旅 日 記


北九州の旅


仁田峠 雲仙ロープウェー 普賢岳 2006年3月8日(水)


 朝から快晴、その上とても暖かい。まずは一方通行の観光有料道路で仁田峠へ、なおも雲仙ロープウェーに乗り、登ること5分あまり。

 普賢岳、平成新山に驚かされる。これはすごい。 展望台から見た溶岩ドームには迫力以上の凄みを感じた。平成2年(1990年)から始まった噴火の記憶が蘇ってくる。まざまざとその威力、光景を見せ付けられたようだ。この温かさのせいだろうか? 本来見えるはずの島原の町並みや大きく広がる海が全く見えず、余計に目の前の山が迫って来るように感じたのだろうか。

 とは言えこの仁田峠付近にはつつじの木が多く、5月には新緑と共に可愛い花が咲き、冬には霧氷の花が咲くそうな。自然とはなんと奥深いものなんだろう。

 眉山ロードからもその全貌をまざまざと見ることができ、より一層その迫力を実感。平成新山ネイチャーセンターも設けられてあり、より詳しい情報を得ることとなる。今回の爆発で100m以上高くなったそうな。

 また道の駅みずなし本陣ふかえには土砂に埋まった家がそのまま展示され、その記録が保存されていた。

 この旅行の最後に凄まじい自然の営みを体感することになった。もう二度とこんな災害が起こらないことを願うばかりである。

 「ようこんなとこに住んではるな〜。」

 と超怖がりなばあさん、いや私にも理解するのは難しい? だがそれ以上にこの環境がふくよかな土壌と豊かな自然をもたらしてくれるのだろう。

 それを証明するかように見事に菜の花が咲き、新しい家が建ち、たくさんのビニールハウスがお日様に輝いていた。

 諫早インターチェンジから高速道路を利用、午後の9時過ぎに無事帰着。全走行距離 2123Km。

 今回はいつもより疲れを感じたようだ。やはり歳には勝てない? もうこんな強行日程を組むことは控えた方が良さそうかな?


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