闘病日記

なに? レンメル症候群?



part-1 肝臓疾患?



2005.2.4 (金)

 今日はやっとT先生の診察日。 家を出て自転車に乗ってみると、2〜3mも進まないのに右の壁に向かってフラフラ〜・・・。 アレレレ〜・・・、ゴツン。 なんじゃぁ、こりゃ〜? 少しおかしい? 真っ直ぐ走ろうにも走れない。 右へ行ったり左へ行ったり、フラフラ、フラフラ・・・。 昨夜深酒をしたっけ?・・・。 いやここ一ヶ月は一滴も口にしていませんが・・・。

 運良く婦長さんの問診。 “婦長さ〜ん。 もう永くないかも・・・。”
“そんな顔で、そんなことを言って死んだ人はいませ〜ん!”

 彼女の長女は私が監督をした最後の少年野球チームの紅一点。 その彼女も今年から大学生。 ソフトボールで頑張っているようだ。 全日本候補に入れるくらい頑張って欲しいと願うばかり。 高校生のときにも応援に行ってやりたかったのだが、その機会に恵まれず、今度レギュラーになって試合に出るようになったら、行ってやりたいね〜・・・。 それが縁でそれ以後何度かこの病院にお世話になっていると言う次第。 

 先日からのことをこと細かく説明。 31日深夜、二度目の発作が起きたこと。 奥方様が歯医者で貰っていたトンプクを探し当て、どうにか治まり、その後は何とか平常に生活はできていたが、夕刻になると高熱が出て、食欲も無く口の中はカラカラ。 なんだか平衡感覚が無くふらつくし、全体的に元気が無く顔色も悪い。 特に尿の色が異常に濃い。 婦長さんは早速採尿を指示。 先日からと同様、ことのほか異常な濃さ、いや濃い茶色? これって血尿?

 T先生は優しく丁寧に問診、そして触診。 尿検査の説明は細部にわたる。 そんなに詳しく説明されても簡単に理解できる能力など持ち合わせてはおりませんが・・・。 ただ推察するに、ただならぬ事態であることらしきことは理解できる。 “とりあえず血液検査を急ぎましょう。 それと、少し脱水症状が見られるので点滴をしておきましょう。 その間に血液検査の結果もわかるでしょうから。” これだけでなぜか安心できるのが不思議。 “先生の顔を見ていると元気になったような気がしてきたよ。” “それはありがとう。” T先生、64歳。 なんとなく気が合う。

 ところが、点滴の最中だと言うのに、彼のT先生が飛んできてくれた。 “大変だよ〜、肝臓が(なんだったっけ?)・・・とかで黄疸の症状も見られるから、このまま即入院と言うことになるが良い?” 良いも悪いも理由など詳しくわかるわけではなし、私は先生を信頼して見ていただいているのですから・・・。 “せっかくお世辞にでも元気が出たと言ってくれたのにごめんね。” いえ決してお世辞ではなかったのだけれど・・・。 トホホ・・・。

 横で話を聞いていてくれていた婦長さんに、“あの最近出来た新しい病棟?” ”そうよ。” “テレビは?” “カードを買って差し込めば見られるよ。 1000円で20時間。” “ケーブルテレビかスカパーは?” “まさかそこまでは・・・。” “インターネットはつながる?” “いくら新しいと言ってもここはホテルではございません!” 怒られてしまいました。 当然じゃん。 何を考えているんじゃい!

 病棟は別の先生が担当してくれるらしい。 やはり優しそうなO先生。
  “とりあえず、腹部のレントゲンとCTを撮りましょうか。” “CTはつい先日撮ったところですよ。” “様子が変わったのですから、変化も見てみたいのです。” なるほど・・・。

 それから急遽駆けつけてくれた奥方様と入院病棟へ。 四人部屋の病室は広いし、いろんなスペースもゆったりととってあり、結構いい感じ。 やはり新しいというのはいいね〜・・・。 お〜い、何か勘違いしていない? ここは病院だぞ〜・・・。

