日本列島ドライブ日記

 2006年(平成18年) 山登り? いやハイキング

 2006年になっても出かける頻度は変わらず、2月13日には梅の花を求めて静岡まで日帰りドライブ・・・また3月5日から三泊四日で太宰府天満宮の梅とハウステンボスのチューリップ・・・おいおい・・・。しかし呼子のイカ・・・野母崎ののもんあじ・・・どちらもおいしかった〜。

 そして4月には岐阜の桜を巡り、5月には新緑を求めて神庭の滝から大山へ・・・これはもう何をか言わんや。

 6月、テレビで尾瀬ヶ原の水芭蕉を紹介していた。するとばあさんが突然、

 「来年は尾瀬へ行くでぇ〜。」

 と言い出したのである。なに? 尾瀬?

 「そんなん、車で行かれへんで〜。」

 「そんなことわかってるわ。歩いたらええんやろ?」

 「よう言うわ。まともに山歩きなんかしたことないやろが。」

 ただ、そんなに険しいところではなく、1時間ほど歩けば到着し、後は平坦な木道が整備されているようだ。ならばあながち不可能なところでもない? となると少し鍛えなくてはならない。そこで毎日朝の散歩を始めた。最初は20分も歩けば息が切れていたのが徐々に距離も伸び、1時間の散歩が日課となったのである。

 今になって冷静に考えれば命にかかわる病気でないことを一番理解していたのはばあさんかもしれない。ならば気分転換が一番の良薬だとあちらこちらへ付き合い、一人で出かけることを進言し、また誘ってもくれたのだろう。

 その結果・・・運動不足を解消して健康維持・・・その後体調にも留意して徐々に健康な暮らしができるようになったのだから、これは感謝しなければならない。とは言え本人にとっては発作の苦しみは半端ではなく、冷静になれなかったのも事実である。


 2006年9月4日、朝の散歩の効果を確かめるべく、腕試しも兼ねて大台ケ原へ山登り、いやハイキング。ゆっくりゆっくり・・・休憩も含めて4時間あまりを歩き通せてホッ! そんなに高低差はないにしろ、ばあさんは山登り初体験、私にとっても何年、いや何十年ぶり? これでも何度か経験があり、槍穂高の縦走もしている。

 これで自信を持った? いや見切り発車? 10月3日に千畳敷カール、4日に栂池自然園へハイキング。見事な山容と紅葉に大満足であった。また10月16日には谷川岳の天神平から歩いて下り、そのあと行った日光でも小田代ヶ原までハイキング。また近場でも二度目の大台ケ原、生石高原赤目四十八滝へも・・・今までなら行く気も起らなかったところ・・・ここでもまたまた旅の形が変わってきたようだ。

 またそれまでは冬場に出かけることなど滅多に無かったのだが、こうなればそんなことも言っていられない・・・と11月29日、根雨おしどりの里、そして鳥取砂丘の砂の美術館を目的に鳥取へ日帰りドライブ・・・これはもう尋常ではない。


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