旅 日 記
旭川&釧路 ロングステイ
くしろ湿原ノロッコ号 2009年10月12日(月曜祝日)
ばあさんの釧路でのご要望の一つにノロッコ号に乗りたい・・・と言うのがありました。本当は冬に乗りたいらしいのですがが、それは無理な相談でしょう。そこで先日、釧路駅の緑の窓口で乗車券を購入しておきました。
列車の旅など初めてでしょうか? 大体近鉄電車にも乗ったことがないし・・・。JRさんもサービスが良くなりましたね〜。車の人のために無料駐車場が用意してありましたよ。それも含めて予約できます。
発車は11時8分です。ばあさんが
「一回、列車の中で駅弁を食べたいねん。」
と言っていたことでもあり、駅弁を買い込んで乗り込みましたが、自由席などガラガラじゃん。指定席券など不要だった? そうは言ってもこればかりはわかりませんからね〜。その上今日は休日ですし・・・。
車内は天井が鉄板丸出しだよ。まるで護送車? 道東で見られる動物の縫いぐるみが飾ってありました。座席は進行方向左側がテーブル付の4人がけと、反対側は回転する椅子席になっています。左側が景色が良いと言うので予約しましたが、テーブル付でラッキーでした。何分お弁当を食べるものですから・・・。
指定席はほぼ満席です。団体さんなのでしょうか? とても賑やかでした。でも前に座られたのは標津町から来たと言う小学生の女の子と3歳くらいの男の子の親子連れでしたので弁当を食べるのに少し躊躇しましたが、お断りして早速いただきました。ゴメンね。
その家族は釧路湿原駅で降りて細岡展望台まで歩くそうで、ほんの30分ほどで降りていかれました。その先がメインイベントなのにね〜。この列車は川湯温泉まで行きますが、我々は茅沼駅で降りて次の快速列車で引き返します。
釧路湿原駅を出るとやがて車窓に釧路湿原が見え隠れし、釧路川を下るボートの人たちが手を振ってくれました。今日は雌阿寒岳の雪をかぶった姿がくっきりと見え、白鳥も見ることが出来ましたよ。要所要所では徐行もしてくれます。
塘路駅でほとんどの人が降りていきました。やはり団体さんだったのでしょう。観光バスが待っていたようです。
ほどなく12時5分、茅沼駅に到着しました。当然無人駅ですから切符はどうするの? でも誰も取りに来ないよ。検察もなかったし、これでは釧路駅を入場券で乗ってもわからないじゃん。そんなやつおらんやろ〜。まあ、そう信じましょう。
降りたのは我々とあと一家族4人、そして一人旅の韓国から来たという若い女の子で合計7人でした。皆さん、付近をぶらぶらしておられましたよ。考えることは同じだったようです。韓国の女の子は流暢な日本語を話していました。
茅沼駅からも雌阿寒岳、雄阿寒岳が見えていました。駅前の畑では冬にタンチョウが遊んでいることもあるそうです。
少し離れたところに喫茶店? 食堂?がありましたが、そんなに時間もないことだし、駅舎でのんびりと待つことにしました。
帰りの12時41分発の快速列車は1両だけで快速なのに各駅に止まります。茅沼駅でちょうど満席だったから、塘路駅からは立っている人で一杯になりました。やがて13時19分、釧路駅到着です。なに? 帰りはたったの40分? やはりこの列車は快速だったようですね〜。
願いが叶った我が家のばあさん、往復2時間あまりの列車の旅でしたが、いかがだったでしょうか?
さて時間もあることだし・・・。そこで釧路市湿原展望台へ。釧路へ到着したその日に湿原内で熊の目撃情報があり、遊歩道が9日まで閉鎖されていた。熊さんも迷惑なことをしてくれたものである。
入館料一人400円を払って早速車椅子を借り、ばあさんを乗せて遊歩道へ。しかし結構アップダウンがあり一汗、二汗・・・。
到着したサテライト展望台からは目の前に草紅葉の湿原が広がり、雪を被った雌阿寒岳も見え、釧路の市街も望める。なに? すぐ下には遊歩道? と言うことは湿原内を歩くことができるの?
ばあさんを車で待たせて車椅子を返しに行くと・・・なに? 屋上からも結構見えるじゃん。エレベーターもあるし・・・。
しかし、やはりちょっと遠くなり、視野も少し狭く、サテライト展望台のほうが見ごたえがあった・・・かな? 汗をかいて遊歩道を車椅子を押して歩いた価値はあった・・・そう信じましょう。
ところが良く考えてみると・・・。遊歩道の入り口は建物の外にあり、何もお金を払わなくても歩くことができる? そんなやつおらんやろ〜・・・。まあ、そう信じましょう。
Next Back Home
|