◇みちのく夫婦旅 栗駒山 2007. 10. 4〜5 (木〜金)


 今回の主な観光地は青森県全域と岩手県、秋田県の北部だが、私にはどうしても行きたいところがある。 昨年、テレビで見た時に、「嘘だろ?」 と思ったほどの真っ赤に染まった山の姿。 それは宮城県と岩手県、秋田県の県境にある栗駒山。 しかし、弘前から引き返すには距離がありすぎる。 そこで行く道中に立ち寄ることにしたのだが・・・。

 当初はお昼頃出発して基点となるいわかがみ平で仮眠を取り、早朝登山。 そしてその日に弘前に移動する予定だった。 でもさすがにこの歳。 大丈夫か?・・・と心配になりだした。

 そこで前日になって我が家の大蔵大臣に直談判。 「一泊分、20000円ほど出してくれない?」 「なんで?」 「もう体力が持たないかも・・・。」 「この時期だよ。 泊まるところなどあるの?」 と言う訳で近辺の宿に電話をしてみたが、やはり満室のようだ。 2軒目、「空いていますよ。」 これはラッキー。 でもいかに平日とは言え、紅葉最盛期のこの時期に? 一泊二食、11700円だって。

 4日に日付が変わった午前0時過ぎに出発。 何事もなく順調に走行。 何度か仮眠を取りながら、お昼前、長者原サービスエリアに到着。 ここはもう宮城県だよ。 ここまで多少雲は多いもののおおむね好天。 これなら明日でなくても昼から登れるかも? そこでホテルに電話。 「晴れていますよ。 山も見えています。」 ならば急ぐとしよう。


 いわかがみ平、12時30分到着。 準備をして早速登山開始。 中央コースで頂上まで1時間30分とある。 しかしゴロゴロとした岩場の道だし、直登の急斜面だよ。 視界は良好ながら全くの曇り空で青空は見られない。 奥方様の足を考えてゆっくりゆっくり。 いや、これは私のテンポかな?


 10分ほど登っただろうか。 いよいよ雲が厚くなってきた。 下ってくる人たちは、「素晴らしい紅葉でしたよ。」 と教えてくれるが、ここは断念したほうが無難だろう。 そこで少し広いところの岩に腰をかけて持参のおにぎりの昼食タイム。 ところが少し雨粒がかかりだした。 急いで下山。 今日はホテルでゆっくりしますか・・・。


 ハイルザーム栗駒。 到着したのは1時30分。 当然チェックインの時間ではない。 フロントマンは、「部屋の準備が出来次第お知らせします。」 そこでロビーでのんびり休憩。 早く部屋で一眠りしたいよ〜。

 しかしいくら待てども呼んでくれない。 結局チェックインしたのは2時50分だよ。 以前どこかで1時間以上早く部屋に入れてもらったことがあったけどね〜。 こちらが無理を言っているのは事実だけれど、できないのならできないとはっきり言ってよ〜。 それならそれなりにこちらにも対処の仕方があると言うものだろ?

 また、「明日の天気はどう?」 と聞いたところ、「調べてお知らせします。」 しかしその後何の連絡もなし。 オイオイ、このホテルはいったいどんな教育をしているの?

 館内はなんだかスパーガーデンの趣き。 日帰り客がメイン? 健康器具が設置され、プールもあるそうな。 温泉の休憩所には立派過ぎるくらいの緞帳がかかった舞台まであるよ。 これは大衆演劇用? 部屋と食事はまずまずだったけどね〜。



 天気予報の通り、夜半には激しい雨。 しかし午後からは急速に回復するらしい。 カーテンを開けると雨はやんでいるが厚い雲、そして時々霧が視界をさえぎっている。 オイオイ、大丈夫なの? 後の予定もあるし、そんなにのんびりしていられないんだけど・・・。