 さて、点滴生活の始まりデ〜ス。 え〜、24時間はずせないの? その上、朝夕二回はダブルで、その間にも他の薬も注入されるらしい。 え〜、食事抜き? 口にできるのは水とお茶だけ? そんなぁ〜・・・。 もう泣きそう・・・。

 トイレに行くにも点滴用のスタンドをお供しなければならない。 これが結構邪魔! なかなか思うようには動けない。

 夕刻O先生が病状を説明しに来てくれた。 CTの結果は変化が見られなかったようだ。 黄疸の原因となりかねない肝臓から胆嚢付近がやはり気になるらしいが詳しいことはまだわからない。 胆嚢は正常だが、ただその先の胆管に出来るポリープが原因なら大変なので慎重に検査してゆくと言われる。 もしかして、それって癌? “そうです。” よく簡単に言ってくれますねぇ〜・・・。 エ〜ン・・・。 “いや可能性の話です。 それも最悪の。” もう遅いわい。 もうどうにでもしてくれ〜・・・。 一応の病名も教えてくれたが、もうそんなものどこかへ消えてしまった。 トホホ・・・。

 あまり根を詰めなければパソコンはOKのお許しをもらえた。 看護婦さんが料金を聞いてきてくれると、一日電気代として20円。 そんな大金どうしよう。 おまけできません、と可愛い笑顔。 

 さて迎えた最初の夜。 結構静か。 眠ったと思ったら、オシッコ・・・。 目が冴える。 やっとウトウト、またオシッコ・・・。 いやはや。  


2005.2.5 (土)

 テレビを見たりウトウトしたり、ゆっくりと時間が過ぎてゆく。 体温は37度5分当りをウロウロしている。 体の調子は特に変化なく、相変わらず元気は出ないが、腹部を触られても痛くも無い。 “今朝取った採血の結果などまたお知らせします。” とO先生は言葉少なく帰って行かれた。

 看護婦さんがお絞りを持ってきてくれた。 “背中を拭きましょうか?” ここしばらくお風呂には入っていない。 とても気持ちが良い。 “垢がボロボロ?” “そうでもないですよ。” 今度は胸を出すと、 “前は自分で出来るでしょ!” はい、すみません。 何か勘違いしていたの? トホホ・・・。

 点滴だけの入院生活では、尿の量も知る必要があるらしく、トイレには私の名前を書いた尿瓶とその尿をためる容器が用意されている。 確かに回数も増えました。 しかし一日でこんなに? 看護婦さ〜ん、誰かこの中に入れている人いない?


2005.2.6 (日)

 今日は日曜日。 外は良い天気らしい。 病院内もなんだかのんびりムード。 ホ〜、体重測定の日なんだ〜・・・。 なに? 66kg? “看護婦さ〜ん、この体重計狂っていません?” なんだか古いし・・・。 やはり点滴だけだとこんなに減るの? ダイエットをしている皆さん、一度挑戦してみる? ちなみに2月4日、家を出るとき測ったら69.5kgありました。

 ようやく平熱に戻り、体もいつもの調子を取り戻したみたい。 午後、パソコンを持って奥方様と長男が来てくれた。 “今日の顔色が一番いいみたいだね。” どうやら薬も順調に効いているようだ。 そこへ看護婦さん。 “明日の朝採血がありますので・・・。” “もう取る血なんかないよ〜。” “イヤイヤ、まだまだ大丈夫!”

 夕方ダブル点滴のとき、どうもうまく流れない。 どうやら点滴にすら嫌がられてしまった? 通りを滑らかにする薬を注入して何とか成功。 いろいろあるんだね〜・・・。 明日は一度点滴をはずし、針を差し替える日ですから・・・、と看護婦さん。 それなら着替えもできるじゃん。 よかった〜・・・。 ところが、言ってくれればいつでも着替えができたのに・・・だって。 それならはじめに教えてよ。 もう三日も着たきりすずめだよ。 “今から着替えられます?” “いや、明日でいいや。 あまり汗もかかないし、面倒だし。” “寝ている間にも結構汗が出ているのに・・・。 だから男の人は・・・。” 
だからなんなのよ〜。 はっきり言いなさいよ〜。 不潔? 臭い? ところが口から出た言葉は、 “年を取ると、素直になれないね〜。” ・・・自己嫌悪・・・。

