旅 日 記


北九州の旅


ハウステンボス 雲仙温泉 2006年3月7日(火)


 かなり濃い霧の朝である。どうやら天気は良くなりそうだ。こじんまりとした中庭には紅梅と白梅がひっそりと咲き、しっとりと落ち着いた雰囲気がこの宿にはお似合いかな?

 朝湯を浴び、7時過ぎに大正屋さんで朝食。こちらの食事どころもなかなかの雰囲気で、また親切で可愛いお嬢さんが隣の宿泊客を分け隔てなく接待してくれる。

 茶粥をいただいた。奈良の茶粥も名物の一つだが、こちらは緑茶を使っておられ、なんだか高級そう? また名物の温泉湯豆腐もおいしい。

 駐車場で雨と夜露にぬれた車を拭いている間、お見送りの仲居さんが立ち去ろうとしない。これでは落ち着いて拭くことなどできないじゃん。たまらず、もう結構ですから・・・と丁重にお断り。


 霧もようやく晴れ上がり天気も上々、気分も爽やかにハウステンボスへ、40分ほどで到着した。広い駐車場、どこに停めれば近い? まあ、どこでもいいっか・・・。

 この広いハウステンボスを一日、それも5〜6時間で回ろうと言うのだからそれなりに下調べをした。もっとも我々がこんなテーマパークに来ることなど滅多に無い。だが今日の第一の目的は4日から始まっているチューリップ祭り。だからあまり関係なかったかな?

 入場券も一日パスポート(4800円)では無く、入場券のみ(3200円)にした。ホテル、旅館などに割引券つきのパンフレットがあり、また今回はETCカードの提示で一割引といろんな割引券が付いているが、これもあまり関係ないかな? いやそれがどこの割引き券かわからなっただけ?

 入場するとまずバグパイプの演奏でお出迎え。そのほかいろいろイベントもあるようだが、我々にはそれらを見る時間の余裕はない。

 目の前には見事に咲きそろっている色とりどりのチューリップ、そしてその向こうには優雅に風車が回っている。

 運河を船が行き交い、また赤レンガの建物やホテルなど、まさにオランダらしい雰囲気。いや、これは行ったことが無い者が言うべき言葉ではないかな?

 いろいろある施設の中、一つ位は見ておこうとホライゾンアドベンチャーへ。入場料600円。物語自体は幼稚だが、大量の水を使った演出には驚かされた。ショーとしてはなかなかのもので、これなら合格点かな?

 次はドムトールン(400円)、園内で一番高い建物で地上80mまでエレベーターが運んでくれる。園内と大村湾を望む絶好の展望台だが、あまりにも天気が良く、その上暖かいとなれば少し靄がかかって見通しが悪くなるのは仕方が無い?

 早くも11時前。結構歩いて少し疲れた。そこでホテルヨーロッパへ。このホテルはスタンダードツインでルームチャージが34650円だそうな。朝食バイキングが済んだところらしく、お片づけ中。ばあさん、そのお値段(2940円)を見て卒倒寸前?

 そのおかげでバーラウンジへ通していただき、ケーキセット(1260円)でティータイム。豪華なソファーになんだか居心地が悪い? なにぶん不慣れな二人だし、それより似合わないだろ? だがさすがに出てきたケーキには満足げなばあさんであったが・・・。

 そしてパレスハウステンボス(300円)へ。オランダ王室の宮殿を再現したそうな。それよりその前庭にはチューリップが咲き競い、中庭にはヨーロッパ風の庭園があり、結構な雰囲気である。

 あとはブラブラと散歩気分で引き返し、ピノキオと言うお店でピザとスパゲッティーの昼食、そしてばあさん恒例のショップを巡り、駐車場到着が2時30分。あ〜、疲れた〜。


 諫早インターチェンジから一路雲仙温泉へ向かい4時30分に到着。さてどこで泊まる? ちょっとお疲れモードに付き、雲仙地獄に一番近いところにしようと九州ホテルへチェックイン。二食付き15900円。

 まずは地獄めぐり。ここも修学旅行で来ているし・・・そんなに珍しいものでもないし・・・と、そこそこで切り上げた。ところが部屋からもよく見えているじゃん。

 九州ホテルはかなり古い建物で食事もまあまあと言うところかな? 温泉もサラッとしたお湯で、地獄のような硫黄の匂いも無い。まあ、昨夜泊まった宿があまりにも良すぎましたから・・・。


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