旅 日 記


阿蘇ロングステイ


湯布院 やまなみハイウェイ 2011年4月28日(木)


 今日は湯布院までドライブをすることにした、いやなってしまった。なに? b-speak のロールケーキ? 2007年に訪れたときの帰り道、朝から行列が出来ていた店があり、あとで調べたらそれがそのケーキ屋さん。ばあさん、とても心残りだったようで今回どうしても行きたいそうな。ならば仕方がない、お供いたしましょう。

 強い風が吹き、とにかく寒い。まずは金鱗湖の近く、天井桟敷でコーヒータイム。ホテル亀の井別荘の敷地内の2階にあるレトロな雰囲気の喫茶室である。こんな寒い日にはゆったりとお茶するのが一番だろ?

 新緑が目に優しい。金鱗湖も変わらぬ姿で迎えてくれた。

 少しは暖かくもなったことだし・・・と湯の坪街道を少しばかりぶらりぶらりと散歩する。そして人力車に乗って湯布院を巡ることにした。なに? 20分で6000円? ちょっと高くない? これが湯布院価格?

 湯布院らしいのんびりとした田舎道を案内してくれた。菜の花と由布岳・・・。これを見せてくれただけでも元は取れた?

 昼食はラルコルでオムライス。オムライスと言っても少しだがお肉がついて1780円。ばあさんはエビフライ付き。まあ、少しは湯布院の雰囲気を味わえたかな?

 ご多分にもれず、ここ湯布院でも外国人観光客の姿がほとんど無い。前回は圧倒されるほどだったけれど・・・。大震災の影響はいつまで続くのだろうか。このご時勢、いろいろあるたくさんのお店も出入りが激しいと言うが、総数は増えているそうな。

 午後1時、b-speak で予約してあったロールケーキを受け取り、湯布院をあとにする。

 やまなみハイウェイでは新緑も少しは見られるが、まだまだ春は遠いようだ。桜の花が咲いていたから早春? いや、この寒さでは真冬? どちらにしても春本番には程遠いかな?

 やがて長者原。やまなみハイウェイはこのあたりが見どころなのだろうが、まだ冬枯れの様相で何だか冴えない眺めが続いている。だが活火山は迫力十分。

 九重星生ホテルで立ち寄り湯。くじゅうほっしょうホテルと読むそうな。日本語は難しい。温泉は階段を下りなければならないが、本館からのエレベーターと連絡通路を利用させていただいた。

 いろいろな源泉がある露天風呂で長湯する。特に硫黄泉がよく温まり、九重の山を眺めながらの湯浴み、これ最高じゃん。さっぱりしたあと駐車場に戻り、車の中で満開の桜を眺めながら買って来たロールケーキをほおばるばあさん。

 なに? いくらなんでもホテルの中へ持ち込んで食べる訳にはいかない? それはそうだろうが、帰るまで待てないの?

 「桜を見ながらロールケーキやろ。おいしいで〜。もう言うことないわ。」

 駐車場も貸切状態とは言え、ようやる。


 帰り道、大観峰に立ち寄ったところ、強い風に吹き飛ばされそう・・・。その強風と寒さに空気も洗われたのだろうか、周りの景色、特に阿蘇五岳がよりくっきりと眺められた。

 左が根子岳、そして高岳。なに? 中岳にかかっているのは雲? それとも噴煙?

 先日、このミルクロードを通ったときに旧豊後街道の標識が気になっていた。そこで今回寄ってみたところ石畳の道が続いている。

 これはどこまで続いているの? 下まで? 昔はこんな険しい道を大名行列が通ったそうな。ここ阿蘇でもそんな歴史があったんだ・・・。


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