 寝る前、歯磨きをしていてふと疑問が浮かぶ。 何も食べていないのに、やはり歯磨きは必要なん?
ただ茶しか 口に入らぬ 我が身だが それでも要るか 日々の歯磨き
今度歯医者へ行ったら、聞いてみよう。 ・・・馬鹿みたい・・・


2005.2.7 (月)

 朝一番、O先生の回診。 
“調子はどうですか?” “結構良くなりました。” “血液検査の結果も、数値がとてもよくなっていて、あの時はやはり一過性のものであったのかもわからないねぇ〜。 肝臓関係の数値も少しは下がったし、黄疸の症状も無くなりつつあり、もう少し様子を見てみましょう。 点滴も朝夕2回にして、今日のお昼からお食事を取ってもらおうと思っています。 その結果次第ですね。” ヤッタァー。

 点滴に来てくれた看護婦さん。 “良かったね〜。” と満面の笑顔がなんともうれしい。 “今日のお昼は当然ステーキだよね。” “それはお祝いに私がいただいておきマ〜ス。” “やはりおもゆのコンソメスープで我慢するか・・・。” しばらくして、 “おもゆではなく、少し柔らかめの普通食が出るようですよ〜”と、わざわざ言いに来てくれた。

 ちょうどお昼前、点滴終了。 看護婦さんの前をこれ見よがしと両手を大きく振って、勇んで食堂へ。 まるで子供じゃん! 少し柔らかめのご飯とお豆腐、そして柔らかく炊いた菜っ葉だけだが久し振りの食事。 質素だがおいしい。 じっくりと噛み締めゆっくりゆっくり。

 間もなく奥方様が来てくれた。 久し振りに洗髪をしてもらう。 髭も剃り、着替えも済ませてさっぱり。 あ〜この爽快感、久し振りだぁ〜・・・。 間もなく検温。 “男前になりましたね〜。” と看護婦さん。 “ほれないでよ〜。” “奥さんの前だから遠慮しておきます。” “ハイ、ハイ”と、おばはん、うんざり顔。 “病気より先にこの口から治しておいてね!” そこまで言うか?

 初めての夕食。 結構いけるじゃん。 だいたい病院食はまずいものだが・・・。 これなら安心。 明日は胃カメラの検査をするらしい。


2005.2.8 (火)

 やはり点滴が少なくなると、夜が楽になったようだ。 昨夜11時過ぎにトイレを済ませ就寝。 今朝4時過ぎまで熟睡できた。 前日までは2時間ほどでトイレのため起こされ、その後目がさえ眠れなかったが、これで一安心。

 胃カメラ初体験。 事前の注射などとゼリー状の咽の麻酔液のおかげか、何の違和感もなく無事終了。 特に異常は見られず。 ただ後口の悪さがなかなか消えず。 中途半端な時間だったけれど、点滴の後に食事をしたのが大正解。

 夕方、O先生の回診。 まだ肝臓の数値だけが気がかりとのこと。 200をはるかに超えているらしい。 正常値が50位なのだから・・・。 これがだんだん下がってきて、100をきることが退院の目安らしい。 さていつになることやら・・・。

 ところで同室のお方が良く部屋を出入りされる。 聞いてみると喫煙らしい。 それも地下まで行って、それも外で吸わなければならないんだと〜。 愛煙家も大変だね〜。 
ご忠告! これから先、入院される可能性のある方、是非とも禁煙を心がけられるべきです。 全くその可能性すら否定される人は別ですが・・・。 ちなみに私はタバコを吸いませんので助かっています。 ハイ。

 先日、入院診療計画なるものを貰っていたのだが、改めて読んでみて感心した。 O先生の所見とともに、S看護主任さんのコメントも書いてある。 その字がとても美しくて読みやすい。 こんな字が書けたらワープロなどいらないね〜・・・。


2005.2.9 (水)

 上天気。 外は春本番のような陽気らしい。 散歩にでも行きたいような体調なのに、どこが悪いの? 自覚症状が全く無く、肝臓とは誠に厄介な病気らしい。 部屋で少し体を動かし、ストレス解消?

