旅 日 記


旭川&釧路 ロングステイ


然別湖 2009年9月30日(水)


 今日は然別湖までのドライブである。ネット検索では紅葉の見ごろは10月3日くらいらしいが、層雲峡の見ごろとか、お天気のことも考えなければならず、なかなか悩ましい。そこで急きょ好天の今日、行くことにした。

 ところが我が家の欲張りばあさん、

 「ナイタイ高原牧場のソフトクリームが食べたいねん。牛乳も飲みたいし・・・。また帯広でも買いたいもんがあんねん。豚丼も食べたいしな。ついでに話のネタに花畑牧場へも行こ。」

 おいおい、すごいことおっしゃいますね〜。ならば早く出なければ・・・と5時過ぎに出発した。


 国道237号線は今回だけでも大雪湖の臨時駐車場までは3度走っている。その先も含めて白樺並木が続く快適な道で、黄葉も通るたびに色付きを増している。そう言えば5年前は新緑が見事だったっけ。三国峠ではルピナスも咲いていたし・・・。

 三国峠の手前のトンネル付近では早くも大きな三脚を立てた数人のカメラマン。白樺を中心とした黄葉はそれなりの美しさだが、先日から私はあまりにも素晴らしい紅葉に出会っているし・・・。

 トンネルをぬけると三国峠。でも、まあ、こんなものかな? 白樺の林が広がり、見下ろせばはるか下にこれから走る道路が確認できる。

 7時50分、糠平湖に到着。木々を写す鏡のような湖で釣りをしている人がいる。静か〜。だが紅葉にはまだ早いようだ。小休止のあと、一路然別湖へ急ぐ。

 8時半に到着した然別湖は観光客も少なく、とても静かな雰囲気である。8時50分発の観光船に乗り、湖上遊覧と紅葉見物。乗客は全部で7人だけ。だが、紅葉はこんなものかな? ネット情報の3日でもこれではあまり変わらない?

 優雅にカヌーを楽しんでいる人がいる。水の色はあくまで青く、またその青に映り込む色付いた木々。それらが青い水を複雑な色に変身させている。

 下船後すぐに出発した。何分今日は予定がびっしり。のんびりしている暇はない。

 扇が原展望台の周辺は見事な白樺の林が、また下界には士幌の町並み、いや田園風景が広がっていた。然別湖は結構標高が高いんだ・・・。

 なに? 810m? 北海道では一番高いところにある湖だそうな。なるほど、納得・・・。

 ナイタイ高原牧場まではやはり遠い。前回も走っているからある程度はわかっていたが、到着したのは11時を回っていた。北海道一番というから、さすがに広い。しかし、早くも冬支度? 牧場には牛の姿はなく、ふもとの牛舎に集められていた。

 早速ばあさんはソフトクリーム、そしておいしい牛乳。また前回買ったのがおいしかったらしく、同じバター飴を4個も購入。お土産ではないの? そんなのもったいない? おいおい・・・。


 さて、帯広の豚丼だが、時間が押してお店を探すのも面倒だ。どうせ花畑牧場へ行くのなら田中義剛オーナーが宣伝していた豚丼にしない? 帯広での買い物も帰りに寄ればいいだろ?

 しかし、持っている地図は前回も使ったかなり古いもの。なに? 帯広広尾自動車道? そんなの載ってないじゃん。右折すれば帯広広尾自動車道経由川西町らしいが・・・どこよそれ。迷うよりはいいだろうと直進して国道236号線で中札内方面へ向かうことにした。

 結構車が多い。またこの帯広でも条と丁で区画されているようで、どこまであるのか数えてみた。31丁、32丁、33丁、34丁・・・。まだあるの?

 中札内まで、そしてそこから牧場までのなんと遠いこと、遠いこと。到着したのは2時を回っていた。ふぅ〜、腹減った〜。

 ところで花畑牧場ですが・・・。

 義剛さんよ〜、儲かっているのだから駐車場の舗装くらいしなさいよ。砂利道で埃がもうもうと立ち上る。また身障者用の駐車場も見当たらない。さすがに車も多く、そんな中を結構歩かされる始末。ばあさん、大丈夫だったかな〜。

 なに? 豚丼が1420円? 帯広では普通800円くらいだろ? ホエー豚? なによそれ〜。おいしかった? もっとも帯広の豚丼の味は知りませんから・・・。その上何分お腹もすいていたものですから・・・。

 ばあさんは結構賑わっていた売店でソフトクリームと生キャラメル、そしてプリンをお買い求め。だが他には見るべきものは何もない? まあ、一度行ったらもういいかな? いや、ここまでわざわざ2度3度訪れる人もいる? それにしてもテレビの力って、すごいね〜。


 帰り道、中札内から帯広広尾自動車道、帯広方面が通行無料との標識。道東自動車道まで繋がっているそうな。しかしばあさんが帯広市内でお買い物があると言うから、せっかく自動車道を走ったのに途中でおりなければならない。なに? 川西インターチェンジから帯広市内へ? と言うことは・・・来るときに帯広で標識通りに走っていれば一本道? なんじゃ〜そりゃ〜。

 ばあさんのお買い物、それは柳月のバームクーヘンだそうな。バームクーヘンなんて、どこで買っても同じだろ? バームクーヘンはバームクーヘンじゃん。


 そんなこんなで、国道38号線の狩勝峠を越え、富良野経由で旭川へ。帰り着いたのは7時30分になっていた。あ〜、疲れた〜。

 ところで今回、いろいろある各峠の紅葉も楽しみの一つであった。今朝方通った三国峠はまずまずだったが、先日の石北峠は今一つ。さて、夕暮れ前に通過した狩勝峠だが・・・ここの紅葉もそれほどたいしたことはない? いや、まだ早い? さて・・・?


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