旅 日 記
水沢温泉 避暑&湯治旅
秋田駒ケ岳 2009年8月6日(木)
8月4日はホテルルートイン大曲で朝食後すぐにチェックアウト、男鹿半島を目指し、前回訪れているコースをなぞって寒風山、そして美野幸で石焼料理の昼食後、なまはげ館と男鹿真山伝承館へと案内して夕刻露天風呂水沢温泉へチェックイン。
昨日は田沢湖で遊覧船に乗り、その後秋田空港で娘さんをお見送りした。
そして今日、朝起きると真っ青な空。これは出かけるしかないだろ? そこで急いで準備をして飛び出した。天気予報では明日からしばらくぐずつくようだし、このチャンスを逃す手は無い。
今回は避暑とばあさんの湯治が目的である。だが元気なものが3週間も部屋にこもり、温泉に浸かってばかりと言うのもいかがなものか。そこで当初から何回か単独行動をする予定でいた。
その第一弾、秋田駒ケ岳登山である。しかしこの時期、駒ケ岳8合目までの道路は交通規制でバスでしか行けないそうな。
宿を出たのが6時40分。急いで麓まで下り、コンビニでおにぎりなどを買い、駐車場のある田沢湖高原アルパこまくさまでぶっ飛ばし、7時7分発のバスに何とか間に合った。
しかし売店は8時からで地図を入手できない。おいおい、これでは地図を持たない無謀登山じゃん。
「無しでも迷うこと無いですか?」
「たくさん登っておられるから、大丈夫でしょう。」
と切符を売っているおじさん。
8合目登山口の案内図を写真に撮り、それが地図代わり。しかし大体の位置関係は出発前にネットで調べておいたから頭には入っている。ほぼ一本道だし、迷うことなく登れるだろう。
しかし思っていたよりはタフな道で、50分のコースを写真を撮りながらだが2時間近くかかってしまった。なに? やはりこれは体力不足? いや全くその通りで、寄る年波には逆らえないと言うことだろう。
この時期にしては結構咲いている花たちに励まされ、やかましいくらいの鶯の鳴き声に背中を押してもらい、緑いっぱいのまわりの山々や眼下に見えている美しい田沢湖の姿に癒されて、ゆっくりゆっくり、マイペースで登ってゆく。
ようやく木道が現れ、阿弥陀池に到着。あの山が男岳かな? するとあの山が男女岳だろう。
あのたくさんの花は? それはチングルマの大群落だった。今年は雪解けが遅く幸運にもこの時期まで残ってくれたそうな。
10時過ぎ、非難小屋の近くで目の前の山々を見上げ、チングルマの大群を見下ろしながらコンビニで買ってきたおにぎりで早い昼食。これは堪えられない。男女岳は20〜30分で登れるそうだし、この青空・・・の〜んびり・・・。
ところが・・・なに? ガス? これは少しゆっくりしすぎたかな? これでは登っても見晴らしは望めない? ならば無理をすることも無い? いや、ただ体力の限界を感じている?
まあ、ここで無理をして人さまに迷惑をかけることも出来ないだろうか。隣のおばあさんや我が家のばあさんを無事連れて帰らねばならないだろ?
いや、ここまでの見晴らしや花もたくさん見ることが出来、大満足であったのも事実。何事も腹八分目。このあたりが単独行動の良いところだろう。いやこれ全て言い訳・・・かな?
いよいよ雲が厚くなり、美しく見えていた田沢湖も雲の中。ところが登山者は随分多くなってきている。やはり山登りは早朝に限ると言うことだろう。
12時過ぎに8合目バス停到着。1時30分には水沢温泉に帰り着き、一風呂浴びてお昼寝タイム。これほど贅沢な山登りは無いだろうか。
旅のアルバム 秋田駒ケ岳
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