旅 日 記
旭川&釧路 ロングステイ
銀泉台&層雲峡黒岳 2009年9月17日(木)
好天との天気予報に誘われて、日本一早い紅葉第二弾、いざ銀泉台へ。4時半に出発した。
旭岳と共に銀泉台、大雪高原、そして層雲峡のもみじ狩りが今回最大の目的であり、滞在先を旭川にした理由でもある。
銀泉台は11日からマイカーを通行止めにし、大雪湖畔の臨時駐車場からシャトルバスが運行されている。6時始発のバスは満席の乗客と座れずに立っている4〜5人を乗せて約30分間、ほとんど地道の悪路をガタガタと登って行く。
到着すると見事な雲海が広がっていた。そして見上げると赤く色付いた山。風もなく、寒さはほとんど感じない。
ワイド写真
ここでもばあさんを待たせて登りはじめる。第一花園までたった30分ほど登るつもりだが、それでも登山届けが必要だそうな。
20分ほど登ると突然視界が開けた。なんだ?この紅葉は・・・。写真で見ていた真っ赤な山が目の前にある。栗駒山もすごかったが、また違った趣の紅葉に度肝を抜かれてしまった。
後はそんな光景を楽しみながら登って行く。赤岳まで登山されるお方は、もう少し登ればいいですよ〜と言って下さったが、待っているばあさんのことを考えるとこのあたりが限界だろうと、第一花園を見下ろせるところで引き返す。
ばあさんにもこんな紅葉を見せてやりたいが、これだけ険しい登山道ではどうにもならない。登ってくる人は思ったほど多くなく、急いで下り、8時半のバスに乗車。ばあさんは全く寒くなくて良かったと言ってくれたが、少しは楽しめただろうか?
旅のアルバム 銀仙台
大雪高原の交通規制は19日かららしい。と言うことは今日は通れる。そこで下見を兼ねて登ってみた。こちらも地道を約10km。到着した大雪高原は高原山荘を中心とした静かなところ。玄関前の足湯で一人のご婦人が温まっていた。ただ日帰り温泉は10時からだそうな。
一周6Km、約3時間の沼巡りコースがあり、観光バスや自家用車がたくさん停まっている。しかし紅葉の見ごろにはまだ早く、私は連休明けに訪れる予定。ここは温泉もあるし、ばあさんもゆっくり出来るだろうと思っていたが、雰囲気がわかったばあさん、
「マンションで留守番してるさかい、一人でゆっくり歩いて来ぃ。」
その方が私も気を使わなくて済むけれど・・・。
層雲峡まで帰ってきたが時間はまだ10時30分。ならば黒岳へ行くか? ここも前回は天気が悪く、ロープウェイには乗らなかった。今日も朝はあれだけ良い天気だったのに雲がかかってきた。しかし見通しはあまり悪くなさそうだし、登ってみるか?
ロープウェイの終点、5合目から緩やかな坂道を200mほど歩き、今度はリフトから綿毛のチングルマと草紅葉などを楽しみながら7合目まで登る。上空の雲はいよいよ厚くなってきた。だが目の前の見事に紅葉した木々を隠すほどのこともなく、うっとりと眺めながらの優雅な空中散歩である。
旭岳、銀泉台とは一味違った紅葉が目の前にある。山全体の紅葉ではなく、一本一本の木が美しく色付いているのを眺めるのもまた良いではないか。
終点の7合目から黒岳までは2時間ほどで登れるそうだが、この天候では・・・。いや、それより銀泉台を歩いた後では最早その体力は残っていない?
突然
「わ〜かわいい!」
とばあさんの声。一匹のシマリスが現れ、走り回っている。このあたりに住みついているらしく、人を怖がる様子もない。しばらく目を細めて眺めているばあさん。これだけでも登ってきた甲斐があろうと言うものだろう。
層雲峡の紅葉はまだまだ先のようだ。昼食の後、2時過ぎ旭川着。
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