旅 日 記
弘前ロングステイ
レオパレス21 2007年10月13日(土)
今日は完全休養日。ところが外は結構良い天気である。ここ数日、毎日出かけていたからたまには休むことも必要だろう。そこで今お世話になっているレオパレス21について、ちょっと感想などを書いておくことにした。
今回のこのマンションはJR弘前駅から5〜6Kmのところの新興住宅街にあり、周りはとても静かである。子供の姿もあまり見ないし、大きな声や車の音も全く聞こえない。少し行けばコンビニや大きなスーパーもあり、JR弘前駅前にあるイトーヨーカ堂へも車なら10分〜15分ほどで行ける。近くの道路際にはりんごが鈴なりだし、岩木山も望め、弘前公園もそんなに遠くない。
このマンションは2階建てで一部屋23平米のワンルームが18部屋ある。建てられたのが2003年10月だから築4年。新築みたいにきれいだから内装などはやり変えているのかな?
我々の部屋は2階で下の階への音に配慮してだろうか、居間部分のフロアにはカーペットが敷かれている。ただし1階はフローリングだそうな。
電化製品は洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、IH電磁調理器、そしてテレビが完備。そして布団一組。それも比較的新しい。シングルベッドが少し高い場所に作ってあり、その下には大きな収納庫。もちろんテーブルと椅子も。またインターネットが接続できるから生活するには何の支障もない。
当然エアコンも完備だが、朝の冷え込みが5度前後でも何も寒くなく、今日までスイッチが入ることはなかった。さすが機密性の良いマンションは暖かい。
特にばあさんはお風呂に設置してある浴室乾燥機がお気に入り。洗濯物が良く乾くととても喜んでいる。外出することが多く、外には干せないから少し心配をしていた。窓の外には一応物干し用の器具がつけてあるが、物干し竿などはなく、用意しなければならない。一度だけロープを通して干していたようだ。
収納スペースも結構あり、便利良く考えられている。これなら二人で住むには十分だろう。3人まではOKらしく、その場合はテーブルが折りたたみになっており、布団を敷くスペースも十分作れそうである。
我々が今回持ち込んだ物で大きな物は電気炊飯器、小さなお鍋にフライパン、やかんくらいだろうか。小物は茶碗やコップ、台所用品、調味料などで、それもできるだけ少なくして使い捨てができるものは100円ショップで用立てた。その他は布団一組と毛布だが、ついていた布団はとても良いもので、これなら何も持ってくる必要は無く、追加で借りても良かったかな? 一月1500円〜2000円くらいだそうな。
お掃除はコロコロと言うの? あの粘着テープがついている転がしてごみを取る器具の小さな物を買って持ってきた。狭い部屋だからそれで十分である。
しかしネットで問題になっていた通り、壁は薄そうだ。他の部屋は単身者ばかりのようでとても静かだが、あまり静か過ぎてたまに隣の人のいびきが聞こえる。
それと最初の日、この部屋はここ一ヶ月ほど空き部屋だったらしく、蜘蛛の巣が張っていた。その後2〜3日はばあさんが嫌いな小さな蜘蛛が出てきて、きゃ〜きゃ〜きゃ〜きゃ〜。それもその後はいなくなったようだ。
それ以外は何の支障もなく、とても快適で、これなら十分合格点だろうか。でも、汚さないように気をつける必要があり、食事をする際にこぼさないとも限らず、テーブルの下にレジャーシートを敷いている。
物件によってはいろいろあるのだろうが、今回は大当たりだったようだ。これで諸経費込み、3週間で76900円は値打ちがあるかな? ビジネスホテルならいくらかかる? 洗濯は? 食事も作れないし、外食ばかりと言うのもいかがなものか。
これから先、ずっとここに住むのならともかく、短期間の滞在にはもってこいかも知れない。これなら25日まで快適に過ごせそうである。
弘前市りんご公園 2007年10月14日(日)
少し雲は多いものの青空も広がっている。しかし風は強そうだ。今日は日曜日。そこで朝からのんびりしていたが、昨日もゆっくりしていたことだし、どこか散歩にでも行こうか・・・と急いでおにぎりを作り、11時過ぎにマンションからほんの15分くらいのところにある弘前市りんご公園へ出かけることにした。
大きなおいわきやま(岩木山)を仰ぎ、大規模なりんご畑が広がっている。その中の一角に広い公園があり、各種のりんごの木が植えられているそうな。一口にりんごと言ってもいろいろあるらしい。
外国産のものを含めると品種見本として育てられているのは65種類もあるそうだ。これは驚きである。その中で今は津軽と言う品種のもぎ取り体験ができるそうだが、もちろん有料だそうな。そんなりんごの木の間をのんびりと散歩した。
りんご追分の歌碑があり、美空ひばりさんの歌が流れる芝生では子供たちが走り回っている。またもう一つの芝生公園ではバーベキューをしているグループもあり、お酒の酔いも手伝ってか、津軽弁が飛び交いとても賑やかである。
そんな光景を眺めながらベンチに腰をかけおにぎりをほうばる。少し風は冷たいものの温かな日差しに心も体ものんびり、ほっこり・・・。
すぐ近くで可愛い女の子の姉妹とお父さん、お母さんの二家族、お友達なのだろう。仲良く楽しそうにバーベキューの準備中。二人のお母さんが津軽弁で会話しているが全くわからない。若いお母さんなのに・・・。
「今なんて言ったの?」 と聞くと、
「標準語もしゃべれますよ〜。」
だそうな。そこで少しばかりレクチャーを受けてお勉強。しかしこれは生半可ではしゃべれない、いや聞き取ることさえできない。やはり津軽弁は難しい。
1時からは茅葺屋根の旧農家住宅で津軽かたりべの会の皆さんが 「津軽昔語り」 のイベントを開催されていると言うので見学させていただいた。津軽弁でこの地方の民話を語ってくれるのだが、ここでもそのほとんどは理解できない。
しかし優しく語られるその雰囲気と流れるようなおしゃべりがとても良い気持ちにさせてくれる。一語一語はわからなくても、その話の内容はなんとなくわかるから、これもまた不思議である。こんな津軽弁・・・何とかしゃべりたいものだが・・・やはり無理だろうか。
話を聞き終え、2時前に公園をあとにした。
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