旅 日 記
初めての北海道ドライブ旅行
利尻島一周 2004年7月13日(火)
青い空が広がっている。朝からこんなに晴れたのはこの旅初めてのこと、その恩恵を受けたのだろう、寒さも吹っ飛び、ジャンバーとタイツはバッグの中に雲隠れしてしまった。
香深港9時55分発の利尻島、鴛泊経由稚内行きのフェリーに乗る予定だが、この陽気に誘われ8時半に宿を出た。空気が爽やかで気分は最高である。
港には8時45分発稚内行きのフェリーが接岸し、乗船が始まっていた。その岸壁では名物となっている桃岩荘の見送り行事。私はインターネットで知っていたが何も知らないカミさんは目を白黒、やがて興味がわいたらしく近くまで行って見物する始末。その賑やかさに乗客も驚きの表情をしていた。聞きしに勝る迫力であり、私もこれほどだとは思っていなかった。テレビでも紹介されたらしく、いまさらやめられなくなった?
定刻に出航したフェリー越しの利尻富士は頂上付近だけ顔を見せ、そのほとんどは隠れている。昨日は北風だったが今日は南風、そうなると暖かな空気が利尻に雲をもたらすそうな。
ところがこの見送り行事、船が見えなくなってもまだやっている。それを尻目にカミさんはターミナル前のお土産屋さんでお買い物、その間私は隣のお店でコーヒーを飲みながらの〜んびり・・・。
乗船した鴛泊経由稚内行きフェリーの乗客はそんなに多くない。なのにこちらでも恒例行事が始まったではないか。今度は船のデッキから見物、何だか不思議な気分・・・。
鴛泊港、10時35分に到着して利尻島上陸。だが次の定期観光バスは14時35分まで無いそうな。今回利尻に来る予定ではなく、あまり詳しくは調べていなかった。ならばレンタカーか? 4時間、ガソリンなど全て込みで8000円、バス代は一人2800円だから2400円の追加で済むことだし・・・と簡単な地図を貰い見所を教えてもらって出発。一周53Kmだから4時間もあればゆっくりと回れるだろう。
まずは姫沼へ、
そして沼浦展望台を経て
オタトマリ沼へ。どちらも静かな雰囲気の美しい沼だが肝心の利尻富士は雲に隠れている。そうなれば利尻島の魅力は半減? 美しい海を眺めながらのドライブが唯一の見所とは少し寂しい?
やはりこの島は利尻山への登山が目的で訪れる人が多いそうな。最も利尻富士がすっきりと見えていれば魅力も増す? だが昨日のガイドさんも言っていた通り利尻富士は礼文島から見るのが一番だろうか。
それでも仙法志御崎公園では溶岩流でできたのだろうか、黒くて荒々しい岩の上のカゴメの雛も見られたし、大きな池のような生け簀でゴマフアザラシ2頭が泳ぎまわる姿も楽しめたし、美しい海も堪能したし、ウニの軍艦巻きも味わえたし、結構楽しんだじゃん。
鴛泊港15時発、稚内行きのフェリーで利尻島を離れる。出航して間もなく、利尻富士はようやくその姿を現してくれた。海は穏やかでばあさんは酔い止めも飲んでいないようだ。17時40分、稚内港到着。
迷わずホテル滝川へ。ツインの部屋は満室だったが4人部屋が空いていて同じ料金で泊めていただいた。朝食付き二人で15600円。かなり広い部屋である。
この天気なら夕日が見られそうかな? ノシャップ岬の日の入りは19時20分だそうな。ならばまだ十分間に合う。
やはり夕日は感動を与えてくれる。それも北海道で、ましてやこの最北の町、稚内で見られるとは思いもしなかったから・・・。
さて夕食だが、毎日魚ばかりだったからたまには肉を食べたくなった。そこで教えてもらった焼肉平成園へ。やはり一昨日宗谷丘陵で見た黒牛は宗谷牛と言うそうな。これがとてもおいしくて、また安い。我々にしては少々食べ過ぎ? 〆て5180円。何だかこの町がだんだん好きになってきたようだ。
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