旅 日 記


旭川&釧路 ロングステイ


自然の中のタンチョウ 2009年10月11日(日)


 さて、いよいよ阿寒湖の紅葉狩りである。だが先日の台風の影響がありやなしや、大いに気がかりである。

 風はあるが、釧路の空は晴れている。だが天気予報では釧路は晴れたり曇ったり、北見は曇り、そしてその北、紋別、稚内は曇りと雨マークがついていた。もしやこれは冬型の気圧配置? 阿寒湖はどこに属する? 悩ましいことこの上ないが、ダメもとで出かけよう。


 国道240号線、まりも国道に入ってすぐ、

 「今のタンチョウとちゃう?」

 一羽の鳥が畑の中に見えているがよくわからない。ところがしばらく走ると・・・おいおい、たくさんいるじゃん。

 先日聞いた通り丹頂鶴自然公園から飛んできたのかな? それともねぐらがこの辺りにあるの? やはり鳥は檻の中より自然の中にいなくっちゃ〜。たとえ小さくしか見えなくてもそのほうが似合っている。わ〜、あれは幼鳥ではないか。親子仲良くお散歩中・・・。

 そうそう、あとで聞いた話だけど、本当はタンチョウでタンチョウヅルとは言わないそうな。でも釧路市丹頂鶴自然公園と言っているが・・・。まあ、どちらでもいいのかな?

 阿寒湖が近くなるとフロントガラスに雨がかかりだした。そして、虹も・・・。

 それからはいよいよ本降りになり、到着した阿寒湖では大荒れの天気で車から降りることもできない。これではどうしようもない。仕方がない、引き返すことにしよう。

 しかし、いかにダメ元で出かけたとは言え、これでは・・・。そこで国道241号線で摩周方面へ、弟子屈からは道道53号線で標茶へ回り鶴居村から釧路まで・・・これはもうやけくそドライブである。

 ところが標茶付近では雨もあがり、鶴居村では青空も見えてきた。なんじゃ〜、この天気は・・・。

 そうそう、道道53号線でも結構タンチョウが見られた。こんなにあちらこちらで見られるのなら、何もお金を払ってまで見に行く必要はないだろうか。なに? そんな問題ではない? 餌代もかかる? う〜ん・・・。


 夕方のこと。釧路の空は相変わらず晴れていた。ここ釧路は日本三大夕日の町だそうな。なに? 世界三大夕日? まあ、夕日はどこで見ても美しいけれど・・・。その人の感性や好みもあるだろうし・・・。

 その釧路の夕日は幣舞橋からのものらしい。近くに滞在しているのにそれを逃す手はないだろ? そこでばあさんが夕食の準備中、カメラを片手に出かけてみた。

 かなりの数のカメラマンがスタンバイ。やはり橋の上のブロンズ像と夕日が狙い目なのかな?

 建物や岸壁に係留されている船が茜色に染まりだし、釧路の海に真っ直ぐのびる光の道・・・。やがて少し多めの雲の中へ沈んでいった。

 その途端・・・おお寒ぶ〜。ブルブルブルブル・・・まるで冬本番?


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