 往復約20Kmを歩き通せた安堵感、満足感、そして達成感・・・。 さて来年からは毎年夏が来れば思い出すことだろう。

 ♪♪ 水芭蕉の花が 咲いている 夢見て咲いている 水のほとり・・・。 ♪♪




 さてどうする? どこか温泉にでも浸かってこのまま帰ろうか? 私には行ってみたい温泉がある。 それは美人の湯で名高い四万温泉。 「それではお父さんがしんどいやろ? 草津温泉に行ってみたいよ。」 と奥方様。 万座温泉には行ったことがあるが、草津温泉は知らない。 ならばお泊りしてゆっくり、のんびり骨休め?

 さて昼食だが・・・。 お蕎麦? でもなんだか空腹感がない。 朝ごはんをしっかり食べたしね〜。 その上持ってきたおやつや鳩待峠で五平餅も食べたし・・・。 ならば昼抜きだ〜。 最近はこのパターンが多くなってきた。


 吹割りの滝は川の流れが地形のくぼみで形を変え、滝のように見える珍しい光景。 日光からの帰り道に一度来たことがあるが写真がない。 ならば寄って行こう。 




 駐車料金は500円、または1000円分のお買い物をすると停められるお店が並んでいるが、一箇所だけ無料で停めさせてくれるところがある。 これも2度目だからわかっていること。 お土産なども売っており、前回は少しお買い物をしたが今回は何も買わなかった。 戻って来たのも早かったし許してね。 ゴメン。


 後は一路草津を目指し、3時半に到着。 早速旅館組合の案内所へ。 紹介してもらった ’旅館たむら’ へチェックイン。 1泊2食13800円。 12部屋のこじんまりとしたお宿で、結構いい感じ。 隣には地蔵の湯。 この旅館の源泉でもあるそうな。 無料で入浴でき、足湯もある。



 草津温泉には大きな共同湯があり、その一つが西の河原露天風呂。 ここは大きな露天風呂だけらしい。 もう一つは大滝の湯。 たむらからはこちらの方が近いらしく、内湯とサウナ、そして露天風呂があると言うことでそちらへ向かった。 料金は800円。 ただし旅館で一割の割引券をもらえる。

 浴衣に着替えてのんびりと歩くこと5分あまり。 大きなお風呂と露天風呂でさっぱりとハイキングの汗を流す。 あわせ湯ではなんと53度のお湯を体験。 少し足をつけただけで、「アチチ・・・。」 当たり前だろ?

 湯上りの火照った体を冷ますべく湯畑へまわるが、なんと坂道の多いこと。 良くテレビで見ているからなるほど・・・と言う感じ。 これは湯の花を取るためだそうな。 最後に流れ落ちる湯の滝に浸かって見たい? いえいえ、ここでも温度が高すぎて、立ち入らないようにとの看板あり。

 宿へ帰ってくると、おとなりの地蔵の湯から大きな歌声。 ”草津良いと〜こ、一度〜は〜おいで、ドッコイショ〜。” どうやら湯もみをしているらしい。 「見ておいで。」 「う〜ん、テレビで見ているからいいよ〜。」 と奥方様。 そう言えば湯畑のすぐ側で湯もみのショーをしているところがあった。 ただしこちらは有料で500円。

 夕食後、旅館のお風呂に入るが内湯は少し熱くて、小さな露天風呂が気持ちよかったよ。 テレビを見ているといつのまにか眠ってしまった。





 翌日も良い天気。 爽やかな風に誘われて、もう一度湯畑までお散歩。 温泉卵を買い、ベンチでいただいた。 なかなかおいしいじゃん。 




 今日はこれから軽井沢を目指す。 奥方様たってのご希望である。 軽井沢ブランドと言えばやはり女性に大人気だから? では何を買いたいの? なに? ケーキとソフトクリーム、そして蜂蜜とジャム・・・。 ん? そんなの軽井沢には全く関係ないし、またどこでも買えるじゃん。

 新緑がまぶしい静かな高原の中の有料道路、鬼押ハイウェーを快適にドライブ。 ほどなく鬼押出し園に到着。 浅間山の噴火の凄まじさを実感。 浅間山にかかった雲が何とか取り払われたが、見通しはあまり良くない。 ツツジやイワカガミなどの花も咲いていた。 入園料600円。 



 次は白糸の滝。 富士山の白糸の滝ほどではないが、新緑の中流れ落ちている様は、なかなかの風情。 





 間もなく北軽井沢に差し掛かる。 深い森の中に旧三笠ホテルが建ち、別荘も見られるが、ただ新緑が美しかっただけ?


 町営旧軽井沢駐車場に車を停め、いよいよ軽井沢のメーンストリートを散策。 奥方様、まずはミカドコーヒー店で買ったモカのソフトクリームを舐めながらのそぞろ歩き。 なんだか楽しそう。



 ところが蜂蜜は何と2500円だって。 いつも買っている愛東マーガレットステーションでは同じ種類、そして同じくらいの大きさの蜂蜜が1400円だよ〜・・・と驚いている奥方様。 また小さなビンに入ったジャムは525円。 やはりこれが軽井沢ブランドと言うことか?

 観光会館で教えてもらったケーキ屋さんは、喫茶はお休みだって。 そこで喫茶とケーキの看板がかかったお店へ入って一休み。 なに? コーヒーが840円? ケーキセットは1500円? まあ、雰囲気はそこそこだけどね〜。 座ってしまったから帰る訳にもいかず・・・。 トホホ・・・。

 そんなこんなで尻尾を巻いて早々にご退散させていただきました。 どうやら我々貧乏人が行くところでは無さそうです。 これは失礼いたしました。 駐車料金、2時間で600円。 フゥ〜・・・。

 後は小諸インターチェンジから高速道路を利用して帰途につく。 ところが小諸が近くなったところでビーナスラインの標識がでてきた。 時間はまだ1時30分。 ならば新緑の中のドライブでも楽しむか?

 しかしこれがとんでもないことに・・・。 その後、肝心のビーナスラインの標識が出てこないじゃん。 どう走れば良いの? え〜い、こうなれば一度走ってみたかった麦草峠へ行っちゃえ〜・・・。

 佐久市から国号141号線を南下、そして国道299号線へ。 これがヘヤピンカーブが連続するとてもタフな道。 見晴らしなどほとんどなく、ただただ走るだけ? もっとも新緑は見事でしたが・・・。

 ようやく白駒池到着。 なに? 駐車料金がいるの? 500円だって。 15分ほど歩かなければならず、もういやだよ〜・・・と奥方様。 ほどなく海抜2127mの麦草峠。

 え〜? 2127m? なるほど・・・。 これではこの急な上りとカーブが連続する訳だよね〜。 納得。 と言うことはこの先も? 今度はひたすら下りのカーブ。 フゥ〜。 ようやく茅野、そして諏訪インターチェンジから高速道路へ。 結局時間がかかっただけのくたびれもうけでした。 トホホ・・・。

 そんなこんなで帰り着いたのは9時30分になってしまったよ〜。 小諸から高速道路を利用していれば7時半には着いていた? まあ、その分料金は2000円ほど助かりましたが・・・。 高いガソリン代を考えると・・・? 奥方様一言。 「アホちゃう?」 全走行距離、1255Km。 あ〜、疲れた・・・。



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