 一つ目と二つ目の点滴を交換するとき、この病棟の婦長さんのお出まし。 丁寧に初対面のご挨拶をいただいた。 “わざわざお偉い方に来ていただいて恐縮です。”

 体を拭くタオルをもってきてくれたのは、なんと男の看護士さん。 この病棟にも二人いるようだ。 背中を拭いてもらったが、やはり可愛い女の看護婦さんのほうが良い? オ〜イ、何か勘違いしていないか? まだ我々患者のほうが何だかなれていないだけ?

 O先生の回診。 黄疸もたいしたことなく今までの経過を見ると、どうやらウイルス感染症の疑いもあり、B型とC型肝炎については調べてくれたらしい。 どちらも異常なく、明日の血液検査でA型肝炎とその他について調べると言われる。 この際、全て調べてもらったほうが安心だよね。


2005.2.10 (木)

 毎日朝の点滴は2本ある。 一本目は少ないのだけれど、二本目は500mLもありかなり時間がかかる。 その時間、いつもウトウト。 あれ、もうお食事の案内放送? エ〜、まだ三分の二も残っているじゃん。 いつもなら終わっているか、ほとんど終わりに近いのに・・・。 看護婦さんは食事を部屋へ持ってきてくれるというが、やはり点滴が終わってからゆっくりと食べたい。 そこで食堂に残しておいて貰う。 いつもより点滴を開始する時間が遅れたのが原因らしい。 可愛い看護婦さん、大いに恐縮して何度も覗きに来る。 “気にしない、気にしない。” “いや気になります。” 多くの患者さんのお世話をしなければならず、看護婦さんも大変だよ〜・・・。 結局1時を回ってしまったが、家にいたならいつも食べる時間じゃん。 気にしない、気にしない。

 夕方、奥方様が来てくれ、洗髪をしてもらいサッパリ。 しばらくちちんぷいぷいのテレビを見ながら、私のベッドでウトウト。 だいぶお疲れのご様子。 そちらの方が心配じゃん。

 夜の8時過ぎ、O先生が来て下さり、今日の血液検査の結果だいぶ良くなっているらしい。 これが抗生物質の点滴をはじめ、もう一つの点滴のせいかを確認するため、明日から全ての点滴を一時中断し、その結果を見てみたいとのこと。 三日後くらいの血液検査の結果でいよいよ退院? 入浴の許可も出た。 ただし、明日は祝日で風呂はないじゃん。 まあ明後日のお楽しみ。


2005.2.11 (祝)

 外は寒そう。 だが、部屋の中は完全空調が効いていて快適である。 同室のOさんとの会話。 これなら暖かくなるまでここにいたほうが正解かも? この病棟はまだ新しく、スペースも広く取ってあり、下手な旅館や民宿より住み心地が良いじゃん。 温泉があれば言うことない? 温泉の入浴剤を持ってくる? などと馬鹿話。 看護婦さんは皆さん親切だし、 “ゆっくりとしていけば〜・・・。” そう言うOさんははや2ヶ月、間もなく県立奈良病院へ転院して大手術があるらしい。 

 暇である。 チョォー暇である。 朝の点滴が無くなり、看護婦さんの回視が終われば後は何もすることが無い。 インターネットでもつながっていれば別だが、パソコンだけではこの日記を書いてしまえばもう何も無い。 たまっていた写真の整理もすでに終わっている。 あまり昼に寝ると、今度は夜眠れないし・・・。 困ったものである。 まあ、今日は2時からタイガースVSファイターズの練習試合をMBSが放送するらしい。 それまでの辛抱か?

 わ〜い、鳥谷君がホームランを打ったぞ〜。 的場選手も大活躍。 今年は怪我をするんではないよ〜・・・。 モンキーも調子いいみたい。 あ、そうか、ここはタイガースのBLOGじゃあなかったんだ〜・・・。 まあいいっか〜。 それぐらい暇なもんで・・・。 ハイ!

