旅 日 記
水沢温泉 避暑&湯治旅
種差海岸から奥入瀬、十和田湖へ 2009年8月18日(火)
昨日、17日は隣のおばあさんを案内して角館へ。春にお世話になった女の車夫さんの人力車で二人が案内してもらっている間に私はシックな喫茶店で優雅にコーヒーブレイク。
マスターに桜や紅葉、そして9月に行われる祭りのことなど、いろいろ教えていただいた。随分勇壮な祭りだそうな。
「是非今度は9月に来てください。」
もう少し近かったらね〜。
「・・・、・・・。」
そして昼食には比内地鶏の親子丼。なに? デザートに醤油味のソフトクリーム? どんな味か食べてみたい? ガイドブックに載っている? おいおい・・・。そこで国道46号線を少しばかり秋田方面へ走り、安藤醸造元北浦本館まで。でも20Km近くあるじゃん。ソフトクリーム一つのためにわざわざ? まあ、いいっか。ソフトクリームを舐めている満足げな我が家のばあさんの顔・・・。これはいつものことだが、隣のおばあさん、あきれ顔・・・。
そして昨夜・・・なに? 大きな海を見たい? 十和田湖でアップルパイが食べたい?
明日は天気があまり良くなさそうだが、もうそんなに日にちもないことだし・・・。ならば出かけるか? 隣のおばあさん、
「そんな長いこと車にはよう乗らん。二人で行っといで。」
7時過ぎ出発。軽米インターチェンまで高速道路を利用、国道395号線で久慈へ出て海沿いの道を北上、種差海岸に差しかかる。青空は見られないものの見透しもほどほどにあり、大きな波が打ち寄せるダイナミックな海を眺めながらのドライブである。
葦毛崎展望台はなにか要塞のような雰囲気である。それほど風が強いのだろうか。その風にあおられて岩に砕け散る白波は迫力満点だが、近くには可憐な草花が咲き、遠くを見れば大きな太平洋を悠然と大きな船が行きかっている。これがみちのくの海なのだろう。
なに? 海水浴場? その先に見えているのは蕪島神社だそうな。この周辺にも海水浴場は何か所かあるそうだが、全て16日で今シーズンは終了したそうな。少し早いような気もするが、当然と言えば当然かな?
蕪島にはたくさんのウミネコ。繁殖地として国の天然記念物に指定されているそうな。南の島へ飛び立つ時期だと言うから、残っている最後のグループだろうか。
昼食は陸奥湊の古くて小汚い小さな大洋食堂へ。先日食べたところなので今日はいらないと言っていた雲丹だが、おいしいからと言って勧められたばあさん、
「これはうまいわ。」
そんなに好物ではない私も一口食べたが、
「う〜ん、これならいける!」
私は今回もお刺身を注文、おいしいホタテやサンマ、アジに大満足。勧められて始めて食べたイチゴ煮だが、なんだか複雑な味? アワビはともかく、やはり私は雲丹は苦手と言うこと・・・かな?
あとは一路十和田湖へ。奥入瀬渓流は阿修羅の流れに車を停めただけで通過。これは奈良ナンバーの車がすることではない? ただの観光客ではないと言うことか?
十和田湖ではまたまた瞰湖台へ寄って見た。だが今にも雨が落ちてきそうな曇り空で今回もなんとも冴えない眺めである。ここは何回目? 相性が良くないのかな?
しかし道中、まだまだ新緑のような緑の中のドライブに満足げなばあさん。ならばここまで来た甲斐があったと言うものだろう。
いや、それより一番の目的があるじゃん。湖畔の喫茶店、マリンブルーで待望のアップルパイである。
「このパイ、前よりおいしなってへん?」
オーナーのお嬢さんが日々研鑽され、よりおいしいもの作りに挑戦されているそうな。
やがて発荷峠。前回も思ったが、また訪れる日が来るのだろうか? いや、今度こそ最後の十和田湖訪問かも知れない。
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