旅 日 記


弘前城の桜 最後のみちのく?


鳥海ブルーライン 2012年5月7日(月)


 朝起きて露天風呂へ。少し違和感はあるが、もともと腰痛持ちである。いつもとは少しは違うかな? しかし、これなら大丈夫だろう。そこで予定通り帰ることにした。

 8時過ぎ、10日間お世話になった露天風呂水沢温泉をあとにする。今回も、いや今回ほど温泉のありがたさを実感したことは無い。あれだけの腰痛が一日、いや半日で動けるようになったのには驚いた。また、手のひらの傷も薬もつけずに温泉につけていたらほとんど治っている。最初は少し浸みたけど・・・。ばあさんも膝、腰が随分楽になったそうな。水沢温泉、二人ともなお一層好きになったようだ。また是非訪れたいものだが・・・。その日は来るのかな?


 まずは国道105号線で本荘へ向かう。大内インターチェンジからは建設中で無料開放されている高速道路を利用し、仁賀保まで。雪を被った鳥海山が美しい。そしてその鳥海山を目指して鳥海ブルーラインへ向った。

 2002年、最初の東北旅行で走る予定をしていた鳥海ブルーラインだが、予定変更で走らなかった。そのリベンジに10年もかかってしまったのか・・・。そう考えれば感慨深いものがある。

 鳥海ブルーラインは鳥海山の五合目まで登れる。雲は多いものの、時々青空も覗き、芽吹いたばかりの新緑を眺めながらのドライブ。四合目あたりからの残雪が五合目あたりでは雪の回廊となり、眼下には春霞だろうか、ぼんやりとした日本海が眺められた。

 この鳥海ブルーライン、五合目からは山形県側へ下って行く。雪の壁が徐々に低くなるにつれ、ブナ林の枯れ木の山が鮮やかな浅緑に変わってゆく。その緑がだんだんとしっかりした新緑に変わってくると満開の八重桜・・・そして見上げれば鳥海山・・・

 あれは? 真っ赤じゃん。もみじ? 木にはサクラツバキとの名札、いろいろあるんだ〜・・・。

 わ〜、きれいな桜・・・一軒のお宅の畑に一本の木からピンクの花と白い花が咲いていた。しかしどうなっているの? 草むしりをしていたその家のおじいさんに聞いてみたところ、桜ではなく枝垂れ桃だと言う。どうして一本の木から違う色の花が咲くのかはわからないそうな。いろいろあるんだね〜・・・。


 ほどなく酒田でちょうどお昼時。そこで平田牧場直営のとんや酒田店でトンカツの昼食。三元豚? 違いがわかる我々では無い。でもトンカツをお塩でいただいたのは初めてかな?

 帰りも新潟付近で泊まる予定。ならば時間もあることだし・・・と山居倉庫へ。周りを車椅子で一周、芽吹き始めた大きなケヤキの木の緑が清清しい。藤の花も咲いていた。歴史ある倉庫だが今も現役だと言い、米が保管されているそうな。

 天気も良さそうだし、これなら夕日が見られるかな? そこで寺泊のホテル飛鳥へ電話。ツインルーム、朝食付きのルームチャージで12180円。夕食はレストランがあるそうだ。

 さて寺泊へ急ごう。朝日まほろばインターチェンジから高速道路を利用し、5時過ぎに到着したが、残念ながら雲が覆い、きれいな夕日には出会えず。


 我々には一泊二食よりルームチャージの方が合っている。レストランでの食事や外食なら好みでメニューや量も選べるだろ? 今日もおいしいお刺身、そしてのど黒の塩焼き、そしてご飯。これで十分である。それに生ビールが付けば言うことはない。

 テレビのニュースを見ているとチューリップが見ごろだそうな。では明日、行ってみるか? 夜までに帰ればいいし・・・。腰の痛みは今のところ大丈夫のようだ。


Next  Back  Home