日本列島ドライブ日記

由布岳

 2004年(平成16年) 九州へ、北海道へ

 インターネットのおかげで新たな旅の目標が生まれたのだが・・・となるといつか行けるだろう・・・などと悠長なことを言っている場合ではない。何分体調不良でもあり、先々の健康も心配である。いやそれ以上に二人の老いが加速度を増してくる。万が一長生きができたとしても元気で動けなければなんにもならない。となると残された時間はそんなに多くない。

 そこで暇に任せてあちらこちらと計画を練ることが多くなってきた。机上の旅もまた楽しいもの。幸い新しい目標ができたことが良い結果をもたらしたのだろうか。病は気からとは良く言ったもので、なんだか元気も出てきたようだ。

 2004年2月15日、真冬のこの時期、出かけるなら南九州だろうと天草から出水、指宿から桜島、佐多岬から日南海岸を巡り、帰りは宮崎からフェリーを利用した。これは楽チン楽チン。

 宗谷岬まで2700Km・・・まだ2月だが初夏のように暖かな佐多岬で見た道路標識である。行ってみたいな〜北海道・・・九州最南端で北海道への旅情を感じさせてくれるとは・・・。

 4月には随分前から行きたいと思っていた立山の雪の大谷へ。雪の壁の高さには驚かされたっけ。

 そして北海道へは7月4日に新潟からの新日本海フェリーに乗り、翌日小樽上陸、積丹半島からニセコ、層雲峡、阿寒湖、摩周湖、知床、稚内、礼文島、利尻島、旭川から富良野、美瑛、そして小樽からフェリーで舞鶴まで・・・と14日間の旅に出かけた。同じ年に九州へ、そして北海道へも・・・。佐多岬から稚内まで2700Km・・・この標識・・・我々のためのものだった? 真冬の指宿と佐多岬の温かさ・・・それにも増して夏の北海道の涼しさ・・・こんな贅沢な旅をさせてもらえるとは・・・感謝以外ない。

 また秋には信州へ紅葉狩り。いやばあさん、紅葉より小布施の栗の木テラスと松茸料理が目的だった・・・かな?


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