旅 日 記
釧路ロングステイ
阿寒湖 オンネトー 2011年8月27日(土)
今回の旅行もいよいよ終わりを迎えようとしている。予定では9月1日の夜、小樽からフェリーに乗る予定。ところが日本の南に台風が二つも発生。その進路が気がかりになってきた。何分船が苦手で怖がりなばあさんのこと。心配する気持ちもわからないではない。来るときにも台風の影響を恐れ、出発を一日早めたのに帰りもまた?
その上ここ釧路の天気も2週間ほどまともに晴れたことが無い。あと二箇所ほど出かけたいところもあり、なんとか晴れ間が欲しいところである。だが幸いにも今日、明日と好天が続くとの予報。ならばこの好機を逃す手は無い。そこで8時過ぎに出発した。
雲一つ無い青空の下、まりも国道を快適にドライブ。ばあさん、左右に首を傾け、キョロキョロしている。と、突然、
「おったー!」
それはタンチョウ。それも少し離れたところにもう一羽いる。つがいだろうか?
実はこの前から探していたのだが、2年前の秋には結構見かけられたタンチョウが今回は全く見当たらない。聞けばこの時期、子育てのため湿原の奥深くに生息しているのだそうな。そして秋になり、収穫のあとの田畑に落穂を求めて現れるそうな。
だが落穂にはまだ少し早いだろ? 今年は卵を生めなかった若鳥だろうか? 檻の中のタンチョウはいつでも見られるのだろうが、やはり自然の中のタンチョウに勝るものは無い。ばあさんも目的の一つをクリアして満足顔である。
このまりも国道を走るのは3度目だが、雌阿寒岳がこんなに美しく見えたのは初めてである。阿寒湖が近くなるに従い、緑もより美しくなってきた。
阿寒湖を通過してまずはオンネトーへ。こちらも3回目の訪問だが、雌阿寒岳、阿寒富士を従えた静かな佇まいにうっとり。
それにも増して青空の下のオンネトー、その水の色に驚かされる。なんだかとても神秘的で吸い込まれそうな色である。今までにもその美しさ、落ち着いた雰囲気に満足していたが、その比ではない。この水の色と言い、また森の深緑と言い・・・これはもう秋の色? ここオンネトーでは夏が終わりを告げ、いよいよ秋が始まる気配である。
ワイド写真
今日は土曜日。なのに一台の観光バスが立ち去ったあとには数人の姿しかない。ここまでになると少し寂しく感じる。
次に向かったのが阿寒湖アイヌコタン。一度は見ておくのもいいだろうと11時の開演にあわせて向かった。
アイヌの伝統的な踊りやムックリと言う楽器の演奏、民族衣装など、その雰囲気を楽しむ。
3度目ともなるとお土産さんも冷やかしだけで何も買う物が無い。そうそう、2009年にお世話になった奈良出身の店長さんを訪れたところ、入院中だと言う。早い快癒と復帰をお祈りしています。お大事に・・・。
昼食はパンデパンと言うイートインができるパン屋さん。パン大好きばあさんのこと。これ以上の昼食は無いだろうか。勿論ケーキもあるし・・・。
さて、こちらも3回目だが時間もあることだし阿寒湖遊覧船にも乗ってみるか? 次は1時5分発? 30分ほどあるじゃん。ならばと車椅子でまたまたお土産やさんの冷やかしタイム。ところが小さな鶴の置物を見つけたばあさん。やっぱり買うの? まあ、先ほどタンチョウをようやく見つけたばかりだし・・・気持ちはわかる?
車椅子のまま遊覧船へ。ばあさん、2年前は下りなかったチュウルイ島だが、今回は車椅子に乗ってマリモ見物。小さな噴煙をあげている雌阿寒岳や、まだまだ新緑のように鮮やかな緑一色の世界をのんびりと1時間20分の湖上遊覧を楽しんだ。
さて、これで予定終了・・・。ところがばあさん、今度はパンデパンでケーキつきのコーヒータイム? このお店が余程お気に入り? しかし、もう訪れることはない・・・かな?
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