◇みちのく夫婦旅 鳴子峡と蔵王 2007. 10. 24 (水)


 今日は鳴子峡へ行き、遊歩道を歩いて鳴子温泉まで、そして温泉で湯浴みを楽しみ、バスまたはタクシーで駐車場まで戻り、山形の新庄経由で銀山温泉か肘折温泉に泊まる予定をしていたんだけど・・・。 そこへ昨夜のニュース。 どうするのよ〜。

 しかし、なんだかんだ言っていても始まらない。 朝食を済ませ、8時半に出発して、とりあえず鳴子峡へ。 駐車場の係員に聞くと、やはり遊歩道は通行止めだと言う。 展望台から眺めるだけ? それでも通常通りの駐車料金は取るの? 半額にするとか、少しまけなさいよ〜。


 しかし、展望台からの眺めもなかなかのものだったよ。 紅葉もようやく見ごろを迎えているようだし・・・。 でも、こんなに良い天気なのだから、やっぱり紅葉を楽しみながら、のんびりと渓谷を歩きたかったな〜・・・。 



 さて、これからどうする? まだ9時半だけどね〜。 明日は新庄から月山と蔵王へ行き、蔵王温泉で泊まれば・・・と思っていたのだが、一日繰り上げてこれから向かっても間に合うかな? でも出鼻をくじかれたようで、何だかその気がなくなってきた?

 ならばこれから新庄へ回るより、古川インターチェンジまで戻って高速道路で村田インターチェンジまで行き、蔵王エコーラインで山形の蔵王温泉へ向かうのが得策か? そして時間の都合で月山の志津温泉で泊まるのも悪くない?

 エ〜イ、もう面倒だ。 どっちでもいいっかぁ〜。 行き当たりばったりはいつものことじゃん。 となかばやけくそで来た道を引き返す。 同じ走るなら早くて楽なほうが良いだろ? と高速道路を利用して、蔵王エコ−ラインへ。

 ところが・・・。 これがまた大変なことになってしまったのだ。 貧すりゃ鈍するとはこう言うことなのか? そう言えば昨日だったっけ? NHKのニュースで蔵王エコーラインの紅葉を空撮でやっていたよね〜。 ちょうど見ごろです・・・なんてね〜。 そのせいかはわからないが、なによ、この車の量は・・・。


 とうとう渋滞が始まったよ。 どうやら滝見台らしい。 となると寄らない手はないだろ? 駐車場へ入るのに20分ほどかかったかな? 見れば少し先の橋の上にもたくさん駐車しているじゃん。 だから余計に渋滞しているんだ〜。




 不動滝と三階滝の二つの滝を見ることができるが、なんだか空気がもや〜っとしているよ。 天気が良すぎる? 暖かすぎる? 逆光? 腕不足? う〜ん・・・。 





 蔵王エコーラインはヘヤピンカーブの連続でグングン高度を上げて行く。 しかし紅葉となると・・・? そんなに美しいと言うほどでもなく、その上もう峠は越えて枯れているじゃん。 NHKさんももっと正確な情報を伝えてよね〜。 あっ、そうか・・・。 このエコーラインは空から見るのが一番と言うことか?



 広い駐車場が現れた。 駒草平と言うらしい。 展望台まで少し歩くと、大きな谷と滝が見える。 不帰の滝と言うそうな。 大きな岩山に張り付く紅葉・・・。 まあ、それなりの景観だが、やはりこのあたりが国立公園と国定公園の違いかな? まあ、我々はあまりにも美しい紅葉を見てきたからね〜。 


 やがてまた渋滞が始まった。 今度はひどいよ。 なかなか前へ進まない。 そのうちにその渋滞の左側を追い越してゆく車。 え〜い、ままよ〜・・・と後に続いてみた。

 オイオイ、蔵王のお釜へ向かう右折車が並び、その先には蔵王ハイラインの料金所があるじゃん。 え〜? これなら我々も向かうつもりだったんだけど・・・。 まあ、いいっかぁ〜。 仕方がない。 あきらめよう。 トホホ・・・。

 ところが少し走ると山形県側からの進入口が見えてきた。 そちらはがらがらだよ。 そこでUターンして料金所へ。 皆さん、ズルをしてゴメンナサイ。 偶然のことで、そんなつもりは全くなかったんだよ。


 お釜の駐車場でも待たされる。 ようやく停めることができてお釜見物へ。 駐車場から10分あまり。 神秘的な美しい水をたたえた火口湖が大きく口を開けている。 緑色? やはり水色? いや、もっと複雑な深い色?




 はるか下界には今通ってきたエコーラインと、霞がかかったような町並み、そしてはるかかなたには鳥海山だろうか、高い山並みが見えている。 雲ひとつない青空は、この景色に良くお似合いだよ。 



 レストランなどがある休憩所へ戻ってきたのは、もう1時30分になっていたよ。 でも今日はおなかがすかないよね〜。 運動不足の上、朝食もしっかり食べたしね〜。 そこで、奥方様がおやつ用に高速道路のサービスエリアで買ってきたおもちと、ここの売店で買ったお団子が今日の昼食に早代わり。

 少し離れたところにリフトが見えるよ。 蔵王ハイラインとは別に登山リフトがあるじゃん。 でも、お釜まで少し歩く距離が長いかな?


 山形県側へ入ると、車の量は極端に少なくなった。 やがて坊平高原。 しかしこのあたりの紅葉もすでに峠は越し、早くも晩秋の気配。 それじゃ〜ダメじゃん。 このあとどうするのよ〜。 




 この様子じゃ〜月山へ行ってももう遅いだろうね〜。 ならば蔵王温泉か? でも蔵王温泉はスキーで何度か行っているしね〜。 となると、できるだけ帰る方角、南へ向かう? そして明日は裏磐梯? 奥方様、「それも良いね〜。」 だって。 そこで米沢へ向かうことにしたのだが・・・。


 米沢市に到着したのは4時を回っていたよ。 さてどうする? 米沢市内で泊まって米沢牛か? それも良いけど、歳とともにお肉はできるだけ控えているしね〜。 ならば小野川温泉? 白布温泉? どちらかと言えば帰る道筋の白布温泉かな? しかし、いかに平日とは言えハイシーズンだよ。

 ここまで来るとは思っていなかったから、何の情報もない。 白布温泉旅館組合は電話がつながらないじゃん。 仕方なく、米沢市役所の商工観光課へ問い合わせて各旅館に電話をしたところ、やはりどこも満室らしい。 そして最後の一軒、中屋別館不動閣にようやく空室あり。 ラッキー。 一泊二食、12750円だって。 ふぅ〜・・・。

 5時半に到着した中屋別館不動閣は、渓流沿いに建つ山あいの静かな湯治場と言うところかな? 建物も古く、部屋も小さい。 しかし、部屋食のお膳を運んでくれた仲居さんや、布団を敷いてくれたおじいさんの優しい心遣いや心地良いお国言葉、そして温かな雰囲気に身も心も癒されたよ。 そうしてこの長い旅行の最後の夜は、静かにふけていきました。


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