 夜の8時過ぎ、なんだか胃のあたりがむかつく。 食べたものが消化されていないような感じ。 だが、明日は何が何でもお風呂に入りたい。 今ここで変なことを言えばそれも吹っ飛ぶかも知れないとじっと我慢。 ウトウトとしていたが11時30分ごろ、おなかが痛くなってきた。 トイレに行って排便しても直らない。 仕方なくナースステーションへ。 幸運にも今日の当直はO先生。 触診されても何とも無い。 とりあえず痛み止めの注射をしてもらい何とか就寝。 だが、なかなか眠れず。


2005.2.12 (土)

 痛み止めは効いているのか? 時折下腹部に激痛が走っていた。 口の中はカラカラ。 1月31日夜の悪夢が蘇る。 あの時はおなかの痛みから嘔吐の後、胸が痛くなり、苦しみもだえたものだ。 それが今回は排便と下腹部の痛みになっただけ?

 夜中の3時、目が覚めてトイレへ。 始めは硬い排便だったが、途中から水のようなものに変わる。 完全に下痢の症状。 私の体はいったいどうなってしまったのだろう。 月曜日に血液検査して火曜日に退院との目論見はもろくも崩れ去り、今日の血液検査の結果では、また点滴生活に逆戻り? どうしてくれるのよ〜・・・。 トホホ・・・。

 幸い熱は無く、O先生は何とか入浴を許可してくれた。 2月1日に入って以来、久し振りのお風呂である。 気持ちよくさっぱり、すっきり。 1時を回った頃、外来の婦長さんがお見舞いがてら、わざわざ様子を見に来てくれた。

 朝食の牛乳は避けて、お茶でパンだけを食べ、昼食は野菜を少しだけとご飯を半分ほど。 血液検査の結果、GOTは100を切ったが、GPTは187、γ−GTPとなると261もある。 いずれも平常値は50位なのだから・・・。 下痢の症状もひどく、食事も取れていないことだし、三日間、200mLの点滴生活に逆戻り。 トホホ・・・。 やはり今日はなんだか力が入らず、元気なし。 下痢は投薬していた抗生物質の副作用らしい。

 このままだとこれからも、今回のような発作が起こる可能性が十分考えられる。 三回目でもあり・・・。 今日はたまたま痛み止めの注射で助かったが、家ではこうはいかない。 O先生に長期入院の覚悟は決めたから、徹底的に治してもらうようにお願いする。 

 以前から私自身の心の中では、自律神経失調症ではないかと思っている。 1月31日のときもその三日ほど前、外来のT先生に全ての検査の結果、健康体とのお墨付きを貰っていた。 ただそのために安定剤の薬を飲むのを怠っていたのは事実だが・・・。 今回の肝臓疾患を併発したのもその発作が原因の疑いもあり・・・。 だが医者はそれを認めようとはしないものなのか? 自律神経失調症で片付けてしまえば簡単ではあるのだろうが、もしほかの病気なら大変ことになりかねない?


2005.2.13 (日)

 とうとう入院生活も10日目になってしまった。 こんなに長引くとは思ってもいなかったが、夕べも今朝もまだ下痢が治まらない。 もう何とかして〜・・・。 トホホ・・・。

 同室のFさんがめでたくご退院。 脳梗塞で4ヶ月間の入院であったらしい。 リハビリの結果右腕に少しは障害が残っているが、言葉もはっきりしており、食事では何とかお箸を使っておられる。 ご苦労さんでした。 ほんとはすぐ後を追って退院する予定であったのに・・・。 私はどうなるの?

