旅 日 記


鹿教湯温泉湯治旅


小諸城址懐古園 高峰高原 2012年10月26日(金)


 連日のお出かけで、ばあさん、少しお疲れかな?

 「そんなこと無いで〜。横に乗ってるだけやしな。それよりあんたはどやねん?」

 「いや、大丈夫や。ほなもう一箇所、紅葉狩りに行くか?」

 「うん、行く行く。」

 そこでまたまたお出かけすることにした。行き先は小諸。出発したのは8時半を回っていた。どんよりとした曇り空から少しだけ青空も覗いている。

 まずは懐古園へ。小諸と言えばここかな? 静かな城址公園を散歩する。登りは最初の坂だけで車椅子を押すのに支障は無い。ぼちぼち始まっている紅葉を愛でながら、ゆっくりゆっくり。

 間も無く紅葉祭りも始まるそうな。とは言え、そのモミジの木もまだまだ元気いっぱい。苔と共に緑色が鮮やかで、これはこれでなかなかの雰囲気である。水がきれいな池では大きな錦鯉。また石垣に張り付いている見事な苔もその歴史を物語っているようだ。

 藤村記念館にも立ち寄る。ばあさんには全く興味のないところなれど、小諸まで来たことだし・・・。後はそんなに広くない城址公園をの〜んびり・・・。


 さて、高峰高原を目指そう。急な坂を一気に駆け上る。小諸の市街地から約17Km、チェリーパークラインと言うそうな。

 間も無く黄葉の世界へ。回り全て黄色である。これはカラマツ? 日光の小田代が原で見たものと良く似ている。それも半端な森ではない。ここまでになると黄色の世界も見事ではないか。

 少し早いが見えてきた高峰高原ホテルでお昼にするか? 見事な景観を眺めながらの昼食、これもまた結構なもので・・・。遠くの雲が富士山や南アルプスの山々を隠しているが、それ以上に目の前に広がる景観に気分も上々。青空に雲が流れ、天気は変わり目のようだ。

 地道の林道を通り、湯の丸高原へ。ガタガタ道じゃん。ゆっくりゆっくり。池の平湿原の標識もあったが、ばあさんには無理なところかな?


 お茶でもしたい気分だが・・・ところが到着した湯の丸高原はスキー場で、そんな施設も含めてシーズンオフ。ならばもう少し行ってみるか? 確か鹿沢高原に休暇村があったはずだが・・・間も無く標識が現れた。なに? 4Km? 案外近いんだ〜・・・。

 到着した休暇村鹿沢高原でティータイム。無人のロビーでわざわざたてていただいたコーヒーをいただく。ここでものんびりほっこり。だが、ここは群馬県。少し先は長野県だが、なんだか遠いところへ来たように感じる。

 ところがここ鹿沢高原まで足を伸ばしたのが大正解。周りは見事な紅葉である。こちらは黄色だけではなく色とりどり。たまだれの滝へも立ち寄る。黄葉も良いが、やっぱりもみじ狩りは紅葉だろ?

 後はのんびりと上田から鹿教湯温泉まで。今日の夕食は旅館で弁当を頼んである。結局4泊、自炊無しで過ごした。これもまた有りかな?


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