旅 日 記


旭川&釧路 ロングステイ


襟裳岬 2009年10月7日(水)


 今日は襟裳岬を目指してのロングドライブである。天気も上々、6時過ぎに飛び出した。国道38号線をひたすら西へ向かい、浦幌町から国道336号線へ、やがて海岸線へ出ると広尾町。

 ほどなくフンベの滝。こんな道路際にあるんだ〜・・・。

 時間はちょうど9時、ここまで大方3時間もかかっている。あとは海沿いの快適なドライブ・・・のはずが、各所で工事中。また新しいトンネルの大工事などと、これでは穏やかなドライブなどできないではないか。

 この先えりも町までを黄金道路というそうな。それだけ美しい? いや、それだけお金がかかっていると言うこと。山と海が近く、断崖も多いところに道を作ろうと思えば、それもいたしかたないことだろうか。

 ところどころでは沖を行く船やウミネコの遊ぶ海岸、昆布を取っている漁師さん・・・などなど、大きな海を眺めながらのドライブには違いない? しかし工事もさることながら、青い空と青い海を期待していたのでちょっと肩透かし?

 10時20分、襟裳岬に到着。風の強いところらしいが、微風快晴・・・これは少し言い過ぎかな? だが全く寒さなど感じない。足の悪いばあさんだが、緩やかな坂道をゆっくりゆっくり登って行く。

 少し遠慮気味に青い海が輝き大きな丸い地球を感じさせてくれるはるか沖合いの水平線・・・連なる岩に打ち寄せる波しぶき・・・ばあさんの満足そうな顔・・・。ここまで来て良かった〜。

 遊歩道が見えているが、岬まで行けるのかな? だがアップダウンもあり距離もある。ばあさんには無理なところのようだ。

なに? 地図が逆さまじゃん。そうか、襟裳岬は宗谷岬より上と言うことか?

 せっかくの襟裳岬、やはり風の館にも寄るか? ところがエントランスが長すぎて、ここまで少し歩きすぎたばあさん、途中でギブアップ。そこで一人で向かったのだが・・・。

 入ってみると観光客など誰もいない。数人の職員が手持ち無沙汰にしている。あれだけ観光バスも到着していたのに? 望遠鏡で沖合いの岩の上にいるアザラシを探しただけでおしまい。まあ、展示品や解説版などには全く興味のない私ですから・・・。

 どうやらこれは風の強い日とか冬の寒い日とか、上から眺めることが出来ない日のためのもの? そう言えば今日は絶好の観光日和。入っても入館料500円が無駄ですよ〜・・・とバスガイドさんのアドバイスでお客さんが入らないのか?


 少し早いが昼食にしよう。食堂では襟裳岬の歌が流れていた。それも2曲、変りばんこで。そうだ、森進一だけではなく、島倉千代子も歌っていたっけ。

 ♪襟裳の春〜は〜なにも無い春です〜。
 ♪風はひゅるひゅる、波はざんぶりこ〜。

 今日はそんな雰囲気ではないよ〜・・・。


 帰り道、西側の道を門別まで走ってみたいが、それではあまりにも距離がありすぎる。そこで浦河町から山越えをすることにした。この道も馬を放牧している牧場が続き、とてものどかな雰囲気である。天馬街道と言うそうな。

 野塚トンネルを越え、やがて広尾町。なに? 中川一郎記念館? こんなところが地盤なんだ〜。大樹町で国道336号線と合流。ようやく今朝方走った道へ出たが、釧路はまだまだ遠い。


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