 この前からちょっと気になっている看護婦さん。 ちょうど今日も担当で朝の回視と点滴にも・・・。 だが、そこは若いお嬢さん? ちょっと聞きにくい事でもあり、モジモジ・・・。 辛抱たまらず、午後の回視の時聞いてしまった。 “ちょっと失礼なこと聞いても良い?” “ハイ、なんでしょうか?” “もう結婚している?” “ええ、おなかに赤ちゃんもいるんですよ〜。 今二ヶ月。 そう、初めての子。 おなか目立ちます?”  やっぱり! おなかが大きい訳ではないんだが、何か立ち居振る舞いとか雰囲気とかが気になっていたのが、これでスッキリ。 “二ヶ月なら一番大事なときじゃん。 大丈夫?” 少しの間休んでいたのだが、最近復帰したらしい。 この病院でも看護婦さんが足りないらしく、無理をして、いや、させられて?・・・ではないだろうね〜・・・。 私にも2月2日に初孫が生まれたばかりで、人事とは思えない。 “つわりは?” “少しあるけど大丈夫。 がんばるよ。” “絶対無理をしてはだめだよ。 気をつけてね。 お大事にね!” 本来看護婦さんが患者へ言うべき言葉を、逆に患者から聞かされた看護婦さんの心境は?・・・。

 夜、回視に来てくれた看護婦さん。 “あれ〜、今日も夜勤?” “今週はこんなシフトなの。” “大変だね〜・・・。” “いや、私は夜勤のほうが好きなの。” “またどうして?” “朝ゆっくり寝れるし、ゆっくりできるでしょう?” いろいろな人もいるんだね〜。 こんな人がいれば、シフトを組む婦長さんもありがたい?

 朝トイレに行ってから排便が無い。 どうやら下痢も峠を越したようだ。 朝食、昼食は少し控えめにしていたが、夕食は久し振りに完食。 さて明日のO先生のお見立てが楽しみである。


2005.2.14 (月)

 今日はシャワーを浴びてスッキリ。 ベッドも退院されたFさんの後の窓際へ移らせていただいた。 やはり明るくて気持ちが良い。 また、今日は特に良い天気で日当たりも良く、とても暖か〜。 さていつまでここにいるのやら?

 午後、O先生の回診。 下痢も治まったことだし、明日、もう一度血液検査をして、その結果を見てみましょう、とのこと。 さて明日退院許可が出るかも?


2005.2.15 (火)

 午前7時、運命の採血。 この結果で退院の許可が出る? その時間は午後1時30分頃らしい。 “良くなっていれば良いのにね〜。” と看護婦さん。 “念じておいてね。 できれば水で薄めておいてよ〜。” “それはできないけど、気合を入れておくよ。” とありがたいお言葉に涙? ウルウル・・・。 

 午後2時、O先生、最後の回診。 血液検査の結果GOTは54まで下がり、GPTも132、γ−GPTも192と順調に下がってきており、もう心配は要らないとのこと。 “やはり何かウイルスが入り込み、一過性の症状であったようで、特に食事療法なども必要なく、普通の生活をしていればそのうち正常値に戻るでしょう。 ご希望なら即退院してもらっても結構ですよ。” ヤッター!

 だが心配なのは、夜中に起こりうる発作である。 そのため、安定剤と一緒に痛み止めの薬を処方していただいた。 この薬を使わなくても良いように願うばかり・・・。

 同室のOさんにも、いろいろ教えていただき、仲良く接してくださり大変助かり、励みにもなりました。 あなたのことを思えば、私などはほんのかすり傷のようなもの。 転院されるのをお見送りはできませんでしたが、無事に手術が成功され、完治されることをお祈りしています。

 実は先生の回診に先立ち、看護婦さんからデーターをカンニング。 これならほぼ大丈夫と言うことで、先に奥方様に電話をしてあり、間もなく到着。 3時半ごろ無事退院することができ、帰り着いてほっと胸を撫ぜ下ろしたところ。

 12日間の入院生活ではありましたが、O先生、S看護主任さんを始め、優しくお世話をしていただいた全ての可愛い看護婦さんたち、献身的に食事やら身の回りのお世話をしてくださったスタッフの皆さん、お掃除のおばさん、全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございました。

 こんな環境ならもう少し暖かくなるまでいてもいいなあ〜、と思ったのも事実です。 またお世話になる機会があれば・・・、オイオイ、それじゃ〜困るだろ? 
これからはより健康に気をつけて、元気で長生きしたいとつくづく思わされた12日間でした。 だが、人生最後はやはりお世話になる? そんな日がなかなか来ませんように祈りつつ・・・。