旅 日 記

別府、湯布院、くじゅう、阿蘇

2007年5月14日〜16日

 この旅日記を書き始めてから九州へは2度訪れ、今回が3度目となる。考えれば九州も広くまだまだ行ってないところ、いや行きたいところが結構ある。これらを一度にまわろうと思えばかなりの日数を要するが、ばあさんはまだ仕事をやめる気配はなく、3泊4日が限度かな?

 そこで以前から暇に任せていろいろ下調べもし、思案をしていた。霧島から高千穂峡、阿蘇を巡る3泊4日の旅。そして耶馬渓、別府、湯布院、くじゅうを巡る3泊4日の旅。

 世の中ゴールデンウィーク真っ只中、いよいよ新緑の季節・・・九州ならこの時期がベストだろうか? ならば是非出かけたい。ばあさんも同じ思いだったようで突然、

 「明日で連休終わるやろ。ほな7日から阿蘇へ行こ。」

 7日から? しかしこちらにも予定と言うものがある。いや、暇な身分ゆえ日程の問題ではない。同じ行くなら花の時期に合わせたい。7日からでは少し早いのだ。

 見たい花、いや見せてやりたい花、それはミヤマキリシマ。霧島の高千穂河原の見ごろは20日を過ぎてから。阿蘇の仙酔峡は12日ごろ。くじゅう高原の久住山は6月に入ってからだそうだ。もっとも高千穂河原と久住山は登山の領域、ならばちょっと無理かな?

 「せめて一週間延ばさへんか? その頃やったら阿蘇の仙酔峡は咲くやろし。」

 「ほなそないしょうか。休み貰えるように頼んでみるわ。」

 ところが7日から4日間は天気のめぐり合わせが良く、

 「せやから言うたやろ。行っといたら良かったやん。」

 その仰せはごもっともなこと。しかし他の目的もあったから仕方がないだろ?

 ところが出発間際になった金曜日のこと、またまた突然、

 「阿蘇もええけど別府と湯布院へ行こ。それと黒川温泉で泊まりたい。」

 「霧島へ行って高千穂峡から阿蘇へ行くて言うてたやろが。黒川は帰りに寄れるやろけど、別府と湯布院はコースがちゃうがな。みな行くとしたら三泊では無理やで。」

 このわがまま鬼ババァ! とは思えども彼女は我が家の女王様。お言いつけには逆らえないのです、ハイ・・・。

 そこで急きょ計画の練り直し。人気の高い湯布院、黒川で泊ろうなどと無謀なことを考えるなら当日の飛込みではあまりにも心もとない? ならば予約する? しかし2万や3万などと言うご立派な旅館などに泊るつもりはサラサラない。いや、泊まれる訳もない。その上、それに輪をかけたような女王様の一言。

 「できたら口コミで評判がええとこで安いとこないか? しっかり探しいな。」

 またまた贅沢なご要望ではあるが、これは万人が望むところかな?

 後はお天気とにらめっこ。当初14日は悪天候だったのが、天気予報が良いほうへ変わってきた。14日、15日は何とか晴れそうだ。これならなんとかなるかな?

別府〜湯布院
湯布院〜黒川温泉
仙酔峡&阿蘇

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