 7時ごろ、急に空が明るくなってきた。 山もくっきり見えている。 その上どんどん良くなりそうな気配。 これはラッキー。 7時30分からの朝食を済ませて飛び出した。 8時25分、登山開始。




 これはかなり応える。 何分岩がゴロゴロとしている直線の登りだからね〜。 奥方様の心配もしなければならず、当然のようにペースは遅くなる。 観光バスの団体さんを含め、たくさんの人に道を譲りながらの山登り。 フウ〜・・・。



 そのご褒美は間も無く現れた。 これはすごいよ〜。 見事な紅葉だよ。 真っ赤なじゅうたん? それとも・・・? もう何も言えないよ。 それも登るに従いだんだんその美しさを増してゆく。 登山口からも山があれだけ赤く見えていたくらいだものね〜。 高い山があれだけ赤く染まる様子など、下からはなかなか見られないよ。 これは納得・・・。


 時々雲が流れてはいるものの、真っ青な空、明るい太陽がその美しさを後押ししてくれている。 間も無く頂上付近がはっきりと見えてきた。 追い抜いて行った団体さんが早くも頂上付近に差し掛かっているよ〜。 ところが我々と言えば・・・。 え〜、まだ半分くらい? 時間は間も無く10時じゃん。



 ようやく頂上への最後の登り、木道の階段が現れた。 見上げればえも言われぬ緑色の山肌。 そしてなんとも言えない草紅葉の色・・・。 もうたまりません。




 しかし、これから頂上までどれ位かかるの? 30分? それとも1時間? ここまで奥方様はしきりに下りの心配をしている。 登りより下りのほうが膝に負担がかかるしね〜。 その上これだけ岩が多く、また急斜面を下るとなると・・・。 また、今日はこの後、予定があるし・・・。 弘前に遅くとも6時までには着いて、マンションの鍵を受け取らなければならないのだ。


 そこでこの辺りで引き返すことにした。 頂上まであと少しのところだが・・・。 まあ、我々は何も山登りをしにきた訳ではないしね〜。 紅葉狩りの目的は十分、いや十二分に果たせたし・・・。 なに? それは言い訳? う〜ん、そう言われれば少し辛いものがありますが・・・。


 下りも大変気を使う。 奥方様に手を差し伸べ、足場を指示しながらだから・・・。 ようやく駐車場に到着。 フウ〜・・・。 え〜? 時間は間も無く1時? と言うことは4時間半もかかったの? 途中で引き返したのだから、普通は往復2時間ちょっとの行程だよ。 しかし我々としては良く頑張りました。 まさかこんなに険しいところとは知らなかったものだから・・・。 

 昼食? 奥方様、あまり食欲がなさそうなのです。 もっとも私もですが・・・。 あれだけ見事な紅葉を見て胸がいっぱいなら、おなかもいっぱい? まあ、朝食をあれだけ食べればね〜。



 後は一路弘前を目指す。 まずは一関インターチェンジへ。 そこへ厳美渓の標識。 そうだ。 奥方様に例のものを食べさせてあげよう。 昼食もとらなかったことだし・・・。

 この時期、厳美渓にはそんなに魅力は感じないが、かっこう団子は話のネタに食べても良いかな? まあ、団子自体は珍しくもないが、その頼み方が珍しい。 良くテレビに登場するから知っていたが、奥方様は知らなかったようだ。 ザルにお金 400円を入れて木槌で板をたたくと、そのザルがスルスルと登っていき、今度はお茶と団子が入ったザルが下りてくる仕組み。 まあ、これもまた一興? 



 弘前のレオパレスには5時30分に到着。 早くも真っ暗だよ。 鍵を受け取り、買い物をしてしばしお世話になる我が家に到着。 何かとお方付けをしてようやく就寝。 間も無く日付が変わろうとしていた。

 なに? 明日は好天? ならば八甲田へ行こう。 え〜? 3連休の土曜日だよ。 そうとなれば6時半出発? お〜い、大丈夫か〜・・・?



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