◇みちのく夫婦旅 弘前滞在日記 十七日目

青荷温泉と黒石こみせ通り 2007. 10. 22 (月)


 今日も朝からしぐれ空。 しかし明日から三日間は晴れるらしい。 そしてまた26日の金曜日には全国的に雨との予報。

 予定では24日に十和田湖、奥入瀬渓流を巡り、25日に出発。 そしてどこかで  一泊して26日の金曜日に帰るつもりであった。 そこへこの天気予報。

 その上行きたかった抱返り渓谷の紅葉はまだ先になりそうだって。 ならばそのあとに予定していた鳴子峡へ直行するか? でも鳴子温泉で泊まるのも中途半端になるしね〜。

 そこで奥方様がご提案。 「帰るのを二日早め、23日の朝から十和田湖、奥入瀬渓流を巡り、その足で鳴子温泉まで行って宿泊し、24日に鳴子峡を散策してからもう 一日どこかで泊まろうよ。 25日も良い天気だと言うし、あとどこかで紅葉は見られない?」

 う〜ん、なるほど・・・。 それも良い考えだよね〜。 一泊分余計な出費になるが、大蔵大臣がそう言ってくれるのなら問題はないしね〜。 あとのことはまた考えるとして、とりあえずは明日の朝早くに出発するか?

 となるとこのマンションでの生活も今日が最後になる。 お片づけもしなければならないし、レオパレスにも連絡しなければならない。 そこで電話をしたところ、鍵を郵便受けにいれておけば良いそうな。 これならいつでも出発できるよ。

 そこで最後の一日、昼食を早めに済ませて11時過ぎに飛び出した。 行き先は青荷温泉。 ランプの宿で有名なところ。 ここも話のネタに一度行ってみるのも良いかもね〜。


 道の駅虹の湖を過ぎてまもなく標識が現れる。 山道を登ること6Kmばかり。 本当に山奥だよ。 道中、津軽言葉の道案内があり、楽しませてくれる。 八甲田山の展望台もあるが、今にも雨が降りそうな空模様。 見晴らしなどほとんどないじゃん。


 駐車場には除雪用のブルドーザー。 冬にはこれで送り迎えをしている映像を見たことがある。 またその駐車場から旅館まではすごい勾配の下り坂。 と言うことは帰りはここを登らなくてはならないの? 

 青荷温泉は見事な紅葉の中に埋もれているようだよ。 館内は天気のせいもあるのだろう、とても薄暗く、昼間だと言うのにランプがともされている。 温泉は何箇所かあるようだが、その中の一つ、滝見の湯へ向かった。 内風呂はちょうど良い湯加減だが、露天風呂はとても温くて長湯などできないじゃん。 これでは風邪をひいてしまうよ〜。


 奥方様はまた本館の内湯にも入るという。 それではまた待たせていただきましょう。 しかしこれだけ有名になるとね〜。 団体さんなのだろう、大広間には昼食の用意がしてあるよ。

 ご主人をはじめ、この旅館の従業員は日帰り温泉の客など、客とは思っていないようだよ。 「温泉はどちらですか?」 と聞いても、「そこに張ってありますから。」 だって。 まあ、毎度聞かれるので面倒なのはわかるけどね〜。

 また目を合わせても誰も何も言わないよ。 普通、帰り際などなら、「ありがとうございました。」 くらいは言うだろ? まあ、こちらがありがたく利用させていただいているのも事実ですがね〜。 その点、昨日の酸ヶ湯温泉は気持ち良く入れましたが・・・。 旅館もサービス業。 テレビの番組でちやほやされているあいだは良いけれど、長い目で見るとこんな日帰り客が大切なのではないでしょうかね〜。

 まあ、静かなことは確かだが、電気がないと言うことはテレビもなく、夜などは何もすることがないだろうしね〜。 これなら日帰り入浴で十分じゃん。 我々俗人が泊まるところではないかな? 

 帰り道、黒石市のこみせ通りを散策。 昔の人の知恵で作られた、雪対策の木造アーケードと言うところかな? 昔の頑丈な建物が続き、老舗のお店などが並んでいる。 その中の国の重要文化財に指定されている高橋家でコーヒータイム。 喫茶店と言うにはそぐわない気もするが、これがとてもいい感じだよ。


 まずは広い土間にテーブルがしつらえてあるのがなかなか趣があって良い感じ。 そしてこの家の奥様がコーヒーを立てて下さる。 この家で普通に生活されていると言うから、すごいよね〜。 お庭を眺めながら苦労話などを面白く話をしてくださり、とても気さくな奥様だよ。 りんごをむいてくださった。 地元の先客にも差し出されたところ、「りんごなんていらね〜よ。」 だって。 まあ、そうだろうね〜。

 お土産などを売っているこみせ駅では、津軽三味線のライブをやっていたよ。 行ったのがもう終わり近くで少ししか聞けなかったけど・・・。 

 この国道102号線も何度走ったことだろう。 そのたびに奥方様は気にかかっている建物があるそうな。 それを確認せずに帰ったら悔やまれる? ならば寄らせていただきましょう。


 なんとそれは田舎館村の村役場だったよ。 遠くから見ると大きなお城に見えていたからね〜。 近くで見てもやっぱりお城じゃん。 これが村役場とは恐れ入りました。 これですっきり?



 心残りがあともう一つあるんだって。 この際だから言ってみなさいよ。 そのためだけになかなか来られるところでもないしね〜。 それは一度立ち寄ったのに食べなかった、道の駅いかりがせきのソフトクリームだそうな。 なに? マルメロアイス? 何よそれ・・・。

 ソフトクリーム一つを買うために20Kmもある碇ヶ関まで。 オイオイ・・・。 雨が土砂降りになってきたじゃん。 その上134円で入れていたガソリンが今日から10円値上がり? なんじゃ〜それ〜。 しまった・・・。 昨日入れておけば良かったよ〜。 トホホ・・・。

 それでどうなのよ。 そのマルメロの味は・・・。 なに? さっぱりしていておいしい? マルメロとは果物の名前だそうだが、そうかな〜・・・?

 今日が弘前での最後の夜。 ならば弘前らしいところで夕食にしようか・・・。 そこで先日、地元のテレビでご当地出身の伊奈かっぺいさんが紹介されていた炉辺というお店へ。 貝焼きは大きな帆立貝の殻をお鍋に見立て、魚や野菜を味噌味でいただく郷土料理。 また粥の汁、はたはたの田楽焼きなどをおいしくいただき、〆て6940円。 まあ、最後の夜ですから・・・。

 さあ、帰ってお片づけだ〜。 明日の朝は早いぞ〜。



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