旅 日 記
釧路ロングステイ
裏摩周と神の子池 2011年7月28日(木)
ここ2〜3日、釧路にしてはとても暑い。気象台の発表では最高気温が24〜5度となっているが、体感はそんなものではない。特に太陽の下ではより厳しく感じる。ちょうど涼しさにも慣れてきたところだけに余計そのように感じるのかな? だがそこは北海道のこと。普段よりは蒸し暑いのだろうが、奈良とは比ぶべくも無く、空気がからっとはしている。
今回の目的の一つが避暑であるだけに少しは不満? これは贅沢かな? もっとも観光は二の次だからそれで十分だろうか。
2004年、2009年の北海道旅行で大まかなところはほとんど行っている。一昨日行った釧路湿原細岡展望台、摩周湖、硫黄山、屈斜路湖も再訪のところばかり。もっとも二度三度と訪れると違ったところも発見できて面白いのだろうが、何分今回はばあさんの足のこともあり、無理をすることも無い。
とは言えここ釧路周辺でもまだ訪れていないところがある。となればそこは遊び好きな我々夫婦のこと。じっとしている訳にもいかない? それは裏摩周と神の子池。今回、初めての訪問先としては唯一のところかな? ならば好天でもあり、早速行ってみようではないか。
出発した8時過ぎからエアコンが大活躍。窓を開けると湿った空気が入ってくる。ガソリンスタンドのお兄さんもこんなに暑いのは珍しいと嘆いていた。
標茶に入り、コンビニで虫除けスプレーを購入。ネット検索ではアブに注意とあった。何分虫が苦手なばあさんのこと。大丈夫だろうか?
標茶から虹別へ向かう道中、広大な牧場地帯で周りは緑一色。わかってはいてもこの道東の風景にはさすがに圧倒される。もっとも釧路市内を出たところからすぐに緑の世界ではあるけれど・・・。
到着した裏摩周展望台でもさんさんと太陽が降り注ぎ、とても暑い。駐車場から車椅子を押して登る。少しの距離なのに汗びっしょり。最後は10段ほどの階段をゆっくり手を引いて登らせた。
展望台から見た摩周湖は少し地味な感じ? 第一展望台よりも標高が低いらしく、見える範囲も狭い? その分雰囲気が少し違って見えている。だが、迫力はやはり第一展望台か? 少しばかり近くに、そして大きく見えるカムイシュ島付近の水の色が微妙に変化しているようだ。
裏摩周から6Kmほど北へ、なおも2Kmほどの砂利道を入ったところにある神の子池。だが噂の通り駐車場でもたくさんのアブやその他の虫が飛び交い、ばあさん、車から降りることができない。仕方なくすぐ脇の林道を登ってみる。
するとちょうど上から神秘的な色をした池が望めるではないか。ばあさん、これで大満足。もっともそんなに距離は無いにしろ車椅子を押して進める道ではないだけに、これしか方法は無かったかな? だが、これはやはり反則行為?
改めて駐車場に戻り、ばあさんを車に待たせ、虫除けスプレーをかけて向かった。どうしてこんな色になるのだろうか? その深さも5mはあると言うし・・・。神秘的な様子に、以前訪れた八甲田、田代平の竜神池を思い出したが、少し雰囲気は違うかな?
さて、時間もちょうどお昼前。ところが付近に食事ができるところは何も無い。そこで養老牛温泉に行けばなんとかなるだろうと向かったのだが・・・。
到着した養老牛温泉、旅館が3軒しかなく、民家も全く無い。飛び込んだ旅館では昼食は用意できないと断られた。次の湯宿だいいちでは昼食も営業していると言う。だが今度は1時からの立ち寄り湯が今日は清掃のため2時からになる?
昼食だけいただいて他の旅館でお風呂と言うのもなんだか気が引ける? そこで食事のあとロビーで待つことにした。急ぐ旅でもないから、まあ、いいっか。
ところがここでも露天風呂ではアブが飛び交い、落ち着いて湯浴みができずに慌てて内風呂へ退散退散。さっぱりとして帰途に着く。
なに? 雨? 今まであんなに良い天気だったのに? ところが今度は道が乾いている。と思うとまた雨が降り出した。なんだか山の天気みたい・・・。
帰り道、多和平の標識につられ、おいしい牛乳でも飲んで帰るか・・・と回り道。7年ぶりだが、少し様子が違っているようだ。こんなキャンプ場はあったっけ?
夕暮れが近くなりテントを張り、キャンプの準備をしている若者たち。ライダーが多いようだが、中にはチャリダーの少年も・・・雨が降らなないことを祈るばかりである。
さて、我々もねぐらへ戻るとしよう。今日の晩飯は何にする?
Next Back Home
|